NetBackup 用 Veritas Access ソリューションガイド
- NetBackup と Veritas Access の統合
- システム要件
- Veritas Access を使用した Veritas Data Deduplication の設定
- 既存のストレージから Veritas Data Deduplication ストレージへの NetBackup イメージの移行
- OpenDedup と NetBackup による S3 経由での Veritas Access のバックアップの設定
- NetBackup CloudCatalyst によるクラウドストレージサーバーとしての Veritas Access の設定
- NetBackup ポリシーを使用したバックアップと復元の設定
- NetBackup クライアントを使用する Veritas Access の構成
- トラブルシューティング
Veritas Data Deduplication ストレージサーバーを使用したドメイン間でのグローバルな重複排除の設定
Veritas Access は、Veritas Data Deduplication を使用して複数の論理ストレージユニット (LSU) の構成をサポートします。グローバル重複排除機能を使用して、複数の NetBackup ドメインが Veritas Access の Veritas Data Deduplication ストレージサーバーにアクセスできます。デフォルトでは、Veritas Data Deduplication ストレージサーバーに対し、NetBackup ドメインが 1 つだけ事前構成されています。複数のドメインを構成するには、各ドメインに新しいユーザーを作成する必要があります。異なる NetBackup ドメインには、異なる Veritas Data Deduplication ユーザーが必要です。特定のユーザーは、ユーザーが追加されているドメインからのみデータにアクセスできます。
重複排除ストレージサーバーに新しいユーザーを追加するには、次を入力します。
dedupe> adduser username
username は、2 番目のドメインユーザーのユーザー名です。
コマンドは、Veritas Access クラスタで実行する必要があります。
Veritas Access のストレージサーバーに新しいユーザー名を追加した後で、新しいユーザーのクレデンシャルを使用して、新しいドメインの NetBackup に STU を追加できます。新しいドメインから取得したバックアップは、新しいユーザーにのみ表示されます。NetBackup ドメインは、ユーザーのカタログとデータにアクセスできます。自動イメージレプリケーションを構成してストレージターゲットを追加する場合は、ターゲットの NetBackup ドメインで使用される Veritas Data Deduplication のユーザー名を使用します。
重複排除ストレージサーバーのユーザー一覧を表示するには、次を入力します。
dedupe> listuser
コマンドは、Veritas Access クラスタで実行する必要があります。
メモ:
ストレージサーバーの詳細を指定する際は、最初のドメインについて[Add Storage Server]フォームで設定した、Veritas Data Deduplication ホストの IP アドレスを使用する必要があります。