Veritas™ 5250 Appliance ハードウェア取り付けガイド

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Product(s): Appliances (Version Not Specified)
Platform: Veritas 5250
  1. ハードウェアの概要
    1.  
      アプライアンスとストレージシェルフについて
    2.  
      アプライアンスのディスクドライブ
    3. 5250 Appliance コントロールパネルについて
      1.  
        システム状態 LED の状態について
      2.  
        電源ボタンの LED の状態について
    4.  
      アプライアンス背面パネル
    5.  
      ストレージシェルフディスクドライブ
    6.  
      ストレージシェルフのコントロールパネル
    7.  
      ストレージシェルフの背面パネル
    8.  
      ケーブル
    9.  
      IPMI 構成について
    10.  
      製品のマニュアル
  2. 事前インストールの要件
    1.  
      お客様が用意する環境と必需品
    2.  
      アプライアンスの出荷コンテナの内容
    3.  
      ストレージシェルフの出荷コンテナの内容
    4.  
      ラック設置のベストプラクティス
    5.  
      ラックの位置の決定
    6.  
      ストレージシェルフラックの必要条件
    7.  
      熱放散
    8.  
      SAS-3 ケーブルの長さの確認
    9.  
      IPMI 構成の前提条件
  3. インストールの手順
    1.  
      ストレージシェルフラックレールの取り付け
    2.  
      ラックへのストレージシェルフの取り付け
    3.  
      ストレージシェルフのベゼルの取り付け
    4.  
      アプライアンスのラックレールの取り付け
    5.  
      アプライアンスのラックへの取り付け
    6.  
      アプライアンスとストレージシェルフの接続の説明
    7.  
      1 台のストレージシェルフへのアプライアンスの接続
    8.  
      複数のストレージシェルフへのアプライアンスの接続
    9.  
      ネットワークケーブルの接続
    10.  
      電源コードの接続
    11.  
      ハードウェアをオンにして動作を検証する
    12.  
      NetBackup Appliance シェルメニューでの IPMI ポートの構成
    13.  
      Flex Appliance からのベリタスリモート管理インターフェースの設定
    14.  
      Veritas リモート管理インターフェースにアクセスして使用する
  4. 付録 A. ストレージシェルフが接続されていない稼働中のアプライアンスに 1 つ以上のストレージシェルフを追加する
    1.  
      概要
    2.  
      アプライアンスの準備
    3.  
      アプライアンスカバーの取り外し
    4.  
      拡張ストレージキットコンポーネントの取り付け
    5.  
      アプライアンスカバーの交換
    6. アプライアンスへのストレージシェルフの接続
      1.  
        1 台のアプライアンスに 1 台のストレージシェルフを接続する
      2.  
        1 台のアプライアンスに 2 台のストレージシェルフを接続する
      3.  
        1 台のアプライアンスに 3 台のストレージシェルフを接続する
      4.  
        1 台のアプライアンスに 4 台のストレージシェルフを接続する
      5.  
        1 台のアプライアンスに 5 台目のストレージシェルフを接続する
      6.  
        1 台のアプライアンスに 6 台目のストレージシェルフを接続する
  5. 付録 B. 少なくとも 1 台のストレージシェルフが接続されている稼働中のアプライアンスにストレージシェルフを追加する
    1.  
      概要
    2.  
      最適なパフォーマンスのために、MSDP パーティションをベースディスクから拡張ディスクに移動する
    3.  
      ストレージシェルフの追加シナリオ
    4.  
      1 台以上のストレージシェルフが取り付けられたアプライアンスへのストレージシェルフの取り付け
    5. 追加のシェルフを接続するためのケーブルの再接続
      1.  
        すでに 1 台のシェルフが稼働しているアプライアンスに追加のシェルフを接続する
      2.  
        すでに 2 台のシェルフが稼働しているアプライアンスに追加のシェルフを接続する
      3.  
        すでに 3 台のシェルフが稼働しているアプライアンスに 1 台のストレージシェルフを接続する
  6. 付録 C. 新しい NetBackup 拡張ストレージシェルフのディスク容量の構成
    1.  
      NetBackup Appliance シェルメニューからの追加ストレージシェルフのディスク領域の追加
    2.  
      NetBackup Appliance Web コンソールからの追加ストレージシェルフのディスク領域の追加
  7. 付録 D. 新しい Flex 拡張ストレージシェルフのディスク容量の構成
    1.  
      Flex Appliance コンソールからの拡張ストレージシェルフのディスク容量の追加
  8.  
    索引

最適なパフォーマンスのために、MSDP パーティションをベースディスクから拡張ディスクに移動する

次の手順では、MSDP パーティションをベースディスクから拡張ディスクに移動する方法を説明します。ベースディスクは、アプライアンスのベースユニットにあります。拡張ディスクは、アプライアンスに接続されているストレージシェルフにあります。

次のシナリオを検討します。

  • シナリオ 1 - MSDP パーティションおよび AdvancedDisk パーティションがベースディスクにある拡張ユニットはアプライアンスに物理的に接続されているが、まだ追加されていない。

  • シナリオ 2 - MSDP パーティションがベースディスクにある。拡張ユニットが構成され、パーティションが存在する。

該当するシナリオを選択し、以下の適切な手順を実行します。

シナリオ 1 - MSDP パーティションをベースディスクから拡張ディスクに移動する

  1. NetBackup Appliance Web コンソールにログオンします。
  2. [管理 (Manage)]、[ストレージ (Storage)]の順にクリックして、[ディスク (Disks)]セクションに移動しますベースディスクに存在するパーティションを確認します。ベースディスクに MSDP、MSDP カタログ、AdvancedDisk、NetBackup カタログおよび構成のパーティションがあるとします。

    メモ:

    ストレージシェルフを追加した場合は、[スキャン (Scan)]ボタンをクリックして新しいストレージをスキャンし、RAID ボリュームを作成して未割り当てのストレージに新しいシェルフを追加します。

    NetBackup Appliance シェルメニューからの追加ストレージシェルフのディスク領域の追加を参照してください。

    NetBackup Appliance Web コンソールからの追加ストレージシェルフのディスク領域の追加を参照してください。

  3. ベースディスクが非 MSDP パーティション (AdvancedDisk など) のサイズ調整によって十分に割り当てられていることを確認します。ベースディスクに空きがないようにするには、AdvancedDisk パーティションのサイズを、最大値をわずかに下回る値に調整します。
    • [パーティション (Partitions)]セクションで、[AdvancedDisk]パーティションをクリックしてこのパーティションの詳細ページを開きます。

    • パーティションの詳細ページで、[ディスクのパーティション配布 (Partition Distributions on Disk)]セクションの[リサイズ (Resize)]をクリックします。[新しいサイズ (New Size)]フィールドに、最大値をわずかに下回るサイズを入力します。

    [リサイズ (Resize)]をクリックしてサイズを変更します。この例では、AdvancedDisk パーティションのサイズを 22.9 GB に変更しています。サイズ調整の上限値は 23 GB です。

    サイズ変更の操作が完了したら、[OK]をクリックします。ページは自動的に更新され、更新されたサイズを反映します。

  4. [ディスク (Disks)]セクションで、[追加 (Add)]リンクをクリックします。追加を確定するには[はい (Yes)]をクリックし、[OK]をクリックして終了します。2 つ目の拡張ユニットにも同じ手順を繰り返します。

    未割り当ての領域が増えていることを確認してください。

  5. MSDP パーティションが占める領域と、ディスク上で MSDP パーティションがどのように配分されているかを確認します。

    [パーティション (Partitions)]セクションで、[MSDP]リンクをクリックして MSDP パーティションの詳細ページを開きます。

    MSDP パーティションの詳細ページで、[ディスクのパーティション配布 (Partition Distributions on Disk)]セクションを確認します。

    この例では、MSDP パーティション全体がベースディスクに存在して 5 GB を占有しています。

    後で拡張ディスクに MSDP パーティションを移動する場合、拡張ディスクに少なくとも 5 GB の未割り当ての領域が必要であることに注意してください。

  6. [ディスクのパーティション配布 (Partition Distributions on Disk)]セクションの[移動 (Move)]をクリックします。
  7. [パーティションの移動 (Move Partition)]ウィンドウが表示されます。ドロップダウンリストから、パーティションの移動先ディスクを選択します。

    この例では、ベースディスクに存在する MSDP パーティション全体を 1 台の拡張ディスクに移動します。

  8. [移動 (Move)]をクリックして、パーティションを移動します。

    メモ:

    パーティションサイズとシステムの作業負荷によって、パーティションの移動に必要な時間が決まります。

  9. [パーティションの移動 (Move Partition)]のダイアログに、進行の詳細と移動操作の状態が表示されます。操作が完了すれば、[OK]をクリックします。MSDP の詳細ページが自動的に更新されます。
  10. MSDP の詳細ページで、[ディスクのパーティション配布 (Partition Distributions on Disk)]セクションを確認します。MSDP パーティションは拡張ディスクに存在します。

次の手順では、ベースディスクから拡張ディスクへ MSDP パーティションを移動する方法 (拡張ディスクにパーティションが構成されている場合) を説明します。

シナリオ 2 - MSDP パーティションをベースディスクから拡張ディスクに移動する

  1. NetBackup Appliance Web コンソールにログオンします。
  2. [管理 (Manage)]、[ストレージ (Storage)]の順にクリックします。

    [パーティション (Partitions)]領域で、[MSDP]をクリックして MSDP の詳細ページを開きます。

  3. MSDP パーティションの詳細ページで、[ディスクのパーティション配布 (Partition Distributions on Disk)]セクションを確認します。

    すべてのディスクの[種類 (Type)]が[ベース (Base)]の場合、MSDP パーティションの全体または一部がベースディスクにあります。この例では、MSDP パーティションはベースディスクや拡張ディスク上にあります。

    すべてのディスクのタイプが[拡張 (Expansion)]の場合、MSDP パーティションはベースディスクにありません。この場合、MSDP パーティションを移動する必要はありません。残りの手順は無視してください。

  4. [ディスクのパーティション配布 (Partition Distributions on Disk)]セクションの[移動 (Move)]をクリックします。
  5. [パーティションの移動 (Move Partition)]ウィンドウが表示されます。ドロップダウンリストから、パーティションの移動先ディスクを選択します。

    移動先ディスクは拡張ディスクになっている必要があります。

  6. [移動 (Move)]をクリックして、パーティションを移動します。

    メモ:

    パーティションサイズとシステムの作業負荷によって、パーティションの移動に必要な時間が決まります。

  7. 操作が完了したら、[OK]をクリックして[パーティションの移動 (Move Partition)]ウィンドウを閉じます。