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NetBackup™ 管理者ガイド Vol. 1

Last Published: 2022-04-27

Product(s): NetBackup (10.0)

NetBackup server.conf ファイルについて

テクニカルサポートの支援なしでこのファイルを編集しないことをお勧めします。NetBackup ファイルを編集すると、server.conf が起動しなくなる場合があります。

Windows の場合

SQL Anywhere サービスの起動時に、install_path\VERITAS\NetBackupDB\conf\server.conf ファイルが読み込まれます。SQL Anywhere サービスは、このファイルからすべての構成情報を取得します。

-n NB_server_name

-x tcpip(LocalOnly=YES;ServerPort=13785) -gd DBA -gk DBA -gl DBA -gp 4096 -ti 0 -c 200M -ch 1365M -cl 200M -wc- -gna 1 -k -os 1M -m -o "C:\Program Files\Veritas\NetBackupDB\log\server.log" -m

UNIX の場合

/usr/openv/var/global/server.conf/usr/openv/var/global/server.conf ファイルが読み込まれます。

SQL Anywhere デーモンは次のように、server.conf ファイルからすべての設定情報を取得します。

-n NB_server_name

-x tcpip(LocalOnly=YES;ServerPort=13785) -gp 4096 -gd DBA -gk DBA -gl DBA -ti 0 -c 200M -ch 1278M -cl 200M -wc- -ua -gna 1 -k -os 1M -m -o /usr/openv/db//log/server.log -ud

NB_server_name は、SQL Anywhere サーバーの名前を示します。それぞれの Sybase サーバーは一意の名前を持ちます。インストール時に使用した名前を使用してください。インストール時に完全修飾名が使用されている場合、ここでも完全修飾名を使用します。

メモ:

この名前を変更すると、Enterprise Media Manager がデータベースに接続できなくなります。

表: server.conf ファイルで使われるコマンド

コマンド	説明
-c 200M	データベースページとその他のサーバー情報をキャッシュするために予約する初期メモリを示します。値はパフォーマンス上の理由から変更できます。
-ch 1316M	自動的にキャッシュサイズを増加する際の上限となる最大キャッシュサイズを示します。値はコンピュータのメモリサイズに基づいて自動的に計算されます。
-cl 200M	自動的にキャッシュサイズを変更する際の下限となる最小キャッシュサイズを示します。値はパフォーマンス上の理由から変更できます。
-gd DBA -gk DBA -gl DBA	DBA ユーザーアカウントを使用して、データベースの起動と停止、およびデータのロードとアンロードを行うことを示します。
-gna 1	ネットワークデータベースサーバーのマルチプログラミングレベルの自動調整を有効にします。
-gp 4096	データベースの最大ページサイズ (バイト単位) を示します。このパラメータは、データベースの作成中に指定されます。
-k	-k は、データベースサーバーが起動され、パフォーマンスモニター統計が収集されない場合に指定されます。
-m	チェックポイントが設定されている場合、トランザクションログを切り捨てます。このオプションは、トランザクションログの増加を自動的に制限する方法となります。このオプションは、NbDbAdmin.exe (Windows) または dbadm (UNIX) を利用し、トランザクションモードのオプション設定を［完全 (Full)］から［部分 (Partial)］に変更することで無効にします。
*-o install_path\Veritas\* NetBackupDB\log\server.log	Windows の場合: サーバー出力メッセージの場所を示します。このメッセージには、起動および停止イベント、チェックポイント、エラー状態、キャッシュ変更サイズなどが含まれます。このログは管理されませんが、増加率は高くありません。
-o /usr/openv/db/log/ server.log	UNIX の場合: サーバー出力メッセージの場所を示します。このメッセージには、起動および停止イベント、チェックポイント、エラー状態、キャッシュ変更サイズなどが含まれます。このログは管理されませんが、増加率は高くありません。
-os 1M	データベースサーバーのメッセージログファイルの最大サイズを指定します。
-ti 0	停止前に許可されるクライアントのアイドル時間を示します。デフォルトでは、アイドル時間は許可されないため、データベースは停止されません。
-ua	非同期 I/O の利用をオフにします。
-ud	サーバーをデーモンとして実行することを示します。
-wc-	データベースへの書き込み操作でチェックサムが有効化されるかどうかを制御します。デフォルトでは、すべてのデータベースページにチェックサムがあるため、データベースサーバーは -wc- で設定されます。
-x tcpip(LocalOnly =YES;ServerPort=13785)	共有メモリに加えて利用可能な接続の種類を示します。たとえば、ポート 13785 を使用するローカル TCP/IP 接続です。

詳細情報

NetBackup マスターサーバーがインストールされるディレクトリおよびファイルについて