Veritas NetBackup™ for DB2 管理者ガイド
- NetBackup for DB2 の概要
- NetBackup for DB2 のインストール
- NetBackup for DB2 の構成
- DB2 用のバックアップポリシーの構成について
- DB2 ポリシーへのバックアップ対象の追加について
- UserExit プログラムを使用したアーカイブログファイルのバックアップについて
- 実行時環境の構成
- NetBackup for DB2 のテンプレートとシェルスクリプトについて
- DB2 のバックアップおよびリストアの実行
- NetBackup for DB2 を併用した Snapshot Client の使用
- Snapshot Client を併用した NetBackup for DB2 の操作について
- スナップショットバックアップからの NetBackup for DB2 のリストア
- UNIX の NetBackup for DB2 Block Level Incremental バックアップの構成について
- Snapshot Client の影響について
- NetBackup for DB2 のトラブルシューティング
- NetBackup for DB2 のログファイルについて
- 付録 A. DB2 EEE (DPF) 環境用の構成
- 付録 B. SAP® を併用した NetBackup for DB2 の使用
- 付録 C. 承認を受けた場所の登録
NetBackup for DB2 のスナップショットバックアップの構成要件
各スナップショット形式には、独自のハードウェア要件、ソフトウェア要件、特定の機能との互換性、サポートされるスナップショット方式があります。特定のバックアップの形式に特殊要件が適用されます。詳しくは、『NetBackup Snapshot Client 管理者ガイド』またはベリタスのサポート Web サイトを参照してください。http://www.veritas.com/docs/DOC5332Veritas スナップショットバックアップの構成前にこの情報を理解しておく必要があります。
データベースエージェントに関係する一部の要件を次に示します。
Snapshot Client によるバックアップでは、すべてのデータベースオブジェクトがバックアップされるわけではありません。バックアップ構成にスナップショットとストリームベースのバックアップを実行するスケジュールを含める必要があります。この構成によって、データベース全体を正常にリストアすることができます。
UNIX では、バックアップするファイルに関連付けられたユーザー ID とグループ ID (UID と GID)を利用できる必要があります。UID と GID はプライマリクライアントと代替バックアップクライアントの両方で利用できる必要があります。プライマリクライアントと代替バックアップクライアントの UID は同じである必要があります。同様に、プライマリクライアントと代替バックアップクライアントの GID も同じである必要があります。
データファイルが、アーカイブログ、制御ファイル、または実行可能ファイルを含んでいないボリュームまたはファイルシステムに存在することを確認します。
DB2 実行可能ファイル、構成ファイルおよびトランザクションログに異なるボリュームまたはファイルシステムを割り当てます。
異なる 2 つのボリュームを使用するのは、別のファイルからデータファイルを分離するためです。ログをデータファイルと同じボリューム上に構成すると、NetBackup によってスナップショットが作成される間、ログが一時的に凍結されます。ログに再びアクセスできるようになるまで、ログとデータベースのアクティビティが凍結される場合があります。
また、データファイルを固有のリポジトリに書き込むのは、インスタントリカバリの指定した時点へのロールバックで必要なためです。リストアするボリュームには、ファイルのみ置くことができます。
適切なスナップショット方式に必要なハードウェアとソフトウェアが正しくインストールおよび構成されている必要があります。
NetBackup Snapshot Client が正しくインストールおよび構成されている必要があります。また、マスターサーバーにはこのオプションの有効なライセンスが必要です。
オフホストバックアップを実行するには、オフホストをバックアップポリシーで指定し、ホストにスナップショットをマウントするソフトウェアおよび権限があることを確認してください。