Veritas™ 5250 Appliance ハードウェア取り付けガイド
- ハードウェアの概要
- 事前インストールの要件
- インストールの手順
- 付録 A. ストレージシェルフが接続されていない稼働中のアプライアンスに 1 つ以上のストレージシェルフを追加する
- 付録 B. 少なくとも 1 台のストレージシェルフが接続されている稼働中のアプライアンスにストレージシェルフを追加する
- 付録 C. 新しい NetBackup 拡張ストレージシェルフのディスク容量の構成
- 付録 D. 新しい Flex 拡張ストレージシェルフのディスク容量の構成
IPMI 構成について
インテリジェントプラットフォーム管理インターフェース (IPMI) は、ホストシステムの CPU、ファームウェア、オペレーティングシステムとは関係なく管理、監視機能を提供します。アプライアンス用の IPMI サブシステムを構成できます。IPMI サブシステムに接続するために、アプライアンスの背面パネルのリモート管理ポートを使用することができます。
次の図は、5250 アプライアンスの背面パネルのリモート管理ポート (または IPMI ポート) を示します。
IPMI は、予想外の停電によって接続済みのシステムが終了する場合に役立ちます。電源のリストア後にアプライアンスにアクセスできない場合、ラップトップまたはデスクトップコンピュータを使ってリモートでアプライアンスにアクセスすることができます。この場合、オペレーティングシステムやログインシェルではなくハードウェアへのネットワーク接続が使われます。これによって、電源が切断されたり、応答しなくなったり、オペレーティングシステムが存在しない場合であってもアプライアンスを制御、監視できます。
次の図に、IPMI がどのように働くかを示します。
次に、IPMI の主な用途の一部を示します。
電源が切断されたまたは応答しないアプライアンスを管理します。IPMI を使うと、リモートからアプライアンスの電源オン、オフ、または再起動を実行することができます。
アウトオブバンド管理を提供し、支店、リモートのデータセンターなど、アプライアンスへのローカルの物理アクセスが不可能または望ましくない状況を管理します。
通常のネットワークインターフェースが使用できない場合は、IPMI を使用してリモートで NetBackup Appliance シェルメニューにアクセスします。
メモ:
IPMI インターフェースを使って NetBackup Appliance シェルメニューにのみアクセス可能です。IPMI インターフェースを使って NetBackup Appliance Web コンソールにアクセスすることはできません。
ISO リダイレクトを使って IPMI インターフェースからアプライアンスを再イメージングします。
アプライアンスのハードウェア健全性をリモートから監視します。
キーボード、モニター、マウス (KVM) ソリューションなど煩雑なケーブル配線やハードウェアを避けてアプライアンスにアクセスします。