NetBackup™ Bare Metal Restore™ 管理者ガイド
- Bare Metal Restore の概要
- BMR の構成
- クライアントの保護
- リストア環境の設定
- 共有リソースツリー
- 共有リソースツリーの作成
- 共有リソースツリーの管理
- ブートメディアの管理
- クライアントのリストア
- BMR ディスクリカバリ動作
- ネットワークブートによる BMR クライアントのリストアについて
- メディアブートによる BMR クライアントのリストアについて
- 指定した時点へのリストアについて
- 異なるディスクへのリストアについて
- 異なる システムへのリストア
- NetBackup メディアサーバーのリストアについて
- 外部プロシージャについて
- SAN (ストレージエリアネットワーク) のサポートについて
- 複数のネットワークインターフェースのサポートについて
- Windows ドライバパッケージの管理
- クライアントおよび構成の管理
- BMR ブートサーバーの管理
- トラブルシューティング
- クライアントバックアップからの仮想マシンの作成に関する問題のトラブルシューティング
- クライアントリストアの成功後もリストアタスクがディザスタリカバリドメインに完了状態で保持されることがある
- クライアントバックアップからの仮想マシンの作成
- Bare Metal Restore アクティビティの監視
- 付録 A. NetBackup BMR 関連の付録
[ネットワークルート (Network Routes)]プロパティ
[構成の変更 (Change Configuration)]ダイアログボックスの[ネットワークルート (Network Routes)]プロパティシートを使用して、リストア時に使用するネットワークルートを追加します。
構成内の既存のルートで NetBackup サーバーまたは BMR サーバーにアクセスできない場合、ルートを追加する必要があります。これは、異なる場所でディザスタリカバリを実行中に、サブネット間でサーバーを移動する場合に実行する必要があります。また、介在するルーターが変更された場合にも実行する必要があります。
たとえば、クライアント 10.10.5.12 と NetBackup マスターサーバー 10.10.6.23 とが異なるサブネットにあり、両者間にルーター (10.10.5.254) があるとします。リストア準備時に、リストア処理で NetBackup マスターサーバーへのルートが 10.10.5.254 として構成され、リストアは正常に行われるようになります。しかし、両者間のルーターの IP アドレスが変更されると、クライアントはマスターサーバーにアクセスできなくなる場合があります。マスターサーバーへの正しいルートが構成に含まれなくなるため、クライアントはサーバーにアクセスできません。そのため、リストア準備処理を実行する前に、マスターサーバーにネットワークルートを追加する必要があります。
BMR は、次の順序でホストへのアクセスを試行します。
ホストルート ([ホスト (Hosts)]プロパティシートで指定したもの)
このプロパティシートで指定したネットワークルート
このプロパティシートで指定したデフォルトのルート
表: ネットワークルートのマッピングフィールドに、プロパティシートのフィールドとオプションを示します。
表: ネットワークルートのマッピングフィールド
処理 | 説明 |
---|---|
デフォルトゲートウェイ (Default gateway) | ホストにアクセスするルートが他にない場合に使用するゲートウェイ。 |
追加 (Add) | 新しいネットワークルートのプロパティを入力できるダイアログボックスが表示されます。 |
変更 (Change) | 選択したルートのプロパティを変更できるダイアログボックスを開きます。 |
削除 (Remove) | 選択したルートを削除します。 |