NetBackup™ 管理者ガイド Vol. 1

［チェックポイントの間隔 (分) (Take checkpoints every __ minutes)］(ポリシー属性)

バックアップの間にチェックポイントを設定することによって、バックアップが失敗した場合に時間を節約できます。バックアップ中にチェックポイントを定期的に設定すると、NetBackup は失敗したバックアップを最後のチェックポイントの先頭から再開できます。これは、多くの場合、ジョブ全体を再開するよりも早く完了します。

チェックポイントの間隔とは、バックアップ時に NetBackup によってチェックポイントが作成される間隔を示します。デフォルトは 15 分です。管理者は、チェックポイントの間隔をポリシーごとに判断します。チェックポイントの間隔を選択する場合は、失敗したバックアップが再開するときに発生する可能性のある時間損失と、高頻度のチェックポイントによるパフォーマンス低下とのバランスを考慮します。設定したチェックポイントの間隔によってパフォーマンスに影響がある場合は、次のチェックポイントまでの時間を長くします。

チェックポイントはファイルとファイルの間の境界で保存され、リスト内の次のファイルを指します。「チェックポイントから再開」機能は MS-Windows、NAS-Data-Protection、または Standard ポリシー形式でのみ利用可能です。「チェックポイントから再開」機能を有効にするには、［チェックポイントの間隔 (分) (Take checkpoints every __ minutes)］にチェックマークを付けます。ボックスにチェックマークを付けると、NetBackup は指定された頻度でバックアップジョブの間にチェックポイントを設定します。ボックスのチェックマークを外すと、チェックポイントは設定されず、失敗したバックアップはジョブの始めから再開されます。「チェックポイントから再開」機能はリストアジョブにも使うことができます。

リストアジョブでの「チェックポイントから再開」機能を参照してください。

［グローバル属性 (Global Attributes)］プロパティの［スケジュールバックアップの試行回数 (Schedule backup attempts)］は、失敗したバックアップの再開が NetBackup によって試行される回数を示します。

［グローバル属性 (Global Attributes)］プロパティを参照してください。

次の表は「チェックポイントから再開」機能の、各種ポリシー属性、ストレージおよびクライアントのサポートレベルを記述したものです。リストにないエージェントまたはオプションについては、そのエージェントまたはオプションのマニュアルを参照してください。