NetBackup™ Bare Metal Restore™ 管理者ガイド
- Bare Metal Restore の概要
- BMR の構成
- クライアントの保護
- リストア環境の設定
- 共有リソースツリー
- 共有リソースツリーの作成
- 共有リソースツリーの管理
- ブートメディアの管理
- クライアントのリストア
- BMR ディスクリカバリ動作
- ネットワークブートによる BMR クライアントのリストアについて
- メディアブートによる BMR クライアントのリストアについて
- 指定した時点へのリストアについて
- 異なるディスクへのリストアについて
- 異なる システムへのリストア
- NetBackup メディアサーバーのリストアについて
- 外部プロシージャについて
- SAN (ストレージエリアネットワーク) のサポートについて
- 複数のネットワークインターフェースのサポートについて
- Windows ドライバパッケージの管理
- クライアントおよび構成の管理
- BMR ブートサーバーの管理
- トラブルシューティング
- クライアントバックアップからの仮想マシンの作成に関する問題のトラブルシューティング
- クライアントリストアの成功後もリストアタスクがディザスタリカバリドメインに完了状態で保持されることがある
- クライアントバックアップからの仮想マシンの作成
- Bare Metal Restore アクティビティの監視
- 付録 A. NetBackup BMR 関連の付録
Solaris バージョン 10 のネットワークブートサービス構成
BMR がブートサーバーの必須ネットワーク構成を内部的に処理しながらリストアのためにクライアントを準備するので、Solaris 10 SPARC アーキテクチャでは具体的な DHCP 構成は必要ありません。
Solaris 10 x64 アーキテクチャはブートサーバーで手動で行うべき DHCP および TFTP サービスの構成を必要とします。
DHCP サービスを構成するには、次の手順を実行します。
dhcp を初期化する dhcpconfig コマンドを実行します。
dhcpconfig -D -r SUNWfiles -p /var/dhcp
ネットワーク表のエントリを追加します。
pntadm -C <Network-IP> E.g. : pntadm - C 10.209.4.0
サブネットまたはルートの詳細を構成します。
dhtadm -A -m <Network-IP> -d < ':option=value:option=value:option=value:'>
例:
dhtadm -A -m 10.209.4.0 -d ':Subnet=255.255.252.0'':Router=10.209.4.1'':DNSdmain="<yourdomainname>.com"'':DNSserv=10.216.16.101 10.217.160.131:'
次のコマンドを使用して DHCP サーバーを有効にします。
svcadm -v enable dhcp-server.
TFTP サービスを構成するには、次の手順を実行します。
TFTP ベースディレクトリを作成します。
mkdir /tftpboot
TFTP エントリが /etc/inetd.conf ファイルになかった場合、次の行を追加してください。
tftp dgram udp6 wait root /usr/sbin/in.tftpd in.tftpd -s /tftpboot
構成の変更をインポートします。
/usr/sbin/inetconv
TFTP を再起動します。
svcs network/tftp/udp6 svcadm restart network/tftp/udp6
メモ:
Solaris では、BMR は Solaris WAN ベースブートプロトコルをサポートしません。ただし、クロスサブネットの場合は、ネットワークベースのブートリカバリが想定されており、リレーブートサーバーを使用できます。