NetBackup™ Bare Metal Restore™ 管理者ガイド

SRT を作成するには、次の項目に対するインストールソフトウェアまたはイメージが必要です。

• オペレーティングシステム (UNIX および Linux のみ)。

• Linux SRT の場合は、Bare Metal Restore のサードパーティ製品 CD。この CD には、ベンダーの Linux ディストリビューションに含まれない可能性のあるオープンソース製品が含まれています。

  メモ:

  Veritas は、3PPCD のサードパーティのコンポーネントをそれぞれの最新リリースにときどき更新します。新しい SRT の作成時に、最新の利用可能なバージョンの 3PPCD を使用することを常にお勧めします。NetBackup バージョン 8.3 以降のブートサーバーには、バージョン 3.0 の BMR 3PPCD が必要です。8.3 より前のバージョンの NetBackup では、3PPCD のバージョン 2.0 を使用することをお勧めします。それよりも新しいバージョン 3.0 の 3PPCD の使用は許可されていません。同様に、8.0 より前のバージョンの NetBackup のブートサーバーでは、3PPCD のバージョン 1.0 のみを使用できます。また、ユーザーは以前のバージョンの 3PPCD で作成された既存の SRT を引き続き使用できます。初めて SRT を作成するとき、ユーザーが 3PPCD を指定すると、BMR は 3PPCD のコンテンツを /usr/openv/netbackup/baremetal/server/data/media/3PPCD/ に保持します。それ以降の SRT の作成では、この場所にあるコンテンツを使用します。何らかの理由によりこの場所が空の場合、bmrsrtadm は SRT の作成中に 3PPCD を要求します。古いブートサーバーを 8.3 にアップグレードした後、SRT の作成中に、BMR は SRT が作成された OS のバージョンを確認し、この場所のコンテンツを検証し、領域をクリーニングして、3PPCD のバージョン 3.0 を要求します。

  https://www.veritas.com/content/support/ja_JP/downloads/update.UPD238422

• 必要に応じて、他のアプリケーションまたはパッケージ (Veritas Volume Manager または Veritas File System など)。

• 必要に応じて、SRT にインストールされているオペレーティングシステムまたはその他のソフトウェアで必要な、パッチ、メンテナンスレベル、Maintenance Pack、Service Pack、ファイルセット、またはドライバ。NetBackup クライアントソフトウェアに必要なオペレーティングシステムパッチを SRT にインストールする必要があります。このオペレーティングシステムパッチがインストールされていない場合、NetBackup は一時的なリストア環境で正しく機能せず、リストアが失敗する場合があります。

  パッケージまたはパッチの依存関係について詳しくは、『NetBackup リリースノート UNIX、Windows および Linux』を参照してください。

SRT の作成中、次のいずれかの操作を行う場合に、インストールプログラムまたはソフトウェアへのパスを入力するプロンプトが表示されます。

• インストールプログラムをブートサーバーのリムーバブルメディアドライブに配置する。この場合は、そのリムーバブルメディアドライブへのパスを入力します。

• インストールプログラムの内容をローカルディレクトリにコピーする。この場合は、そのローカルディレクトリへのパスを入力します。

• インストールプログラムの内容を、NFS などのネットワーク共有を経由してブートサーバーから使用できるリモートディレクトリにコピーする。この場合は、そのリモートディレクトリまたは共有の場所へのパスを入力します。