NetBackup™ Web UI クラウド管理者ガイド
- NetBackup Web ユーザーインターフェースの概要
- NetBackup の監視
- クラウド資産の管理と保護
- クラウド資産のリカバリ
- 個別リストアの実行
- クラウド資産の保護とリカバリのトラブルシューティング
CloudPoint サーバーの資産の検出
CloudPoint サーバーを使用してクラウドプロバイダを構成すると、自動検出がトリガされ、クラウドから資産が検出されます。定期検出で、NetBackup は 2 時間ごとに CloudPoint から資産データを、CloudPoint は 1 時間ごとにクラウドプロバイダ構成から資産データを取得します。CloudPoint サーバーを無効にすると、そのサーバーに関連付けられているすべての資産は保護されなくなり、NetBackup と同期しなくなります。
必要に応じて、個々のクラウドプロバイダ構成の[検出 (Discover)]オプションを使用してクラウド資産の検出を手動でトリガしたり、CloudPoint サーバーで検出をトリガして、CloudPoint サーバーで利用可能な資産データをフェッチしたりもできます。
バージョン 9.0 以降、最初の完全検出後に、NetBackup は構成済みの CloudPoint サーバーに対して資産の増分検出を定期的に実行し、前回の検出と今回の検出の間に発生した資産の追加、削除、修正などの変更のみを検出します。
メモ:
正確に増分を検出し、検出の問題を回避するため、NetBackup プライマリサーバーと CloudPoint サーバー上で、これらのサーバーが配置されているタイムゾーンに従って時刻が正しく設定されていることを確認します。
次の手順では、CloudPoint サーバーレベルで検出を実行する方法について説明します。これは実際にクラウドから資産を検出するのではなく、CloudPoint サーバーからの特定時点のデータをフェッチするだけです。
CloudPoint サーバーの資産を検出するには
- 左側の[クラウド (Cloud)]をクリックします。
- [CloudPoint サーバー (CloudPoint server)]タブをクリックします。
- CloudPoint サーバーの横のメニューで[検出 (Discover)]をクリックします。
次の手順では、構成レベルで検出を実行する方法について説明します。これは資産の詳細検出をトリガし、クラウド内の資産の追加、変更、削除を検出した資産の特定時点の状態をフェッチします。
クラウドプロバイダ構成の資産を検出するには
- 左側の[クラウド (Cloud)]をクリックします。
- [CloudPoint サーバー (CloudPoint server)]タブをクリックします。
- クラウドプロバイダを表示する CloudPoint サーバーの IP またはホスト名をクリックします。
- 構成を表示するプロバイダのタブをクリックします。
- 構成名の横にあるメニューで[検出 (Discover)]をクリックします。
メモ:
クラウドプロバイダ構成における検出が 30 分を超えると、最初の検出操作がタイムアウトします。ただし、後続の操作が続行され、NetBackup 資産は CloudPoint サーバーの資産と同期されます。
このオプションは、NetBackup がクラウド資産を検出して NetBackup に表示するために、CloudPoint サーバーをスキャンする頻度を制御します。
表: CLOUD_AUTODISCOVERY_INTERVAL 情報
使用方法 |
説明 |
---|---|
使用する場所 |
NetBackup マスターサーバー上。 |
使用方法 |
オプションを表示、追加、変更するには、nbgetconfig コマンドと nbsetconfig コマンドを使用します。 メモ: これらのコマンドでは、NetBackup マスターサーバーの管理者権限が必要です。詳しくは、NetBackup 管理者にお問い合わせください。 デフォルトは 2 時間です。最小値は 2 時間で、最大値は 1 年です。 次の形式を使用します。 CLOUD_AUTODISCOVERY_INTERVAL = 秒数 例: CLOUD_AUTODISCOVERY_INTERVAL = 100000 このエントリは、設定ファイルで一度のみ表示されます。 メモ: このオプションを変更した後、NetBackup サービスを停止して再起動します。 |