Veritas NetBackup™ リリースノート
- NetBackup 8.3 について
- 新機能、拡張機能および変更
- NetBackup 8.3 の新機能、変更点、および拡張機能
- 操作上の注意事項
- NetBackup のインストールとアップグレードの操作上の注意事項
- NetBackup の管理と一般的な操作上の注意事項
- NetBackup 管理インターフェースの操作上の注意事項
- NetBackup Bare Metal Restore の操作上の注意事項
- NetBackup クラウドの操作上の注意事項
- NetBackup と Veritas CloudPoint に関する操作上の注意事項
- NetBackup データベースとアプリケーションエージェントの操作上の注意事項
- NetBackup の国際化と日本語化の操作に関する注意事項
- NetBackup for NDMP の操作上の注意事項
- NetBackup Snapshot Client の操作上の注意事項
- NetBackup 仮想化の操作上の注意事項
- 付録 A. NetBackup ユーザーの SORT について
- 付録 B. NetBackup のインストール要件
- 付録 C. NetBackup の互換性の要件
- 付録 D. 他のNetBackup マニュアルおよび関連マニュアル
NetBackup 8.3 の RESTful API
NetBackup 8.3 は、更新された RESTful アプリケーションプログラミングインターフェース (API) と新しい RESTful API の両方を備えています。これらの API は、ご使用の環境で NetBackup を構成および管理できる Web サービスベースのインターフェースを提供します。
NetBackup API のマニュアルは次の場所にあります。
マスターサーバー上
API は、マスターサーバー上の YAML ファイルに格納されています。
https://<master_server>/api-docs/index.html
API は Swagger 形式で記述されています。この形式では、コードを確認し、API の実際の呼び出しを実行して機能をテストできます。Swagger API を使用するには、マスターサーバーと API にアクセスする適切なセキュリティ権限が必要です。
注意:
ベリタスは、開発環境でのみ API をテストすることをお勧めします。Swagger ファイルから実際の API の呼び出しを実行できるため、本番環境では API をテストしないでください。
SORT 上
NetBackup API のマニュアルは、SORT でも入手できます。
https://sort.veritas.com/documents/doc_details/nbu/8.3/Windows%20and%20UNIX/Documentation/ 8.3
[API リファレンス (API Reference)]の下を参照します。『はじめに』のマニュアルには、NetBackup API の使用に関する背景情報が記載されています。API YAML ファイルも参照できますが、実用的ではありません。SORT 上のマニュアルからは API をテストできません。
メモ:
NetBackup アクセス制御 (NBAC) が有効になっている環境では、NetBackup API はサポートされません。
NetBackup 8.3 には、次の新しい、機能強化された API が含まれています。
アクセス制御: NetBackup の役割に基づくアクセス制御構成へのアクセスを提供します。
資産サービス: NetBackup の資産情報へのアクセスを提供します。
クラウドバケット: MSDP ストレージサーバーのクラウドバケットを作成して一覧表示します。
クラウドファイルおよびフォルダのリカバリ: クラウド仮想マシンから個々のファイルとフォルダをリカバリします。
クラウドリカバリターゲット: クラウド資産をリカバリできるターゲットを一覧表示します。
クレデンシャル管理: NetBackup で使用されるクレデンシャルの管理を提供します。
データの分類: システムで定義されているデータの分類を一覧表示します。
ディスクボリューム: ディスクボリュームを更新します。
ディスクボリュームのレプリケーションターゲット: ディスクボリュームのレプリケーションターゲットを設定する機能を提供します。
イベントログ: NetBackup 環境のアクティビティと問題の洞察を提供します。また、イベントログメッセージと通知 API を使用して簡単に統合できるカスタム通知を可能にします。
ホスト: 証明書の更新が保留されているホストを一覧表示します。
ID プロバイダ: SAML を使用したシングルサインオンベースの認証の ID プロバイダ設定を管理します。
Key Management Service: キーマネージメントサービスの設定へのアクセスを提供します。
メディアサーバー: メディアサーバーを一覧表示します。
NetBackup 認証局: NetBackup 認証局の構成へのアクセスを提供します。
ポリシー: 既存のポリシーのコピーを作成し、ポリシーに関連付けられている一意のクライアントを一覧表示します。
リカバリポイントサービス: 作業負荷に基づいてバックアップされたデータの情報を問い合わせます。
セキュリティドメイン: Veritas NetBackup 認証サービス (AT) を使用して AD/LDAP ドメインを管理します。
スナップショット管理サーバー: スナップショット管理サーバーの設定へのアクセスを提供します。
SQL Server インスタントアクセス: SQL Server バックアップに対するインスタントアクセス機能を提供します。
SQL Server リストア: 単一のリカバリポイントまたは完全なチェーンから SQL Server をリストアします。
SSO ログイン: シングルサインオン (SSO) 認証方法を使用して NetBackup Web UI にログインします。
信頼バージョン: NetBackup 認証局の移行に基づいて信頼のバージョンを一覧表示します。
信頼できるマスターサーバー: 信頼できるマスターサーバーの構成へのアクセスを提供します。
ユニバーサル共有: MSDP ストレージサーバーのユニバーサル共有ストレージを管理します。
NetBackup 8.3 では、次の API は廃止されました。
資産 DB: 資産の DB API は資産サービス API になりました。
役割ベースのアクセス制御: /rbac サブコンテキストの API は /access-control サブコンテキストになりました。/rbac サブコンテキストで定義された API を使用して作成されたすべての RBAC 構成データは、読み取り専用になりました。このデータは、/access-control サブコンテキストで検出された新しい API を使用して、類似のアクセス制御を作成するために利用できます。
NetBackup 8.3 では、次の API がバージョン化されました。適切なバージョンを指定すれば、これらの API の以前のバージョンも引き続きサポートされます。
GET /admin/jobs
PolicyType 列挙は、UPPERCASE_WITH_UNDERSCORES に更新されました。
GET /admin/jobs/{jobId}
PolicyType 列挙は、UPPERCASE_WITH_UNDERSCORES に更新されました。
POST /config/{workloadType}/access-hosts
無効なアクセスホストが提供されていて検証できないときのエラーコードと応答が、一般的な例外ではなく、500[クライアントのホスト名が見つかりませんでした (client hostname could not be found)]に変更されました。
GET /config/policies
各ポリシー名以外の情報も返され、改ページのパラメータなしで呼び出された場合はデフォルトの改ページが設定されるようになりました。
POST /recovery/workloads/{workload}/scenarios/{scenarioType}/pre-recovery-check
リカバリ前チェックに 404 が導入されました。このエラーは、無効な vmserver が要求に指定されている場合に戻されます。
GET /security/auditlogs
改ページ調整、フィルタ処理、ソートをサポートするようになりました。この API では、監査の詳細オブジェクトが返されるようになりました。
GET /security/auditlogs/{auditId}
この API では、監査の詳細オブジェクトが返されるようになりました。
GET /security/cacert
NetBackup ホストのトラストストアに追加または削除する必要がある認証局のリストとともに最新の信頼バージョンが返されるようになりました。
GET /security/logindetails
改ページ調整、フィルタ処理、ソートをサポートするようになりました。この API では、監査ログインの詳細オブジェクトが返されるようになりました。
GET /security/logindetails/{auditId}
この API では、監査ログインの詳細オブジェクトが返されるようになりました。
GET /storage/disk-pools
CLOUD ディスクプールのサイズに関連する属性は戻されなくなりました。フィルタパラメータで大文字と小文字が区別されるようになりました。
POST /storage/disk-pools
CLOUD ディスクプールに必要だった kmsKeyPassphrase を受け入れなくなりました。
POST /storage/storage-servers
入力から KMS 属性が削除されました。
POST /storage/storage-servers/{storageServerId}/disk-volumes
MSDP ストレージサーバー用のクラウドディスクボリュームの作成をサポートするようになりました。
GET /storage/storage-units
CLOUD ストレージユニットのサイズに関連する属性は返されなくなりました。
GET /storage/storage-units/{storageUnitName}
CLOUD ストレージユニットのサイズに関連する属性は返されなくなりました。
PATCH /storage/storage-units/{storageUnitName}
CLOUD ストレージユニットのサイズに関連する属性は返されなくなりました。
GET /storage/storage-units/{storageUnitName}/replication-relationships
応答のリソースタイプが更新されました。
メモ:
詳しくは、SORT で「NetBackup 8.3 API Reference」を参照してください。「はじめに」のセクションで、該当するバージョンのトピックと新機能のトピックを参照してください。