Veritas NetBackup™ Plug-in for VMware vSphere Client (HTML5) ガイド
- 概要およびメモ
- NetBackup Plug-in for vSphere Client (HTML5) のインストール
- NetBackup リカバリウィザードとインスタントリカバリウィザードの構成の概要
- バックアップからの仮想ディスクの除外
- バックアップ状態の監視
- 仮想マシンのリストア
- トラブルシューティング
- 付録 A. インスタントリカバリのイベントとベストプラクティス
- 付録 B. NetBackup メディアサーバーおよびプラグインパッケージホストからの vSphere Client (HTML5) プラグインのインストール
プラグインのリカバリポータルでのマスターサーバーの通信エラーのトラブルシューティング
VM をリカバリするには、プラグインに、有効で正しい認証トークンを持つ登録済みの NetBackup マスターサーバーが設定されている必要があります。NetBackup 管理者は、(vCenter Server などの) 特定のクライアントの特定の NetBackup マスターサーバーで認証トークンを生成します。このトークンにより、トークンが生成された NetBackup マスターサーバーに vCenter がアクセスできるようになります。(注意: プラグインのリカバリポータルの[マスターサーバーの登録]オプションを使用して、現在登録されているマスターサーバーの認証トークンを検証できます。)
vCenter の TCP/IP アドレスまたはホスト名が認証トークン内の情報と正確に一致しない場合、マスターサーバーの登録操作、VM のリカバリは失敗します。VM のリカバリについては、受信するエラーメッセージは、プラグインインターフェースのどこでリストアを実行しようとしたかによって異なります。エラーによって送信されるメッセージには次のようなものがあります。
Failed to get master server version.その後表示されるメッセージ: java.security.cert.CertificateException
No mapping found between vCenter(s) and Master Server(s) Master Server "master_server_name" java.security.cert.CertificateException
Failed to communicate with NetBackup master server master_server_name on port 8443 with the supplied authentication token. Please verify that NetBackup master server name, port and authentication token are valid.
問題と訂正処理を正しく判断するには、VxUL ログファイルを確認する必要があります。マスターサーバーで、次のコマンドを入力します。
vxlogview -i nbwebservice -p nb - L -E
ログファイルには、次のようなメッセージが含まれています。
02/17/2017 10:03:37.831 [Error] Remote host name does not match the name in the certificate, remote name:vcenter02.domain.com, name from certificate:vcenter02
示されているログの一部では、トークンは vcenter02
であり、必要な名前は vcenter02.domain.com
です。
Veritasでは、既存のトークンを取り消し、必要な名前で新しいトークンを生成して、vCenter でその新しいトークンを使用することをお勧めします。これを実行できない場合、次のように、既存のトークンのエイリアスとして vCenter の完全修飾ドメイン名を追加します。
manageClientCerts -addAlias vcenter02 -HOST vcenter02.domain.com
代わりに、-ANY オプションを使用できます。
manageClientCerts -addAlias vcenter02 -ANY
-ANY では、任意のホストまたは任意の IP アドレスが、このトークンを使用して NetBackup サーバーと通信できるようになります。
注意:
-ANY オプションは、安全なリストア方法ではありません。manageClientCerts コマンドについて詳しくは、『NetBackup コマンドリファレンスガイド』を参照してください。
ログファイルには、次のようなメッセージが含まれています。
02/17/2017 16:18:13.951 [Error] Remote host name does not match the name in the certificate, remote name:10.10.10.11, name from certificate:vcenter02
示されているログの一部では、トークンは vcenter02
であり、必要な名前は 10.10.10.11
です。
Veritasでは、既存のトークンを取り消し、必要な名前で新しいトークンを生成して、vCenter でその新しいトークンを使用することをお勧めします。これを実行できない場合、次のように、既存のトークンのエイリアスとして vCenter の TCP/IP アドレスを追加します。
manageClientCerts -addAlias vcenter02 -IP 10.10.10.11
代わりに、-ANY オプションを使用できます。
manageClientCerts -addAlias vcenter02 -ANY
-ANY では、任意のホストまたは任意の IP アドレスが、このトークンを使用して NetBackup サーバーと通信できるようになります。
注意:
-ANY オプションは、安全なリストア方法ではありません。
詳細情報が利用可能です。
認証トークンのホスト名または IP アドレスの追加または追加したホスト名または IP アドレスの削除を参照してください。
『NetBackup コマンドリファレンスガイド』の manageClientCerts コマンドを参照してください。