Enterprise Vault.cloud™ アーカイブ管理ヘルプ
- Archive Administration スタートガイド
- アーカイブの概要
- My Config
- アーカイブコレクタ
- 役割管理
- ポリシー管理
- 分類
- 認証管理
- AD FS 設定ガイド
- 保持管理
- 継続性管理
- レポートと通知
- IBM Notes 用の Personal.cloud の配備
- 以前のリリースの Archive Administration の更新
- Archive Administration の既知の問題
[Account Details]ページについて
アーカイブアカウントの詳細を表示する場合、[Account Details]ページに、アカウントに関する情報を示すさまざまなパネルが表示されます。
[Archive Detail]パネルには、アーカイブアカウントに関する次のような詳細が含まれています。
Email Address |
ユーザーのプライマリ電子メールアドレスです。 |
First Name |
ユーザーの名前です。 |
Last Name |
ユーザーの姓です。 |
User Name |
Archive Administration は、デフォルトで、ユーザー名として電子メールアドレスを使用します。 |
Time Zone |
Enterprise Vault.cloud がユーザーに対して使用するタイムゾーンです。 |
Role |
このアーカイブアカウントに現在設定されている役割です。 |
[Status]、[Services]および[Archive Aliases]のパネルは、アーカイブアカウントの現在の状態、そのアカウントに現在設定されている Enterprise Vault.cloud サービス、アカウントの電子メールエイリアスを表示します。
メモ:
[Status]の見出しの隣にある、赤い[External]フラグは、アーカイブアカウントが外部のレビュー担当者であることを示します。
[Status]セクションは、アカウントの状態に関する次の情報を表示します。
Account |
アカウントが有効な状態か無効な状態かを示します。 |
Login |
アカウントの Enterprise Vault.cloud ログインが、ロック解除されているかロックされているかを示します。 |
Archiving |
アーカイブが有効か無効かを示します。 |
Folder Sync |
Folder Sync 機能が有効か無効かを示します。 |
[Services]セクションは、アカウントでどの Enterprise Vault.cloud サービスが有効になっているかを示します。
|
アカウントに対してサービスが有効になっていることを示します。 |
[Archive Aliases]セクションには、アカウントのすべてのアーカイブエイリアス電子メールアドレスと、各エイリアスが作成された日付が一覧表示されます。
|
この電子メールアドレスがプライマリ管理者アカウントであることを示します。 |
[Delegate Access]パネルは、1 人以上のユーザーまたはメールが有効な 1 つ以上のセキュリティグループに、アーカイブアカウントの同期済み委任アクセス権がある場合に表示されます。
次に注意してください。
このリリースで、Enterprise Vault.cloud は、Exchange オンプレミスメールボックスと Office 365 メールボックスに設定されている委任権限を同期できます。通常、Exchange または Office 365 の管理者が、これらの権限を設定します。Enterprise Vault.cloud は、ユーザーが Outlook から設定できるメールボックスフォルダへの委任アクセス権は同期しません。
Exchange オンプレミスメールボックスの委任権限の同期には、CloudLink バージョン 4.0 が必要です。詳しくは、『CloudLink 管理者ガイド』を参照してください。
Office 365 メールボックスの委任権限の同期は、Archive Administration の[Office 365 Config]ページにある、[Mailbox Delegation Permissions]の設定を使用して制御します。
Office 365 Sync の設定を参照してください。
[Delegate Access]パネルには、以下が表示されます。
アーカイブアカウントに対する同期済み委任アクセス権を持つ、委任ユーザーとメールが有効なセキュリティグループ。
各委任について、Enterprise Vault.cloud でどの委任アクセス権が付与されているか。
次のアイコンは、委任アーカイブアクセス権が付与されているかどうかを示します。
Enterprise Vault.cloud で権限が付与されていることを示します。
Enterprise Vault.cloud で権限が付与されていないことを示します。
次の表は、委任アーカイブアクセス権と、Enterprise Vault.cloud でのそれぞれの影響を示します。
表: 委任アーカイブアクセス権がユーザーに付与された場合の影響
委任アーカイブアクセス権 |
付与されたときの状況 |
付与された権限による Personal.cloud での影響 |
---|---|---|
READ |
ユーザーまたは所属するグループは、同期済みの[フルアクセス]の委任権限を持っています。 |
ユーザーは、委任されたアカウントのアーカイブ済み項目を、Personal.cloud で読み取ることができます。 |
SEND AS |
ユーザーまたは所属するグループは、同期済みの[差出人]の委任権限を持っています。 |
このリリースの Personal.cloud には影響ありません。 |
ON BEHALF |
ユーザーまたは所属するグループは、同期された[代理人として送信する]の委任権限を持っています。 |
このリリースの Personal.cloud には影響ありません。 |
表: メールが有効なセキュリティグループに委任アーカイブアクセス権が付与された場合の影響
委任アーカイブアクセス権 |
付与されたときの状況 |
付与された権限による Personal.cloud での影響 |
---|---|---|
READ |
グループは、同期済みの[フルアクセス]の委任権限を持っています。 |
グループに属するユーザーは、委任されたアカウントのアーカイブ済み項目を、Personal.cloud で読み取ることができます。 メモ: ユーザーが同期済みの[フルアクセスの拒否]の委任権限を持っている場合は、拒否権が優先されて、このユーザーには読み取りアクセス権は付与されません。 |
SEND AS |
グループは、同期済みの[差出人]の委任権限を持っています。 |
このリリースの Personal.cloud には影響ありません。 |
ON BEHALF |
グループは、同期済みの[代理人として送信する]の委任権限を持っています。 |
このリリースの Personal.cloud には影響ありません。 |
[Delegate Access]パネルのリストには、同期済みの委任拒否権は表示されませんが、Enterprise Vault.cloud では、委任されたアクセス権を許可するかどうかを判断するときに、これらの権限が考慮されます。競合する委任権限が同期される場合、Enterprise Vault.cloud は拒否権を優先します。たとえば、メールボックスに対する[フルアクセス]の委任権限がユーザーに付与されているとします。このユーザーが、同じメールボックスに対する[フルアクセスの拒否]の委任権限を持つ、メールが有効なセキュリティグループにも属していると想定します。Enterprise Vault.cloud がこれら両方の委任権限を同期する場合、ユーザーには、このメールボックスのアーカイブに対する読み取りアクセス権は付与されません。
次の図は、アーカイブアカウント例に対する[Delegate Access]パネルを示しています。
3 人のユーザーまたは 3 つのグループが、このアカウントに対して委任アーカイブアクセス権を持っていることが、このパネルに示されています。
ユーザー qagbr3@qa.07exch01.com は、READ の権限を持っています。この権限は、qagbr3 が Personal.cloud にログインすると、アカウントのアーカイブ済み項目の読み取りが可能になることを意味します。
グループ qagbrgroup1 は、SEND AS の権限を持っています。この SEND AS の権限は、このリリースの Enterprise Vault.cloud には影響しません。
グループ QAJournalDDG は、READ 権限と ON BEHALF 権限の両方を持っています。READ のアクセス権により、このグループに属するユーザーは、Enterprise Vault.cloud から同期された[アクセス拒否]の委任権限を持っていない限り、アカウントのアーカイブ済み項目を Personal.cloud から参照できます。ON BEHALF の権限は、このリリースの Enterprise Vault.cloud には影響しません。
[History]パネルには、アーカイブアカウントの設定に加えられた最新の変更の概要が含まれています。パネルには、[Account Details]ページに表示される詳細に関連する、次のような変更がすべて記録されます。
アカウントの作成の詳細情報。この情報は、常に[History]パネルの上部に表示されます。
名前、姓、ユーザー名、プライマリ電子メールアドレス、タイムゾーン、または役割への変更。
アカウントの有効化や、ログインの有効化など、アカウントの状態に対する変更。
有効なサービスに対する変更。
アーカイブエイリアスに対する変更。
メモ:
Folder Sync の状態の変更は、[History]パネルには記録されません。
[History]パネルには、最大で 30 個の変更が表示されます。
特定の変更の詳細を取得するには、[History]ウィンドウ枠の下部にある[View logs for more details]をクリックして、Enterprise Vault.cloud のログを確認します。リンクをクリックすると、左ウィンドウ枠の[Reporting]にある[Logs]ページに移動します。
Enterprise Vault.cloud のレポートとログについてを参照してください。
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