Veritas NetBackup™ リリースノート
- NetBackup 8.3 について
- 新機能、拡張機能および変更
- NetBackup 8.3 の新機能、変更点、および拡張機能
- 操作上の注意事項
- NetBackup のインストールとアップグレードの操作上の注意事項
- NetBackup の管理と一般的な操作上の注意事項
- NetBackup 管理インターフェースの操作上の注意事項
- NetBackup Bare Metal Restore の操作上の注意事項
- NetBackup クラウドの操作上の注意事項
- NetBackup と Veritas CloudPoint に関する操作上の注意事項
- NetBackup データベースとアプリケーションエージェントの操作上の注意事項
- NetBackup の国際化と日本語化の操作に関する注意事項
- NetBackup for NDMP の操作上の注意事項
- NetBackup Snapshot Client の操作上の注意事項
- NetBackup 仮想化の操作上の注意事項
- 付録 A. NetBackup ユーザーの SORT について
- 付録 B. NetBackup のインストール要件
- 付録 C. NetBackup の互換性の要件
- 付録 D. 他のNetBackup マニュアルおよび関連マニュアル
RBAC の機能強化
NetBackup 8.3 で、役割に基づくアクセス制御 (RBAC) を使用することで、より詳細な権限、強化された柔軟性、および優れた制御性が得られます。RBAC の設計はアクセス制御リスト (ACL) に基づいており、ANSI INCITS 359-2004 標準に忠実に従います。RBAC の適用に関する以前の設計は本質的に動的でしたが、新しい RBAC はその構成において静的です。
デフォルトでは、「管理者」の役割だけが作成されます。この役割は、RBAC のすべての権限を持ちます。「管理者」は、作業負荷管理者やバックアップ管理者などのカスタムの役割を構成するために、NetBackup Web UI にサインインする必要があります。
NetBackup 8.3 での次のような RBAC の機能強化に注意してください。
インストールでは、NetBackup 8.3 より前の RBAC のプリンシパル、役割、オブジェクトグループが確認されます。
既存の API キーユーザーを、新しい RBAC の役割に割り当てる必要があります。
バックアップ管理者の役割を移行し、古い RBAC セキュリティ管理者の役割を持つユーザーに新しいセキュリティ管理者の役割を作成するためのツールが利用可能です。その他の役割は手動で再構成する必要があります。
RBAC ツールに関する詳しい情報を参照できます。
RBAC の役割ユーティリティ。NetBackup 8.3 で導入された新しい RBAC 機能についての最新の役割の定義を提供します。
ユーザー移行ツール。オプションには、バックアップ管理者の役割を変換し、新しいセキュリティ管理者の役割を作成して、8.3 より前のセキュリティ管理者の役割を持つ任意のユーザーを再度追加する機能が含まれています。