Veritas NetBackup™ リリースノート
- NetBackup 8.3 について
- 新機能、拡張機能および変更
- NetBackup の新しい拡張と変更について
- NetBackup 8.3 の新機能、変更点、および拡張機能
- NetBackup による WORM ストレージデバイスへのデータの不変性と削除不可性の提供
- データベースの機能強化による CPU 負荷の削減
- PureDisk および NetBackup Deduplication Appliance 用の OpsCenter データコレクタのサポートを終了
- OpsCenter 8.3 による動的ビューの提供
- OpsCenter Web UI を使用した OpsCenter のパフォーマンスチューニングの監視
- ユニバーサル共有サポートの機能強化
- RBAC の機能強化
- NetBackup Web UI でのストレージサーバーの構成
- Veritas SaaS Backup サイトへの新しいリンクを NetBackup Web UI に追加
- NetBackup Web UI に追加された通知アイコン
- NetBackup Web UI でのポリシー管理について
- NetBackup Web UI でのシングルサインオンのサポート
- NetBackup Web UI に追加された構成設定
- NetBackup Web UI を使用したオンプレミスの場所からクラウドへのイメージの共有
- NetBackup Web UI を介したシステムログへの監査イベントのエクスポート
- NetBackup マスターサーバーとメディアサーバーの CALLHOME_PROXY_SERVER オプション
- NetBackup 8.3 の RESTful API
- 2048 ビット以上のキー強度を持つ CA への NetBackup CA 移行について
- 外部の Key Management Service (KMS) サーバーのサポート
- NetBackup 8.3 のサポートの追加および変更点
- Linux と Windows でサポートされる個別リストアの拡張属性とファイル形式
- NetBackup 8.3 ライセンスの機能拡張
- nbdeployutil ユーティリティのパフォーマンス向上
- NetBackup 8.3 とともに使用する新しい SuSE Linux コンパイラ
- Linux メディアサーバーの永続的なロボットパスのサポート
- 将来のリリースで廃止される予定のいくつかのシャットダウンコマンド
- 任意の btrfs ファイルシステムから NetBackup データベースへの移行
- Java GUI と JRE のオプションインストール
- ユーザーセッションのデフォルト値の変更
- インストール後すぐにマスターサーバー上のクラウド構成ファイルを更新するか、NetBackup 8.3 にアップグレードする
- クラウド資産用の変換を必要とする新しい資産サービス API
- MSDP クラウドを使用したクラウドへの重複排除データのアップロードについて
- NetBackup Web UI からの CloudPoint の利用
- Nutanix Files のファイル共有のサポート
- クラウド仮想マシン上のファイル、フォルダおよびボリュームの個別リストア
- NetBackup Web UI からの RHV 作業負荷の更新
- VMware と RHV の資産の移行が必要なデータベース変更
- VMware インスタントアクセス用の RHEL での独自の (BYO) サポートの構築
- NetBackup インストールへの、Hypervisor ポリシー用の Nutanix Acropolis Hypervisor (AHV) プラグインの追加
- Microsoft SQL Server エージェントの機能強化および変更
- Microsoft SQL Server インスタントアクセスのサポート
- Microsoft SQL Server ストリームハンドラの導入
- Microsoft SQL のスタンドアロンおよび可用性グループ (AG) データベースのサポート
- NetBackup for Oracle の拡張機能
- Oracle ストリームハンドラの導入
- NetBackup のインストールへの MongoDB プラグインの追加
- レガシーログフォルダ構造の変更
- ベアメタルリストアの機能強化
- MSDP マルチドメインサポートの追加
- Veritas Resiliency Platform と NetBackup の統合
- NAS の作業負荷の機能強化
- 操作上の注意事項
- NetBackup 8.3 の操作上の注意事項について
- NetBackup のインストールとアップグレードの操作上の注意事項
- NetBackup の管理と一般的な操作上の注意事項
- BigData ポリシーを使用する作業負荷のバックアップが失敗する
- ストレージで WORM ロックされたままの場合でも、NetBackup カタログからイメージを期限切れにできる
- 非 WORM 対応のストレージから NetBackup がイメージを期限切れにしようとすると、ジョブの詳細にエラーが表示される
- NetBackup CA の移行またはアップグレードの開始時における NetBackup Web サーバー証明書の更新の失敗
- リソースグループ名にピリオド (.) が含まれると Microsoft Azure のバックアップが失敗する
- 子ジョブが失敗した、または取り消された場合に、SLP がマルチストリームバックアップを再試行しない
- 異常な状況下で、SLP のコピーが誤って期限切れになる
- 個別リストアではターゲットに十分な空き容量が必要
- デバイスツリーに表示されている古いデバイス
- 一時デバイスがファイルシステム資産として一覧表示される
- IPv6 アドレスをクライアント名またはイメージ名として使う場合の NetBackup の制限事項
- NetBackup 管理インターフェースの操作上の注意事項
- NetBackup Web UI で推奨される 1280 x 1024 以上の画面解像度
- NetBackup Web UI ポリシーのリストに古いポリシーの詳細が一時的に表示されることがある
- NetBackup Web UI でのセキュリティイベントリストの検索の制限事項
- Web UI から NetBackup 管理コンソールセッションを終了するとユーザーがログアウトされない
- NetBackup 8.3 がサポートするアクセス制御方式
- X フォワーディングを使った NetBackup 管理コンソールの起動が特定の Linux プラットフォーム上で失敗することがある
- NetBackup 管理コンソールの X フォワーディングで断続的に問題が発生する
- NetBackup 管理コンソールの初期化時に機能が低下する
- Solaris 10 Update 2 以降がインストールされている Solaris SPARC 64 ビットシステムで簡体中国語 UTF-8 ロケールを使用すると、NetBackup 管理コンソールでエラーが発生する
- NetBackup Bare Metal Restore の操作上の注意事項
- NetBackup クラウドの操作上の注意事項
- NetBackup と Veritas CloudPoint に関する操作上の注意事項
- Microsoft Azure の作業負荷のイメージのクリーンアップが失敗することがある
- [認証方式 (Authentication Method)]フィールドに空白が表示された IAM ロールを持つ AWS プラグインの構成
- MongoDB のスナップショットの作成ジョブがフリーズする場合がある
- スナップショットの保持値がレプリカの保持値より長い場合でも、レプリカの保持値が優先されない
- ジョブの実行中にクラウドプラグインを更新するとジョブが失敗する
- ユーザーとパスワードの両方が更新されると権限拒否エラーが発生する
- Google Cloud Platform の異なるソースおよびターゲットゾーンがサポートされない
- 壊れたファイルシステムが検出される
- NetBackup データベースとアプリケーションエージェントの操作上の注意事項
- NetBackup の国際化と日本語化の操作に関する注意事項
- NetBackup for NDMP の操作上の注意事項
- NetBackup Snapshot Client の操作上の注意事項
- NetBackup 仮想化の操作上の注意事項
- 付録 A. NetBackup ユーザーの SORT について
- 付録 B. NetBackup のインストール要件
- 付録 C. NetBackup の互換性の要件
- 付録 D. 他のNetBackup マニュアルおよび関連マニュアル
NetBackup 8.3 の RESTful API
NetBackup 8.3 は、更新された RESTful アプリケーションプログラミングインターフェース (API) と新しい RESTful API の両方を備えています。これらの API は、ご使用の環境で NetBackup を構成および管理できる Web サービスベースのインターフェースを提供します。
NetBackup API のマニュアルは次の場所にあります。
マスターサーバー上
API は、マスターサーバー上の YAML ファイルに格納されています。
https://<master_server>/api-docs/index.htmlAPI は Swagger 形式で記述されています。この形式では、コードを確認し、API の実際の呼び出しを実行して機能をテストできます。Swagger API を使用するには、マスターサーバーと API にアクセスする適切なセキュリティ権限が必要です。
注意:
ベリタスは、開発環境でのみ API をテストすることをお勧めします。Swagger ファイルから実際の API の呼び出しを実行できるため、本番環境では API をテストしないでください。
SORT 上
NetBackup API のマニュアルは、SORT でも入手できます。
https://sort.veritas.com/documents/doc_details/nbu/8.3/Windows%20and%20UNIX/Documentation/ 8.3
[API リファレンス (API Reference)]の下を参照します。『はじめに』のマニュアルには、NetBackup API の使用に関する背景情報が記載されています。API YAML ファイルも参照できますが、実用的ではありません。SORT 上のマニュアルからは API をテストできません。
メモ:
NetBackup アクセス制御 (NBAC) が有効になっている環境では、NetBackup API はサポートされません。
NetBackup 8.3 には、次の新しい、機能強化された API が含まれています。
アクセス制御: NetBackup の役割に基づくアクセス制御構成へのアクセスを提供します。
資産サービス: NetBackup の資産情報へのアクセスを提供します。
クラウドバケット: MSDP ストレージサーバーのクラウドバケットを作成して一覧表示します。
クラウドファイルおよびフォルダのリカバリ: クラウド仮想マシンから個々のファイルとフォルダをリカバリします。
クラウドリカバリターゲット: クラウド資産をリカバリできるターゲットを一覧表示します。
クレデンシャル管理: NetBackup で使用されるクレデンシャルの管理を提供します。
データの分類: システムで定義されているデータの分類を一覧表示します。
ディスクボリューム: ディスクボリュームを更新します。
ディスクボリュームのレプリケーションターゲット: ディスクボリュームのレプリケーションターゲットを設定する機能を提供します。
イベントログ: NetBackup 環境のアクティビティと問題の洞察を提供します。また、イベントログメッセージと通知 API を使用して簡単に統合できるカスタム通知を可能にします。
ホスト: 証明書の更新が保留されているホストを一覧表示します。
ID プロバイダ: SAML を使用したシングルサインオンベースの認証の ID プロバイダ設定を管理します。
Key Management Service: キーマネージメントサービスの設定へのアクセスを提供します。
メディアサーバー: メディアサーバーを一覧表示します。
NetBackup 認証局: NetBackup 認証局の構成へのアクセスを提供します。
ポリシー: 既存のポリシーのコピーを作成し、ポリシーに関連付けられている一意のクライアントを一覧表示します。
リカバリポイントサービス: 作業負荷に基づいてバックアップされたデータの情報を問い合わせます。
セキュリティドメイン: Veritas NetBackup 認証サービス (AT) を使用して AD/LDAP ドメインを管理します。
スナップショット管理サーバー: スナップショット管理サーバーの設定へのアクセスを提供します。
SQL Server インスタントアクセス: SQL Server バックアップに対するインスタントアクセス機能を提供します。
SQL Server リストア: 単一のリカバリポイントまたは完全なチェーンから SQL Server をリストアします。
SSO ログイン: シングルサインオン (SSO) 認証方法を使用して NetBackup Web UI にログインします。
信頼バージョン: NetBackup 認証局の移行に基づいて信頼のバージョンを一覧表示します。
信頼できるマスターサーバー: 信頼できるマスターサーバーの構成へのアクセスを提供します。
ユニバーサル共有: MSDP ストレージサーバーのユニバーサル共有ストレージを管理します。
NetBackup 8.3 では、次の API は廃止されました。
資産 DB: 資産の DB API は資産サービス API になりました。
役割ベースのアクセス制御: /rbac サブコンテキストの API は /access-control サブコンテキストになりました。/rbac サブコンテキストで定義された API を使用して作成されたすべての RBAC 構成データは、読み取り専用になりました。このデータは、/access-control サブコンテキストで検出された新しい API を使用して、類似のアクセス制御を作成するために利用できます。
NetBackup 8.3 では、次の API がバージョン化されました。適切なバージョンを指定すれば、これらの API の以前のバージョンも引き続きサポートされます。
GET /admin/jobs
PolicyType 列挙は、UPPERCASE_WITH_UNDERSCORES に更新されました。
GET /admin/jobs/{jobId}
PolicyType 列挙は、UPPERCASE_WITH_UNDERSCORES に更新されました。
POST /config/{workloadType}/access-hosts
無効なアクセスホストが提供されていて検証できないときのエラーコードと応答が、一般的な例外ではなく、500[クライアントのホスト名が見つかりませんでした (client hostname could not be found)]に変更されました。
GET /config/policies
各ポリシー名以外の情報も返され、改ページのパラメータなしで呼び出された場合はデフォルトの改ページが設定されるようになりました。
POST /recovery/workloads/{workload}/scenarios/{scenarioType}/pre-recovery-check
リカバリ前チェックに 404 が導入されました。このエラーは、無効な vmserver が要求に指定されている場合に戻されます。
GET /security/auditlogs
改ページ調整、フィルタ処理、ソートをサポートするようになりました。この API では、監査の詳細オブジェクトが返されるようになりました。
GET /security/auditlogs/{auditId}
この API では、監査の詳細オブジェクトが返されるようになりました。
GET /security/cacert
NetBackup ホストのトラストストアに追加または削除する必要がある認証局のリストとともに最新の信頼バージョンが返されるようになりました。
GET /security/logindetails
改ページ調整、フィルタ処理、ソートをサポートするようになりました。この API では、監査ログインの詳細オブジェクトが返されるようになりました。
GET /security/logindetails/{auditId}
この API では、監査ログインの詳細オブジェクトが返されるようになりました。
GET /storage/disk-pools
CLOUD ディスクプールのサイズに関連する属性は戻されなくなりました。フィルタパラメータで大文字と小文字が区別されるようになりました。
POST /storage/disk-pools
CLOUD ディスクプールに必要だった kmsKeyPassphrase を受け入れなくなりました。
POST /storage/storage-servers
入力から KMS 属性が削除されました。
POST /storage/storage-servers/{storageServerId}/disk-volumes
MSDP ストレージサーバー用のクラウドディスクボリュームの作成をサポートするようになりました。
GET /storage/storage-units
CLOUD ストレージユニットのサイズに関連する属性は返されなくなりました。
GET /storage/storage-units/{storageUnitName}
CLOUD ストレージユニットのサイズに関連する属性は返されなくなりました。
PATCH /storage/storage-units/{storageUnitName}
CLOUD ストレージユニットのサイズに関連する属性は返されなくなりました。
GET /storage/storage-units/{storageUnitName}/replication-relationships
応答のリソースタイプが更新されました。
メモ:
詳しくは、SORT で「NetBackup 8.3 API Reference」を参照してください。「はじめに」のセクションで、該当するバージョンのトピックと新機能のトピックを参照してください。