FAQ(よくある質問)

サブスクリプションに関する FAQ

概要

ベリタスは、データ保護、データコンプライアンス、アプリケーション回復力のポートフォリオの全製品を対象とする、柔軟性に優れた新たなサブスクリプションプログラムを提供します。このプログラムでは、ベリタス製品の資格をご購入いただき、パブリック、プライベート、オンプレミスの環境で柔軟にご使用いただくことが可能です。  

ベリタスのサブスクリプションはお客様の現在および将来の IT プランやクラウドプランと緊密に連携するため、イノベーション、コントロール、価値など、投資以上のメリットを提供いたします。クラウド投資を拡大する方針を掲げ、その効果の最大化を目指すお客様は、クラウドへの移行とともにキャパシティを拡張できるようになります。  

ベリタス製品は、Azure および AWS 市場で一般提供 (GA) されています (地域と製品には制限があります)。そのためお客様はクラウドプロバイダのコミットメントの費用を活用してサブスクリプションを購入し、クラウド投資から最大限の価値を得ることができます。

ベリタスは「サブスクリプション」または「期間限定」ライセンスを、契約期間中に製品を使用し、メンテナンスやサポートを受けるライセンスをお客様に付与する、単一のサービスとして定義しています。製品の使用を継続するには、購入者が契約終了時に有効期間を更新する必要があります。

SaaS またはホスト型サブスクリプションは、クラウド上にホストされたベンダーの製品へのアクセス権を特定の期間 (12 カ月など) にわたり顧客に提供します。期間限定のサブスクリプションや永続型ライセンスとは異なり、SaaS 契約が購入者にライセンスを付与するわけではありません。

現在、ベリタスのソフトウェア製品はすべて、期間限定サブスクリプションまたは SaaS として提供されています。サブスクリプションのデフォルトの期間は 3 年間ですが、お客様がそれ以外の期間を要望される場合にも対応できるよう、ベリタスは柔軟性に優れたオプションをご用意しています。SaaS サブスクリプションも、当初の契約期間終了時点で自動更新するオプションをご用意しています。さらに、ベリタスの最新イノベーションは期間限定サブスクリプションまたは SaaS モデルでのみご利用いただけます。

ROI の改善

  • 管理コストの削減
  • ソフトウェア取得の簡素化
  • 価値実現までの時間の短縮
  • シンプルな製品バンドルでさらに価値を提供
  • 契約数が少なくなるため、取引が容易に

 お客様の成功を支援 

  • ビジネスの拡大時には、競争力ある単価のメリットが効果を発揮
  • 既存のメンテナンスおよびサポートの費用で変更可能
  • 永続型ライセンスと比較して、取得コストを低減でき TCO でもメリットあり 
  • 年間費用を予測可能

クラウドへの移行を加速

  • デジタル変革をサポート
  • クラウドの将来性を確保
  • クラウド投資を最大限に活用
  • クラウドネーティブな機能やイノベーションへのアクセス

サブスクリプションをご利用のお客様には、サブスクリプション契約時のみご利用いただける新製品の機能にアクセスしていただけます。 (詳しくは各ソフトウェアサービスの使用許諾契約および製品使用権のドキュメントを参照してください。)

いいえ。「クラウド」と「サブスクリプション」は同義的に使用されることが多いですが、サブスクリプションライセンスへの切り替えと配備モデル (クラウドかオンプレミスか) との間に依存関係はありません。

製品

製品の全ポートフォリオ - サブスクリプションサービス

はい。ソフトウェアを新規で購入される場合、ベリタスのすべてのオンプレミスソフトウェア製品およびクラウドソフトウェア製品はサブスクリプションまたは SaaS モデルでのみ提供されます。

サブスクリプションライセンスへの変更後も、現在お使いの製品バージョンを引き続きご利用いただけます。永続型ライセンスと同様、お客様はサービスライフサイクルリストに応じた過去のバージョンのベリタス製品にアクセスしていただけます。すべての機能、機能拡張、イノベーションを最大限活用するには、ベリタスソフトウェア製品の最新のサブスクリプションバージョンへアップグレードしてください。

永続型ライセンスと同様、サービスライフサイクルリストに応じた過去のバージョンのベリタス製品にアクセスしていただけます。

はい。柔軟なソフトウェアサブスクリプションライセンスプログラムにより、サブスクリプションソフトウェアの追加ユニットをいつでも購入できます。追加購入の終了日は元のサブスクリプションの終了日と統一され、3 年間のサブスクリプションライセンスでは固定価格をご利用いただけます。

はい。サブスクリプションの特典は、新規サブスクリプションライセンス購入と既存のインストールベースの永続型ライセンスから切り替えたサブスクリプションライセンスの両方に適用されます。

ベリタスは価格表から新しい永続型ライセンスを削除しました。新規購入はすべて期間限定サブスクリプションまたは SaaS でのご提供となります。(ベリタスがその裁量により一部例外を検討することがあります。)

サブスクリプションへの移行は単にライセンスモデルが変更されるのみであるため、一般的にはベリタスソフトウェアのご利用や配備には影響しません。個別のベリタス製品に関するご質問については、以下の製品セクションを参照してください。

いいえ、ライセンスモデルを永続型からサブスクリプションに変更したからといって、そのようなことはありません。オンプレミスの期間限定サブスクリプションおよび関連するデータは、引き続き現在の環境で保存されます。ベリタス SaaS と単一テナントのホステッドサービスのみ、クラウド上にホストされます。

はい。製品イノベーションに関する伝統に則り、ベリタスは今後も新しい製品を多数発表していきます。なお、これらはすべて期間限定サブスクリプションまたは SaaS でのみご利用いただけます。 

期間限定サブスクリプションについては、ソフトウェアバージョンをアップグレードするか、またする場合はいつアップグレードするかを選択していただきます。最新の機能のメリットをご活用いただくには、ベリタス製品を最新バージョンにアップグレードしていただくことをお勧めします。SaaS ソリューションは新規リリースが利用可能になるとすぐ、自動的に更新されます。

ベリタスはデフォルトで 3 年間のサブスクリプションを提供していますが、1 年、2 年、4 年、5 年のサブスクリプションもご利用いただけます。 3 年間のサブスクリプションの年間ご利用料が最もお得です。

新しいサブスクリプションライセンスの設定方法、旧サブスクリプションをアンインストールするタイミングについては、ベリタスの担当者、販売代理店、ベリタスカスタマケアより詳しくご説明します。

メンテナンスや保守について、永続型ソフトウェアのインストールベースからサブスクリプションへの変更は、追加ライセンス購入時または更新期限のタイミングで実施していただけます。

サブスクリプションライセンスの設定や管理方法などの追加情報については、ベリタス担当者、販売代理店、ベリタスカスタマケアにご連絡ください。

はい。永続型ライセンス、および現行のメンテナンスとサポートをご契約のお客様は、永続型ライセンスのバグ修正、セキュリティ更新、アップグレードを引き続きご利用いただけます。NetBackup ソフトウェアアップグレードに含まれる新機能の中には、NetBackup の容量ベースのライセンスのお客様のみご利用いただけるものもあります。(詳しくは Traditional モデルから Capacity モデルへのサブスクリプションプログラムを参照してください。)なお、ベリタスサブスクリプションまたは SaaS サービスでのみご利用いただける新機能や製品機能が提供される可能性もありますのでご注意ください。

ベリタスは今後も、お客様の必要に応じて迅速かつ簡単、シンプルにサポートが得られるようサービスを提供することで、すべてお客様のサポートエクスペリエンスを改善していきます。

 

NetBackup

いくつかの永続型サービスを 2 種類のサブスクリプションサービスにすることで、NetBackup 製品ポートフォリオを簡素化しました。

永続型サービス サブスクリプション型サービス
  • NetBackup Complete Edition
  • NetBackup Complete Edition with Flexible Licensing
  • NetBackup Traditional
  • NetBackup 360 Data Management Suite
  • NetBackup Limited Edition
  • NetBackup Enterprise Virtual Client
  • NetBackup Enterprise

       + IT Analytics Foundation

  • NetBackup for NDMP
  • NetBackup Data Mover

      + IT Analytics Foundation

 

 

NetBackup Data Mover は、データが大容量で、NDMP、DNAS、Universal Share によりニーズを満たすことのできるお客様向けに設計された NetBackup サービスです。

NetBackup Enterprise には、NetBackup Complete Edition with Flexible Licensing の全機能が含まれます。 さらに、NetBackup IT Analytics Foundation ともバンドルされており、レポート機能の基本セットを提供し、OpsCenter を機能的に代替できるよう設計されています。NetBackup Enterprise ドメイン内で管理されるデータについてのインサイトを実行する機能を備えています。NetBackup Enterprise の容量はフロントエンド TB (FETB Plus) で測定されます。詳しくは NetBackup の製品使用権を参照してください。

NetBackup Complete Edition ライセンスは現在のご利用期間が終了するまで、引き続きご利用いただけます。 その後、新しい NetBackup Enterprise サブスクリプションサービスのライセンスを取得していただけます。

NetBackup Enterprise サブスクリプションに変更できるのは、次の NetBackup エディションです。

  • NetBackup Complete Edition
  • NetBackup Complete Edition with Flexible Licensing
  • NetBackup Traditional 
  • NetBackup 360 Data Management Suite
  • NetBackup Limited Edition
  • NetBackup Enterprise Virtual Client
  • NetBackup NDMP Edition

はい。 NetBackup Enterprise への変更が可能です。このサービスには NetBackup Data Mover ではご利用いただけない機能が含まれています。

はい。NetBackup 容量ライセンスをご利用のお客様は、新バージョンの NetBackup へのアクセスを含め、既存のメンテナンスとサポートを更新できます。ただし、一部の新製品の機能はサブスクリプションライセンスでのみ利用可能です。

ライセンスを追加する必要がある場合は、NetBackup Enterprise または NetBackup Data Mover のいずれかのサブスクリプションライセンスをご購入ください。サブスクリプションライセンスは既存の永続型容量ライセンスと同じドメインでご利用いただけます。NetBackup Enterprise は、NetBackup Complete Edition with Flexible Licensing と同等の機能を備えています。

いいえ。追加のライセンスが必要となる場合、NetBackup Enterprise または NetBackup Data Mover のいずれかの期間限定サブスクリプションライセンスをご購入ください。これらのライセンスは既存の永続型容量ライセンスと同じドメインでご利用いただけます。NetBackup Enterprise は、仮想化された作業負荷向けの乗数 1.5 を含め、NetBackup Complete Edition with Flexible Licensing と実質的に同じです。NetBackup Data Mover は NDMP、DNAS、Universal Share によりニーズを満たすことのできるワークロードをターゲットとした、新しいサービスです。

いいえ。ベリタスは現在、NetBackup Traditional のライセンスを新たに提供していません。また、NetBackup Traditional のライセンス、メンテナンスおよびサポートは、2025 年 4 月に価格表から削除される予定です。(詳しくは Traditional モデルから Capacity モデルへのサブスクリプションプログラムを参照してください。) 延長を希望される NetBackup Traditional のお客様は、ライセンスを NetBackup Enterprise または NetBackup Data Mover のいずれかに変更する必要があります。これらのライセンスは、いずれも期間限定型サブスクリプション容量サービスです。ベリタスでは、NetBackup Traditional ライセンスから容量ライセンスへの移行をサポートするプログラムもご用意しています。

はい。お客様の NetBackup Traditional ライセンスのメンテナンスおよびサポート契約が有効である場合、NetBackup Traditional で利用可能な新しい NetBackup バージョンアップグレードにアクセスしていただけます。NetBackup Traditional バージョンアップグレードには、サブスクリプションのみで利用できる機能が含まれないことにご注意ください。

詳しくは NetBackup の使用許諾契約および製品使用権のドキュメントを参照してください。

NetBackup IT Analytics には 3 つの提供形態があります。

  • IT Analytics Protection
  • IT Analytics Storage Management
  • IT Analytics Complete

IT Analytics Foundation は NetBackup Enterprise と NetBackup Data Mover に含まれ、単独でご利用いただくことはできません。

 

NetBackup IT Analytics は IT Analytics Protection、IT Analytics Storage Management、IT Analytics Complete の 3 つのサービス内でご利用いただけます。IT Analytics Foundation は NetBackup Enterprise と NetBackup Data Mover に含まれ、単独でご利用いただくことはできません。NetBackup Enterprise または NetBackup Data Mover のサブスクリプションに含まれる IT Analytics Foundation をご利用いただく場合、別途費用は発生しません。

いいえ。 NetBackup Traditional ライセンスと NetBackup 容量ライセンスを同じ NetBackup ドメインに混在させることはできません。ただし、同一メーターのお客様については混在が可能です。たとえば、すべて容量ライセンスであれば、永続型とサブスクリプションを単一の NetBackup ドメインに混在させることができます。

 

InfoScale

複数の永続型サービスから 4 つのサブスクリプションへと InfoScale の製品ポートフォリオが簡素化されました。

永続型サービス サブスクリプション型サービス
  • InfoScale Foundation Server Tier (A-N)
  • InfoScale Foundation Core
  • InfoScale Foundation Core Plus
  • InfoScale Foundation Core Plus
  • InfoScale Storage Server Tier (A-N)
  • InfoScale Storage Core
  • InfoScale Storage Core Plus
  • InfoScale Storage Core Plus
  • InfoScale Availability Server Tier (A-N)
  • InfoScale Availability Core
  • InfoScale Availability Core Plus
  • InfoScale Availability Core Plus
  • InfoScale Enterprise Server Tier (A-N)
  • InfoScale Enterprise Core
  • InfoScale Enterprise Core Plus
  • InfoScale Enterprise Core Plus

 

InfoScale Core Plus サブスクリプションでは、追加の管理機能を提供することでライセンスレポートを簡素化し、現在の InfoScale ライセンス資産管理の利便性を改善しています。また、CPU テクノロジの着実な進化を織り込んでいます。

Server Tier 永続型ライセンスは、Server Tier ライセンスに相当する Core Plus サブスクリプションライセンスへ変更される場合があります。

Core 永続型ライセンスまたは Core サブスクリプションライセンスは、Core Plus サブスクリプションライセンスに変更される場合があります。

Core Plus 永続型ライセンスは、Core Plus サブスクリプションライセンスに変更される場合があります。すでに Core Plus サブスクリプションをご利用中のお客様は、変更の必要はありません。

ベリタスのサブスクリプションへの移行によって、現在ご利用中の InfoScale サブスクリプションライセンスに影響が生じることはありません。既存のサブスクリプションライセンスと同じ特典やサポートを引き続きご利用いただけます。

詳しくは InfoScale の使用許諾契約および製品使用権のドキュメントを参照してください。

 

データのコンプライアンスとガバナンス

永続型からサブスクリプションへ移行するときの Enterprise Vault、eDiscovery Platform、および Data Insight のサービス数を削減することで、Data Compliance & Governance 製品ポートフォリオを簡素化しました。

永続型サービス サブスクリプション型サービス
  • EV Archive Discovery
  • EV Compliance Accelerator
  • EV Supervision
  • EV ECM/Record Management Connector
  • EV Extensions
  • EV Encase Ingest Connector
  • EV Email Management
  • EV File Classification & Retention
  • EV File Governance Suite
  • EV File Management
  • EV Legacy Email Ingest
  • EV Mail Classification & Retention
  • EV Suite Perpetual
  • EV.cloud
    Archiving in a SaaS Deployment
  • EV Suite
    All EV Components
  • EV Supervision
    Complete solution for Financial Services Customer
  • EV Archive Discovery 
    Complete solution for Discovery Use Case
  • Merge1 Perpetual Suite Connector
  • Premium Connectors and Standard Connectors
  • Merge1
  • Merge1 Suite (All Connectors)
  • Merge1 SaaS

Complete solution for Content capture

  • Data Insight On-prem
  • Data Insight Plus Cloud Storage
  • Data Insight Self-Service Portal Addon
  • Data Insight

Complete Solution for Data Visibility and Analytics including cloud and self-service portal

  • eDiscovery Platform
  • eDiscovery Platform
  • Veritas Advanced Discovery (SaaS)

 

ベリタスのオンプレミスを利用するお客様は、SaaS の代替案を検討し始めています。ベリタスはオンプレミスソリューションへ多額の投資を続けていますが、Alta Archiving への移行を希望するお客様には、低コストまたはコストなしでのシームレスな移行を提供したいと考えています。ベリタスは Enterprise Vault オンプレミスから Alta Archiving およびサポート対象の移行まで、クロスグレードを実現することで、ベリタスポートフォリオ内でのこのような移行を容易にするプロセスを導入してきました。

既存の EV のお客様は、2 つの方法のうち 1 つを選択していただきます。

  1. フルマネージドの SaaS ソリューションへの移行を希望されるお客様には、Alta Archiving サブスクリプションに変更できる、サポート対象の移行を提供しています。
  2. 当面はオンプレミスの利用を継続される場合は、単体ソリューションから EV Suite サブスクリプションに移行していただけます。このサブスクリプションは、Enterprise Vault のあらゆる要素 (発見、監視、分類、ジャーナル、ファイルアーカイブ、メールアーカイブ) を提供します。また、Archive Discovery、Supervision Suite、File Governance、Email Management を個別に提供します。

詳しくは各ソフトウェアサービスの使用許諾契約および製品使用権のドキュメントを参照してください。

 

Backup Exec

Backup Exec は現在、特定のエディションのサブスクリプションでご利用いただけます。ただし、ベリタスは製品ポートフォリオの簡素化を進めることでサブスクリプションサービスの魅力を向上し、サブスクリプション限定の機能として M365 のバックアップを導入しました。

Microsoft 365 バックアップは、サブスクリプションでのみ利用可能です。

はい。現時点ではブロンズ、シルバー、ゴールド、カスタムエディションおよび V-Ray ライセンスを更新できます。

 

NetBackup SaaS Protection

Alta SaaS Protection (ASP) はホスト型サブスクリプションサービスのみご利用いただけます。ただし、ベリタスは製品ポートフォリオの簡素化を進めることで、サブスクリプションサービスの魅力を向上しようとしています。

ASP 製品のポートフォリオは、サブスクリプションサービスの数を 3 つから 2 つへと簡素化する予定で、付加価値を実現するさまざまなサービスを導入し、ASP テナント設定の柔軟性をさらに強化します。これにより、技術的なニーズやパフォーマンス、予算に関するニーズにお応えしていきます。

企業・法人 Enterprise Plus Add-On Services

SaaS バックアップを管理する主な機能:

  • データソースコネクタ
  • 保持期間無制限
  • レポートと分析
  • Legal Hold
  • 早期証拠評価
  • メタデータ検索
  • Azure AD の統合
  • SSO、MFA
  • インテリジェントな階層化
  • ロールベースのアクセス制御
  • データのローカルでの冗長性 (3 コピー)

Enterprise の全機能と次の追加機能:

  • エンドユーザーのセルフサービスポータル
  • 全文検索
  • マルチリージョンスケールアウト機能

テナントに追加できる追加機能:

  • 追加のデータストレージ制限
  • 追加のデータバックアップ
  • Software Development Kit

 

ASP は単一テナントによるアーキテクチャとして配備されるため、ASP のお客様がバックアップをご要望の場合は、専用環境が用意されます。単一テナントモデルにより、柔軟性、パフォーマンス、セキュリティ、ユーザーエクスペリエンスの面では真の柔軟性が実現します。さらに、単一テナントの配備モデルでは、お客様が ASP テナントを設定することにより、機能、パフォーマンス、予算の要件に対応することが可能です。

クラウドネイティブの単一テナントアーキテクチャである ASP は、技術要件を満たすのであれば、全世界のあらゆるリージョンの Azure に配備することができます。このような単一テナントアーキテクチャのメリットにより、ASP を Azure サブスクリプション内にホストすることができます。またオプションとして、お客様はご自身の Azure サブスクリプションを持ち込み、ASP をホストすることも可能です。いずれの場合も、フルマネージドの SaaS サービスとして提供されることに変わりありません。配備モデルにかかわらず、ベリタスはお客様の ASP テナントについて、シンプルなサブスクリプション料金モデルでのプロビジョニング、設定、更新、アップグレード、監視に対応します。お客様がご自身の Azure サブスクリプションを持ち込む場合、お客様は ASP を利用して Azure 消費のコミットメントを引き下げつつ、フルマネージドの SaaS バックアップが可能になるというメリットもさらに得られます。

NSP はワークロードの保護に応じて、2 通りの方法でライセンス提供されます。M365 Suite や Google Workspace などのコラボレーションワークロードの場合、NSP はユーザー単位でライセンス提供されます。ファイルワークロードの場合、NSP はフロントエンド TB 単位でライセンス提供されます。

ASP ライセンスは、ワークロードの保護に応じて、2 とおりの方法でメータリングされます。M365 Suite や Google Workspace などのコラボレーションワークロードの場合、ASP ライセンスはユーザー単位でメータリングされます。ファイルワークロードの場合、ASP ライセンスはフロントエンド TB 単位でメータリングされます。

ASP は共有のストレージ制限モデルを基本として、テナントレベルで導入されます。お客様が複数のワークロードのバックアップを購入する場合、そのテナントのすべてのストレージが集約されます。これにより、お客様が検討すべきものはバックアップのニーズに見合う合計のストレージ容量のみとなります。要求される容量が増える場合、お客様にはテナントへの割り当て容量の追加分を確保するか、バックアップのデータを削除して空き容量を確保していただきます。

価格

一般的な質問

NetBackup のサブスクリプションの標準価格は、他の同等のソリューションと比較しても競争力のある価格設定となりました。サブスクリプションサービスも強化し、最低 3 年の有効期間のライセンスにサブスクリプション特典を導入しました。

サブスクリプション価格は、次のようにいくつか経済的なメリットがあります。 

  • 合計契約金額 (TCV) の削減
  • 初期取得コストの削減
  • 費用の予測が可能で、一貫性がある
  • 実際の使用量に見合った支払い
  • 継続的な管理の最小化
  • 未使用ライセンスの削除

永続型ライセンスの割引と期間限定ライセンスの割引をそのまま比較することはできません。業界の慣行に従い、全般的にサブスクリプションの割引率は低くなっています。

3 年以上のサブスクリプションライセンスの場合、契約期間中に追加で購入されたサブスクリプションライセンスにも同じ単価が適用されます。ただし、価格は市場の変化にあわせて適宜改定される場合があります。

いいえ。全額前払いとするか、年額を前払いするかを選択していただけます。複数年のサブスクリプションの全額を前払いする場合も、年額を前払いする場合も、価格は変わりません。

はい。3 年以上のサブスクリプションに同意され、使用状況のレポートをお約束いただいたお客様は、当初交渉した単価でユニットを有効なサブスクリプションに追加することができます。

ライセンスを付与したサブスクリプションソフトウェアの数量は、期間中に減らすことはできません。

 

True forward

True forward は、「true up」価格モデルに代わるものであり、お客様は今後、残期間の実際の使用量を反映するため、定期的なレビューでサブスクリプションにユニットを追加することができます。 過去の使用量に対してお支払いが必要な「true up」とは異なり、「true forward」では将来の使用量にのみお支払いいただきます。「true forward」をご利用いただくには、関連するサブスクリプションライセンスの利用期間が 3 年以上であること、遠隔測定の有効化または手動でのレポート提供に同意していただくこと、すべての契約条件に準拠していることに該当している必要があります。 

使用量を超過する場合でも、ベリタスはサブスクリプションライセンス契約に基づき、その裁量により契約期日に先立って定期的なコンプライアンスレビューを実施できます。年次の True forward プロセスで認められた割り当ての拡張に従い、レビューの完了時点において、当初のライセンス数量の超過分にあたる全数量のユニットを購入していただく必要があります (つまり、年度期日を迎えてからご購入いただくわけではありません)。

関連するソフトウェアの有効期間が 3 年以上で、使用状況のレポートを提供し、定期的なレビューにご参加いただけるお客様は、true forward をご利用いただけます。

  • お客様は追加の資格として、ライセンスの数量の 10% にあたる割り当てを受け取ることができます。
  • 配備が資格の 10% を超過する場合、お客様は次回の定期レビューで期間調整した追加ユニットを購入する必要があります
  • 年内の超過使用量に対しては課金されません

関連するソフトウェアの有効期間が 3 年未満のお客様も使用状況のレポートは必要ですが、true forward の資格は付与されず、追加ユニットに対する価格の特典もありません。 お客様はライセンス資格に準拠した運用を行うことが求められます。コンプライアンス違反を防ぐため、お客様は需要に先立って追加の数量を購入する必要があります。

いいえ。販売価格が異なるわけではありません。しかし、遠隔測定にご参加いただけないお客様は価格の特典 (追加の数量を当初のサブスクリプション価格で購入できること) を受けることはできず、割り当ての拡張に対する特典もありません。 また、レポートはサブスクリプションのお客様に対する契約上の要件です。お客様がレポートの提供について同意されない、または実施されない場合、かつベリタスがレポート要件の放棄や削除に同意しない場合は、お客様はライセンス契約に違反することになり、ライセンス提供が終了する可能性もあります。

 

永続型からサブスクリプションへの変更

はい。旧バージョンの製品を使用するには、サブスクリプションに加え、延長サポートまたは継続サポートを購入する必要があります。Services and Operational Readiness Tool は、各製品バージョンにおける延長サポートまたは継続サポートの開始時期に関する概要を示します。

Services and Operational Readiness Tool

複数のメンテナンスおよびサポートの契約の期間を調整し、これらの契約をすべてサブスクリプションに変更することができます。

永続型ライセンスの現行のメンテナンスおよびサポートを更新し、サブスクリプションには変更しないことを選択したお客様は、ベリタスの裁量により、メンテナンスおよびサポートの更新に対する請求額を引き上げる予定です。

ソフトウェアのライセンス費用は永続型でも期間限定サブスクリプションライセンスモデルでも、固定資産勘定として計上できます。その意味では、ベリタスと貴社の関係性に変化はありません。ライセンスが付与されると、ライセンスに関連する費用はすべて固定資産勘定で前もって計上されます (すなわち、CapEx 予算が使用されます)。メンテナンスおよびサポートの費用は、永続型でも期間限定サブスクリプションライセンスモデルでも、OpEx と見なされます。

ベリタスは、既存の永続型ライセンスに対するメンテナンスおよびサポートの提供を継続します (NetBackup Traditional を除く)。メンテナンスおよびサポートはその時点の適用レートで提供され、ベリタスの裁量により価格の引き上げの対象となります。

いいえ。サブスクリプションの更新に猶予期間はありません。有効期間の最終日までに、サブスクリプションを更新する必要があります。

はい。サブスクリプションライセンスは GAAP に基づく設備投資会計処理の対象です。ソフトウェアライセンスコストは前もって固定資産勘定で計上されます (後に償却されます)。配分可能なメンテナンス/サポートコンポーネントは、永続型とサブスクリプションの両方のライセンスモデルで運用コストとして処理されます。

 

ライセンス

ベリタスはサブスクリプションライセンスの VPA は提供していません。お客様は、3 年間のサブスクリプションにより、同様の価格保証および固定価格をご利用いただけます。現在の支払価格は、まる 3 年にわたって固定されます。

E-Flex は永続型ソフトウェアライセンスでのみ利用可能であるため、ベリタスは E-Flex 契約を段階的に終了しています。 ベリタスサブスクリプションソフトウェアを制限なく配備したいというお客様のため、無制限のサブスクリプション契約を提供しています。

はい。2022 年 4 月 4 日より、サブスクリプションライセンス、および関連するサブスクリプションの特典は、ベリタスのコーポレート、ガバメント、アカデミックのライセンスプログラムでご利用いただけます。サブスクリプションライセンス用の既存の契約に基づくライセンスプログラムもご利用いただけます。ベリタスは今後、サブスクリプションおよび SaaS ライセンスモデルに注力していきます。永続型ソフトウェアライセンス用の既存のライセンスプログラムは、サブスクリプションソフトウェアに対応するような変更は行われません。

はい。VSPP ではいつでもサブスクリプションライセンスを利用可能なため、VSPP の永続型ライセンスはサブスクリプションライセンスに変更できます。さらに、NetBackup Enterprise、NetBackup Data Mover を含む新しいサブスクリプションサービスの SKU は、既存のプログラム契約で SPP に追加されました (月単位/GB 単位)。 すでに VSPP に含まれる InfoScale SKU については変更はありません。データのコンプライアンスとガバナンスのポートフォリオについては、永続型をベースとして VSPP に組み込まれるすべての製品は、サブスクリプションベースでも提供されます。

はい。サブスクリプションプログラムの導入により、TSPP に変更が生じることはありません。

標準の契約条件でベリタスと取引をされるお客様は、既存のプロセスでサブスクリプションソフトウェアライセンスをご購入いただけます。2022 年 4 月 4 日より、ベリタスのライセンスプログラム契約は更新され、新しいサブスクリプションの特典や関連する条件に対応します。

ベリタスとの使用許諾契約について交渉されたお客様は、一般に、既存の使用許諾契約へのサブスクリプションの付録に追加署名し、既存のプロセスに従って新しいサブスクリプションの特典や関連する条件を追加します。 

サブスクリプションの SKU はベリタスの価格表に含まれており、ベリタスに直接依頼することも、お客様のチャネルパートナーを介して依頼することも可能です。

永続型ライセンスの資格は、サブスクリプションへの変更を完了後すぐに VEMS から削除されます。 インストールベースの廃棄処理を完了すると、VEMS でのアクセスができなくなるため、廃棄処理の前に、既存のライセンスキーのエクスポートを参照用としてダウンロードするようネットワーク管理者に依頼してください。

2022 年 4 月 4 日以降は、ライセンスを付与されたサブスクリプションソフトウェアの使用状況を報告する必要があります。 サブスクリプション契約に記載の通り、報告は自動、または手動で送信します。 自動での報告は、製品に応じたさまざまなツール経由で可能です。 NetBackup は NBUDeployUtil を、InfoScale は VIOM を使用します。 自動での報告を行うレポートダッシュボードはすべて NetInsights です。

いいえ。現在も引き続き永続型ライセンスのメンテナンスとサポートを更新することは可能です。ただし、新しいライセンスはサブスクリプションベースでのみ販売されます。

永続型のメンテナンスおよびサポートプランが更新のタイミングを迎えた場合は、2 つのオプションから選択していただくことになります。

  • インストールベースの永続型ライセンスをサブスクリプションライセンスに切り替え、最新のサブスクリプション機能へのアクセスを獲得するか、
  • 永続型のメンテナンスおよびサポートのプランを引き続き更新するかです。

他のサブスクリプションと同様、一度期限が切れると、ソフトウェアやサポートを利用する権利はなくなります。後日新たにサブスクリプションを利用したい場合は、その時点の価格で購入できます。

永続型ライセンスを保持しつつ、同じ製品の新しいサブスクリプションライセンスを購入することは可能です。すべての永続型ライセンスをその時点で変更する必要はありません。ただし、サブスクリプションに変更し、サブスクリプションプログラムの特典をすべて利用するほうが、手続きが簡単です。

永続型ライセンスを放棄して新しいサブスクリプションまたは SaaS の資格を得ることになります。

ソフトウェア投資の保護にとって最善の方法は、ソフトウェアのメンテナンスやサポートについて最新の状態を維持することです。 有効なメンテナンス契約に基づいていない永続型ライセンスを変更する場合、サブスクリプションへの変更に先立ち、メンテナンスの払い戻しが必要です。しかし、メンテナンスおよびサポートを 2 年以上受けていない永続型ライセンスの場合は、新しいサブスクリプションライセンスを購入する必要があります。