Enterprise Vault.cloud™ アーカイブ管理ヘルプ
- Archive Administration スタートガイド
- アーカイブの概要
- My Config
- アーカイブコレクタ
- 役割管理
- ポリシー管理
- 分類
- 認証管理
- AD FS 設定ガイド
- 保持管理
- 継続性管理
- レポートと通知
- IBM Notes 用の Personal.cloud の配備
- 以前のリリースの Archive Administration の更新
- Archive Administration の既知の問題
保持管理について
[Retention Management]セクションでは、アーカイブ済みメッセージを Enterprise Vault.cloud に保持する期間を決定する設定やポリシーを管理できます。デフォルトでは、Enterprise Vault.cloud はアーカイブ済みメッセージを無制限に保持します。必要な場合は、アーカイブ済みメッセージを定義した期間保持した後で、Enterprise Vault.cloud が、これらのメッセージを削除のために収集するように設定できます。
デフォルトの保持期間とは、アーカイブ済みメッセージが削除のために収集されるまでに保持される期間を決定する、グローバル設定です。グローバルな保持期間を設定し、ストレージの有効期限の設定を有効化すると、アーカイブ済みメッセージを削除するための収集が開始されます。毎日の収集イベントで、デフォルトの保持期間より長く保持されているすべてのメッセージは、14 日後に削除されるようにスケジュール設定されます。保持管理者は、14 日間の猶予期間中に、削除がスケジュール設定されているアーカイブ済みメッセージの数を知らせる通知電子メールを毎日受信します。
メモ:
アーカイブ済みメッセージのうち、事案レベル、検索レベル、またはメッセージレベルの法定保持が Enterprise Vault Discovery.cloud で適用されているメッセージは削除されません。
次のポリシーターゲットに関連付ける保持ポリシーを作成することで、アーカイブ済みメッセージの保持期間は、グローバルな保持期間より長くできます。
管理対象タグ: 作成してユーザーを割り当てるグローバルタグです。管理対象タグを作成して保持ポリシーを関連付けると、ユーザーは、アーカイブ済みメッセージにタグを適用して、保持期間を延長できます。関連付けられた保持ポリシーの保持期間によって、タグが付けられたメッセージが Enterprise Vault.cloud で保持される期間が決まります。
Active Directory の配布グループ: Active Directory から ArchiveTools CloudLink を使用して同期される配布グループです。配布グループに保持ポリシーを関連付けると、そのグループのメンバーすべてのアーカイブ済みメッセージの保持期間が延長されます。関連付けられた保持ポリシーの保持期間によって、配布グループのメンバーのメッセージが Enterprise Vault.cloud で保持される期間が決まります。
メモ:
アーカイブ済みメッセージは、最も長い保持期間に応じて保持されるため、保持期間がデフォルトの保持期間よりも長い保持ポリシーを作成する必要があります。
メモ:
管理対象タグと分類タグを混同しないでください。Veritas Information Classifier は、有効になっている分類ポリシーに一致する電子メールに分類タグを割り当てます。分類タグは、Discovery.cloud で表示できます。