Veritas™ 5250 Appliance ハードウェア取り付けガイド
- ハードウェアの概要
- 事前インストールの要件
- インストールの手順
- 付録 A. ストレージシェルフが接続されていない稼働中のアプライアンスに 1 つ以上のストレージシェルフを追加する
- 付録 B. 少なくとも 1 台のストレージシェルフが接続されている稼働中のアプライアンスにストレージシェルフを追加する
- 付録 C. 新しい NetBackup 拡張ストレージシェルフのディスク容量の構成
- 付録 D. 新しい Flex 拡張ストレージシェルフのディスク容量の構成
拡張ストレージキットコンポーネントの取り付け
このセクションでは、拡張ストレージキットのコンポーネントをアプライアンスに取り付ける手順について説明します。
拡張ストレージキットには、8 つの 32 Gb デュアルインラインメモリモジュール (DIMM) が含まれています。
注意:
アプライアンス筐体内部のすべてのタスクは、必ずベリタスのサービス担当者が行います。
DIMM を交換するには
- 接地された ESD 対応のリストストラップを着用するか、他の ESD 防護手段を取ります。
メモ:
人体から出る静電気で基板上の静電気に弱い部品が損傷する可能性があります。装置の設置やメンテナンスを行うときは、怪我やデバイスの損傷を防ぐために、適切な静電気安全注意事項を遵守してください。
- 次のように、DIMM スロットを覆っているエアダクトを取り外します。
- メインボードの CPU の隣にある DIMM スロットを見つけます。
アプライアンスのメインボードの DIMM は CPU の近くにあります。各 DIMM スロットの基板には、2 桁の英数字から成るシルクスクリーンの識別子が記載されています。この数字は、DIMM がサポートしているチャネルとスロットを示します。スロット識別子には A1、A2、B1、B2、C1、C2 などの形式があります。この場合、文字はチャネルを、数字はスロットを示します。識別子は、メインボード上のソケットの近くにあります。
次の図は、アプライアンスの前面から見た DIMM ソケットの構成を示します。ファンが DIMM 間およびアプライアンスの前面にあります。
次の表は、DIMM の構成を示します。
- 取り外す DIMM チップを見つけます。
- ソケットの各端にある保持クリップを開きます。
- DIMM の端を持ち、ソケットから持ち上げます。
注意:
必ず DIMM の端の部分を持ちます。DIMM の表面と裏面には触れないでください。
- DIMM を ESD 保護バッグに入れます。
注意:
ESD 保護バッグに複数の DIMM を入れる必要がある場合は、エッジコネクタが接触しないようにします。
- 他の 8 GB DIMM を取り外すには、これらの手順を繰り返します。
次のように、交換用の DIMM を取り付けます。
DIMM を取り付けるソケットの保持クリップが開いていることを確認します。
以下の図のように、DIMM のコネクタ端部にある切り欠きを見つけます。
DIMM ソケットのキーを見つけて、カードの下端にあるノッチとソケットのキーの位置が合うように、ソケット上で DIMM の向きを確認します。
注意:
必ず DIMM の端の部分を持ちます。DIMM チップの表面と裏面には触れないでください。DIMM チップの表面と裏面には触れないでください。
ソケット両端のポストの溝に DIMM メモリモジュールの端部を合わせます。
DIMM メモリモジュールをソケットの溝に挿入し、保持クリップが所定の位置にカチッと固定されるまで均等にしっかりと押し込みます。メモリモジュールがしっかりとはまっていることを確かめます。
- 交換する必要がある DIMM ごとに手順を繰り返します。次の表に示すとおり、CPU1 (E1、D1、A1、B1)、CPU2 (E1、D1、A1、B1) のスロットに 32 GB DIMM を取り付ける必要があります。次の表は、DIMM の構成を示します。
- 各 DIMM の位置を確認して、スロットに正しく装着されていることを確認してください。