Veritas NetBackup™ Appliance 管理者ガイド

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Product(s): Appliances (3.1 (5340), 3.1 (5330), 3.1 (5240), 3.1 (5230), 3.1 (5220))
  1. 概要
    1.  
      NetBackup Appliance について
    2.  
      マスターサーバーの役割について
    3.  
      メディアサーバーの役割について
    4. Web Consoleへのアクセスについて
      1.  
        アプライアンスによってサポートされる Web ブラウザ
      2.  
        Mozilla Firefox の[Untrusted Connection]ページの無効化
    5. Shell Menuについて
      1.  
        Shell Menuへのログオン
      2.  
        Shell Menuの制限事項
      3.  
        構成されていないアプライアンスに対するコマンドの制限
    6. アプライアンスのコンソールコンポーネントについて
      1.  
        タイトルバーのリンクの使用について
      2.  
        ヘルプへのアクセスと使用
      3.  
        Web ブラウザのブックマークの使用について
      4.  
        クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)の防止
    7.  
      Web Consoleのログインページについて
    8.  
      NetBackup アプライアンスのホームページ
    9.  
      Product Long Name の共通タスク
    10.  
      NetBackup アプライアンスのマニュアルについて
  2. NetBackup Appliance の監視
    1.  
      NetBackup Appliance の監視について
    2. ハードウェアの監視と警告について
      1. [監視 (Monitor)] > [ハードウェア (Hardware)]オプション
        1.  
          監視対象ハードウェアコンポーネント
      2.  
        NetBackup Appliance からの電子メール通知について
    3. Product Long Name の Symantec Data Center Security について
      1.  
        監視 > SDCS イベント
      2.  
        SDCS 監査ログの詳細の表示
      3.  
        SDCS 監査ログのフィルタ
      4.  
        SDCS 監査ログ保持指定の設定
      5. Symantec Data Center Security のダウンロードについて
        1.  
          Product Name アプライアンスからの IPS ポリシーと IDS ポリシーのダウンロード
      6.  
        SDCS サーバーへの接続
      7.  
        Product Name アプライアンスで SDCS をアンマネージモードに戻す
  3. NetBackup Appliance Web コンソールから行う NetBackup Appliance の管理
    1.  
      [管理 (Manage)]ビューについて
    2. ストレージの構成概要
      1.  
        [管理 (Manage)]>[ストレージ (Storage)]
      2.  
        [管理 (Manage)] > [ストレージ (Storage)] > [共有 (Shares)]
      3.  
        [管理 (Manage)] > [ストレージ (Storage)] > [ユニバーサル共有 (Universal Shares)]
      4.  
        パーティションの詳細の確認
      5.  
        パーティションのサイズ変更
      6.  
        [サイズの変更 (Resize)]ダイアログ
      7.  
        サイズ変更に関連する問題のトラブルシューティング
      8.  
        パーティションの移動
      9.  
        [<partition> の移動 (Move <partition>)]ダイアログ
      10.  
        最適なパフォーマンスのために、MSDP パーティションをベースディスクから拡張ディスクに移動する
      11.  
        Web Consoleからストレージデバイスのスキャン
      12.  
        新しく利用可能なディスクからのストレージ領域の追加
      13.  
        既存のストレージディスクの削除
      14.  
        ストレージ操作タスクの進行状況の監視
      15.  
        Shell Menuを使ったストレージデバイスのスキャン
      16. Copilot の機能と共有の管理について
        1.  
          最適化された共有と最適化された共有の予約について
        2.  
          共有の作成
        3.  
          共有の編集
        4.  
          共有の削除
        5.  
          共有の移動
        6.  
          最適化された共有の予約の作成
        7.  
          最適化された共有の予約の削除
        8.  
          Shell Menuを使用した共有情報の表示
        9.  
          NFS のエクスポートオプション
        10.  
          ユニバーサル共有のマウント
      17. Show コマンドを使ったストレージ領域情報の表示について
        1.  
          すべてのストレージ情報の表示
        2.  
          ディスク情報の表示
        3.  
          パーティション情報の表示
        4.  
          ディスクのパーティションの分布の表示
      18.  
        ストレージの電子メールでのアラートについて
    3. アプライアンスのサポート対象テープデバイスについて
      1.  
        NetBackup Appliance への外部ロボットの追加
    4. アプライアンスに対するホストパラメータの構成について
      1.  
        [管理 (Manage)] > [ホスト (Host)] > [データバッファ (Data Buffer)]オプション
      2.  
        データバッファのパラメータの構成
      3.  
        [管理 (Manage)] > [ホスト (Host)] > [ライフサイクル (Lifecycle)]オプション
      4.  
        ライフサイクルパラメータの構成
      5. 重複排除ソリューションの構成について
        1.  
          5230 メディアアプライアンスへの重複排除ソリューションの追加
        2.  
          [管理 (Manage)]>[ホスト (Host)]>[重複排除 (Deduplication)]
        3.  
          重複排除パラメータの構成
      6. BMR の統合について
        1.  
          [管理 (Manage)] > [ホスト (Host)] > [詳細 (Advanced)]オプション
        2.  
          Web Consoleからの BMR の有効化
      7. [管理 (Manage)] > [ホスト (Host)] > [IPMI]オプション
        1.  
          IPMI のリセット
    5. 管理 (Manage) > アプライアンスのリストア (Appliance Restore)
      1. アプライアンスのチェックポイントの作成について
        1.  
          アプライアンスのチェックポイントの作成
        2.  
          チェックポイントの作成の状態
        3.  
          アプライアンスのシェルメニューからのアプライアンスチェックポイントの作成
      2. チェックポイントへのロールバックについて
        1.  
          アプライアンスのロールバックについて
        2.  
          アプライアンスのロールバックの検証について
        3.  
          Web Consoleからアプライアンスのチェックポイントへのロールバック
        4.  
          チェックポイントのロールバック状態について
        5.  
          アプライアンスのシェルメニューからのアプライアンスチェックポイントへのロールバック
      3. NetBackup アプライアンスの出荷時設定へのリセットについて
        1.  
          出荷時設定へのリセット操作に関するベストプラクティス
        2.  
          Web Consoleからの出荷時設定へのリセットの開始
        3.  
          出荷時設定へのリセットの状態について
        4.  
          アプライアンスのシェルメニューからの出荷時設定へのリセットの開始
    6. [管理 (Manage)]>[ライセンス (License)]
      1.  
        Product Long Name でのライセンスキーの管理
      2.  
        評価ライセンスキーが期限切れになった場合の恒久ライセンスキーの追加
    7. 移行ユーティリティについて
      1.  
        [管理 (Manage)]、[移行ユーティリティ (Migration Utility)]、[移行の構成 (Configure Migration)]
      2.  
        [管理 (Manage)]>[移行ユーティリティ (Migration Utility)]>[移行状態 (Migration Status)]
      3.  
        新しい移行タスクの構成
      4.  
        移行タスクの状態の表示
      5.  
        移行ユーティリティのベストプラクティス
    8. NetBackup Appliance のソフトウェアリリース更新
      1.  
        [管理 (Manage)]>[ソフトウェア更新 (Software updates)]
      2. アプライアンスのソフトウェアリリース更新をダウンロードする方法
        1.  
          Web Consoleを使用した NetBackup Appliance へのソフトウェア更新のダウンロード
        2.  
          NetBackup アプライアンスへのソフトウェア更新の直接ダウンロード
        3.  
          クライアント共有を使用した NetBackup Appliance へのソフトウェア更新のダウンロード
      3.  
        Shell Menuを使用した NetBackup Appliance ソフトウェア更新のインストール
      4.  
        アップグレードするアプライアンスサーバー
      5.  
        ソフトウェア更新のインストール状態
    9. EEB のインストールについて
      1.  
        EEB のインストール
    10. NetBackup 管理コンソールとクライアントソフトウェアのインストールについて
      1.  
        CIFS 共有と NFS 共有を使った NetBackup クライアントソフトウェアのインストール
      2.  
        Product Long Name からクライアントへの NetBackup クライアントパッケージのダウンロード
      3.  
        Product Long Name から Windows コンピュータへの NetBackup 管理コンソールのダウンロード
    11. 管理 (Manage) > 追加サーバー (Additional Servers)
      1.  
        アプライアンスに追加したサーバーの管理
    12.  
      [管理 (Manage)] > [証明書 (Certificates)]
    13. [管理 (Manage )] > [高可用性 (High Availability)]
      1.  
        Web Consoleからの高可用性構成の監視
  4. NetBackup Appliance シェルメニューを使った NetBackup Appliance の管理
    1.  
      NetBackup Appliance での帯域幅の拡張
    2.  
      最大伝送単位サイズの設定について
    3. OpenStorage プラグインのインストールについて
      1.  
        OpenStorage プラグインのインストール
      2.  
        OpenStorage プラグインのアンインストール
    4. リモート NFS のマウントについて
      1.  
        リモート NFS ドライブのマウント
      2.  
        NFS ドライブのマウント解除
    5. アプライアンスからの NetBackup コマンドの実行について
      1. NetBackup 管理者の機能について
        1.  
          Product Long Name での NetBackup コマンドの実行
        2. Product Long Name での NetBackup タッチファイルの作成
          1.  
            NetBackup 通知スクリプトのロード
        3.  
          NetBackup オペレーティングシステムコマンドについて
        4.  
          Product Long Name で NetBackup コマンドを実行する場合のベストプラクティス
        5.  
          Product Long Name で NetBackup コマンドを実行する場合の既知の制限事項
      2. NetBackup 管理者ユーザーアカウントの作成
        1.  
          NetBackup 管理者としてログオン
        2.  
          NetBackup 管理者のユーザーアカウントパスワードの管理
        3.  
          NetBackup 管理者アカウントの監査
      3.  
        NetBackup 管理者ユーザーアカウントの削除
      4.  
        NetBackup 管理者ユーザーアカウントの表示
    6. アプライアンス間の自動イメージレプリケーションについて
      1. NetBackup アプライアンス間の自動イメージレプリケーションについて
        1.  
          信頼できるマスターサーバーの追加
        2.  
          自動イメージレプリケーションの前提条件
        3. レプリケーションターゲットの構成
          1.  
            アプライアンスの重複排除パスワードの判断
      2.  
        NetBackup Appliance と重複排除アプライアンス間の自動イメージレプリケーションについて
    7. 外部サーバーへのログ転送について
      1.  
        TLS 証明書のアップロード
      2.  
        ログ転送の有効化
      3.  
        ログの転送間隔の変更
      4.  
        ログ転送構成の表示
      5.  
        ログ転送の無効化
    8. 高可用性構成について
      1.  
        状態の確認
      2.  
        資産タグの取得
      3.  
        サービスの切り替え
      4.  
        ノードの削除
    9. 非認定ディスク消去について
      1.  
        非認定ディスク消去の構成
      2.  
        非認定ディスク消去の状態の表示
      3.  
        非認定ディスク消去の中止
  5. NetBackup Appliance 設定についての理解
    1.  
      アプライアンス設定の変更について
    2. [設定 (Settings)] > [通知 (Notifications)]
      1. [設定 (Settings)]>[通知 (Notification)]>[アラートの構成 (Alert configuration)]
        1.  
          警告の構成の設定の構成
        2. SNMP について
          1.  
            MIB (Management Information Base) について
        3. コールホームについて
          1.  
            Shell Menuからのコールホームの有効化と無効化
          2.  
            Shell Menuからのコールホームプロキシサーバーの構成
          3.  
            コールホームワークフローの理解
          4.  
            Product Improvement Program について
      2. [設定 (Settings)]>[通知 (Notifications)]>[ログインバナー (Login Banner)]
        1.  
          アプライアンスのログインバナーの作成
        2.  
          アプライアンスのログインバナーの削除
      3. [設定 (Settings)]>[通知 (Notification)]>[登録 (Registration)]
        1.  
          AutoSupport について
    3. [設定 (Settings)]>[ネットワーク (Network)]
      1.  
        NetBackup Appliance の VLAN 構成
      2. [設定 (Settings)]>[ネットワーク (Network)]>[ネットワーク設定 (Network Settings)]
        1.  
          Product Name Model Name 計算ノードのイーサネットポートの構成
        2. WAN の最適化について
          1.  
            ネットワークインターフェースポートまたはネットワークインターフェースポート結合のための WAN の最適化を有効にする方法
          2.  
            ネットワークインターフェースポートまたはネットワーク結合のための WAN の最適化を無効にする方法
          3.  
            WAN の最適化の状態の表示
        3.  
          ネットワークと VLAN 構成のガイドライン
        4.  
          結合の作成
        5.  
          VLAN のタグ付け
        6.  
          静的ルートの追加
      3. 設定 (Settings) > ネットワーク (Network) > ファイバートランスポート (Fibre Transport)
        1.  
          HBA ポートモード構成表について
        2.  
          ファイバートランスポートメディアサーバー設定の構成
        3.  
          他の Product Name アプライアンスへのファイバートランスポートの構成
        4.  
          最適化複製とレプリケーション用にターゲットアプライアンスでファイバートランスポートを構成する
      4. 設定 (Settings) > ネットワーク (Network) > ホスト (Host)
        1.  
          DNS およびホスト名解決 (DNS 以外) の構成設定の変更
      5.  
        IPv4-IPv6 ベースのネットワークサポートについて
    4.  
      [設定 (Settings)]>[日付と時刻 (Date and Time)]
    5. [設定 (Settings)] > [認証 (Authentication)]
      1. ユーザー認証の設定について
        1.  
          一般的なユーザー認証ガイドライン
      2. NetBackup アプライアンスユーザーの権限の確認について
        1.  
          Product Long Name ユーザーロール権限
      3.  
        [設定 (Settings)]>[認証 (Authentication)]
      4. [設定 (Settings)]>[認証 (Authentication)]>[LDAP]
        1.  
          LDAP サーバーの構成の追加
        2.  
          LDAP サーバー構成のインポート
        3.  
          SSL 証明書の設定
        4.  
          LDAP 構成のエクスポート
        5.  
          LDAP ユーザー認証の構成解除
        6.  
          LDAP サーバー構成の有効化
        7.  
          LDAP サーバー構成の無効化
        8.  
          LDAP の構成パラメータの削除
        9.  
          LDAP の構成パラメータの追加
        10.  
          LDAP の属性マップの追加
        11.  
          LDAP の属性マップの削除
      5. [設定 (Settings)] > [認証 (Authentication)] > [Active Directory]
        1.  
          Active Directory サーバー構成の追加
        2.  
          Active Directory ユーザー認証の構成解除
      6. [設定 (Settings)] > [認証 (Authentication)] > [Kerberos NIS]
        1.  
          Kerberos-NIS 認証の構成の追加
        2.  
          Kerberos-NIS ユーザー認証の構成解除
      7. [設定 (Settings)] > [認証 (Authentication)] > [サーバーの構成 (Server Configuration)]
        1.  
          アプライアンスユーザーの追加
        2.  
          アプライアンスユーザーの削除
        3.  
          アプライアンスユーザーグループの追加
        4.  
          アプライアンスユーザーグループの削除
        5.  
          ユーザーとユーザーグループへのロールの付与
        6.  
          ユーザーとユーザーグループのロール取り消し
        7.  
          ユーザーグループの同期
    6.  
      設定 (Settigns) > パスワード管理 (Password Management)
  6. トラブルシューティング
    1.  
      Support コマンドの使用によるログファイルの表示
    2.  
      Browse コマンドを使用した Product Long Name ログファイルの参照場所
    3. ディザスタリカバリについて
      1.  
        NetBackup カタログのリストアを使用した NetBackup アプライアンスのマスターサーバーのリカバリ
    4.  
      DataCollect コマンドを使ったデバイスログの収集
  7. 重複排除プールカタログのバックアップとリカバリ
    1.  
      重複排除プールカタログのバックアップポリシー
    2.  
      重複排除プールカタログのバックアップポリシーの自動構成
    3.  
      重複排除プールカタログのバックアップポリシーの手動構成
    4.  
      重複排除プールカタログのバックアップポリシーの手動更新
    5.  
      重複排除プールカタログのリカバリ

[管理 (Manage)]>[ストレージ (Storage)]

[管理 (Manage)]>[ストレージ (Storage)]メニューではストレージ構成を管理できます。すばやくストレージの構成を表示するには[容量配布 (Capacity Distribution)]セクションを使います。 [パーティション (Partitions)]セクションと[ディスク (Disk)]セクションでこのストレージ領域を管理できます。

図: 52xx アプライアンスの[管理 (Manage)] > [ストレージ (Storage)]ページ に、52xx アプライアンスの[管理 (Manage)] > [ストレージ (Storage)]ページのサンプルビューを示します。

図: 52xx アプライアンスの[管理 (Manage)] > [ストレージ (Storage)]ページ

52xx アプライアンスの[管理 (Manage)] > [ストレージ (Storage)]ページ

[容量配布 (Capacity Distribution)]セクションには、アプライアンス内のストレージパーティションが図で示されます。 ドーナツグラフには、構成されているストレージパーティションが示されます。 また、各パーティションのサイズも示されます。ドーナツグラフに隣接する凡例には、各パーティションの色とサイズが表示されます。 構成されたパーティションだけを凡例のリンクとして表示し、クリックすることができます。

[容量チャート (Capacity Chart)]セクションは特定期間におけるストレージ容量の使用状況の概要を示します。 ドロップダウンリストで 1 週間から 1 年間まで選択できます。 ドロップダウンリストから[傾向 (Trend)]を選択するときに、NetBackup アプライアンスは過去のストレージ容量の使用状況を分析して、利用可能なストレージが完全に使われるときを計算します。

アプライアンスは、毎日午前 1 時 (サーバー時間) に容量の使用状況データを収集して、数分後に容量チャートを更新します。つまり、容量チャートの表示はリアルタイムではなく、1 日遅れになります。 たとえば、2015 年 10 月 10 日までの容量の使用状況を確認するには、2015 年 10 月 11 日の 午前1時5分 まで待たなければなりません。

アプライアンスのプラットフォームに応じて、アプライアンスのストレージは次のストレージパーティションを使って分割されます。

AdvancedDisk

AdvancedDisk を使うと、データのバックアップとリストアを高速化できます。このパーティションには、重複排除は関係ありません。

NetBackup カタログ (NetBackup Catalog)

このパーティションには、バックアップ、ストレージデバイス、構成に関する情報を含む NetBackup のメタデータが格納されます。NetBackup カタログパーティションは、アプライアンスのマスターサーバーでのみサポートされます。

NetBackup カタログは、常に、52xx アプライアンスのベースディスクにあります。

構成 (Configuration)

構成情報を格納するストレージパーティション。

MSDP

アプライアンスのメディアサーバー重複排除用に割り当てられた領域 (MSDP)。

5220、5230、または 5240 アプライアンスでは、最適なパフォーマンスを得るため、MSDP パーティションは拡張ディスクに存在する必要があります。

最適なパフォーマンスのために、MSDP パーティションをベースディスクから拡張ディスクに移動するを参照してください。

MSDP カタログ (MSDP Catalog)

このパーティションには、MSDP バックアップに関する情報を含む MSDP のメタデータが格納されます。

52xx アプライアンスでは、MSDP カタログパーティションはベースディスクか拡張ディスクに存在することができます。53xx アプライアンスでは、MSDP カタログパーティションは Metadisk と呼ばれる専用のディスクに配置されます。Metadisk は、MSDP カタログパーティションのみを格納します。

NDMP ログ (NDMP Log)

このパーティションには、バックアップ操作中に NDMP が有効化されたときに生成されたログが含まれています。NDMP ログのパーティションを利用できるのは、物理アプライアンスメディアサーバーのみです。NDMP ログのパーティションサイズは固定されており、変更できません。

標準の共有 (Standard Share)

このパーティションには、データベースバックアップ用に割り当て済みである共有のすべてが格納されます (Copilot)。

最適化された共有 (Optimized Share)

このパーティションには、データベースバックアップ用に割り当てられた最適化済みのすべての共有が格納されます (Copilot)。

未割り当て (Unallocated)

他のパーティションに割り当てられていないストレージ領域 (未割り当てを除く表示されているすべてのパーティションを含む)。MSDP や AdvancedDisk などのパーティションのストレージ領域を拡張すると、未割り当ての領域から使われます。

ディスクを追加すると、未割り当て領域のサイズが増加します。MSDP、AdvancedDisk、他のパーティションのサイズは変わりません。

パーティションについて詳しくは、NetBackup のマニュアルを参照してください。

表: アプライアンスのストレージパーティション に、各パーティションでサポートされるサイズとプラットフォームを示しています。

表: アプライアンスのストレージパーティション

パーティション名

サポートされる最小サイズ

サポートされる最大サイズ

サポートされるプラットフォーム

AdvancedDisk

1 GB

最大許容量

52xx

53xx

NetBackup カタログ (NetBackup Catalog)

250 GB (マスターサーバー)

4 TB (マスターサーバー)

52xx

(マスターサーバーのみ)

NDMP ログ (NDMP Log)

100 GB (メディアサーバー)

100 GB (メディアサーバー)

52xx

53xx

構成 (Configuration)

100 GB

500 GB

52xx

53xx

MSDP

5 GB

最大許容量

52xx

5 GB

916 TB

53xx

MSDP カタログ (MSDP Catalog)

5 GB

25 TB

52xx、53xx

標準の共有 (Copilot) (Standard Share (Copilot))

5 GB

最大許容量

各共有の制限は 250 TB です

5230、5240、53xx

最適化された共有 (Copilot) (Optimized Share (Copilot))

5 GB

114 TB または 228 TB

53xx

ユニバーサル共有 (Universal Share)

5 GB

最大許容量

52xx

53xx

[パーティション (Partitions)]セクションには、アプライアンスに構成されているすべてのパーティションの詳細が表示されます。[パーティション (Partitions)]テーブルに次の列が表示されます。

列名

説明

パーティション (Partition)

パーティションの名前が表示されます。例: AdvancedDisk

パーティション名をクリックすると、特定のパーティションについての詳細を示し、またパーティションのサイズ変更と移動を可能にする別のページを開きます。

パーティションの詳細の確認 に、パーティションの詳細を示します。

状態 (Status)

パーティションの状態が表示されます。

例: 最適 (Optimal)

表: パーティションタイプの状態 で、パーティションの状態について説明しています。

使用済み (Used)

パーティション内で使われている領域が表示されます。

例: 13.70 GB

利用可能 (Available)

パーティション内の空き領域が表示されます。

例: 1.62 TB

合計 (Total)

パーティション内の合計領域が表示されます。

例: 1.63 TB

使用済みの割合 (Used Percentage)

パーティション内で使われている領域の割合が表示されます。

例: 2%

メモ:

[管理 (Manage)]>[ストレージ (Storage)]ページで MSDP パーティションについて表示されるサイズまたは NetBackup Appliance シェルメニューで Manage > Storage > Show コマンドを使って表示されるサイズは、利用可能なすべての領域または MSDP パーティションが使うすべての領域ではない場合があります。 これは領域がファイルシステムと MSDP によって予約されているためです。ファイルシステムは、そのファイルシステムが使用する領域を予約します。また、MSDP は重複排除データベースおよびトランザクションログのためにストレージ領域の 4% を予約します。詳しくは、『NetBackup 重複排除ガイド』を参照してください。

NetBackup 管理コンソールに表示される MSDP ディスクプールのサイズを確認し、MSDP の統計を把握してください。

表: パーティションタイプの状態 で、パーティションタイプの横に表示される各パーティションの状態について説明します。

表: パーティションタイプの状態

状態

説明

最適 (Optimal)

ストレージパーティションにアクセスすることができ、容量全体をバックアップに使うことができます。

低下 (Degraded)

この状態では、パーティションのストレージ容量全体を使うことはできません。限られたストレージ容量のみ使えます。

アクセス不可 (Not Accessible)

パーティションのストレージ容量全体を使うことができないため、タスクは実行できません。

未構成 (Not Configured)

ストレージパーティションに対してストレージが構成されていないか、インポートされていません。

パーティションの詳細ページに移動するには、[パーティション (Partition)]セクションで任意のパーティションをクリックします。 パーティションの詳細ページについて詳しくは、パーティションの詳細の確認を参照してください

表: パーティション名の状態 でさまざまなパーティションの状態について説明します。

表: パーティション名の状態

状態

説明

マウント済み (Mounted)

現在、パーティションはマウント済みです。

マウントされていない (Not Mounted)

現在、パーティションはマウントされていません。 パーティションがマウントされていない場合、状態が[低下 (Degraded)]または[アクセス不可 (Not Accessible)]のいずれかの可能性があることを示しています。 詳しくは、表: パーティションタイプの状態を参照してください。

I/O エラー (I/O Error)

パーティションで I/O エラーが発生しています。 パーティションで I/O エラーが発生している場合、状態が[低下 (Degraded)]または[アクセス不可 (Not Accessible)]のいずれかの可能性があることを示しています。 詳しくは、表: パーティションタイプの状態を参照してください。

[ディスク (Disks)]セクションには、アプライアンスとそのアプライアンスに接続されているストレージシェルフで構成されるストレージディスクがテーブルで表示されます。

新しいストレージを接続するときに新しいディスクをスキャンする必要があります。ストレージをアプライアンスから切断し、再接続するときにストレージの情報を更新する場合にもスキャンする必要があります。

[スキャン (Scan)]をクリックして新しいディスクをスキャンし、[OK]をクリックしてメッセージを確認します。

メモ:

5330 アプライアンスを初めてスキャンする場合は、ディスクの初期化に時間がかかることがあります。 ディスクの初期化はバックグラウンドで起こり、システムの負荷によって最長 56 時間かかることがあります。 推定時間は、プライマリストレージシェルフの場合は最大 28 時間、拡張ストレージシェルフの場合は最大 28 時間です。 初期化中も、アプライアンスを使い続けることができます。 ただし、ディスクの初期化処理中にパーティションで 1 つ以上の新しいディスクが使われた場合は、特定のディスクのバックアップとリストア操作のパフォーマンスが最大で 30% 低下します。

ストレージを展開して、ストレージシェルフまたは拡張システムをアプライアンスに接続する場合は、該当するモデルの『NetBackup アプライアンスハードウェアのインストールガイド』を参照してください。これらのストレージシェルフまたは拡張システムをアプライアンスに正しく接続したら、[ディスク (Disks)]セクションから、新しく利用可能なディスクをスキャンする必要があります。新しいディスクは、[新しく利用可能 (New Available)]状態になっています。新しく利用可能なディスクが表示された場合、これらのディスクを追加して追加の領域を使うことができます。

新しく利用可能なディスクからのストレージ領域の追加を参照してください。

テーブルに次の列が表示されます。

列名

説明

ディスク (Disk)

ディスクに関連付けられている ID が表示されます。

例: 50001FAFA000000F5B0519CB4

形式 (Type)

ディスクの形式が表示されます。

例: ベース

表: ディスクの種類 で、各ディスク形式について説明します。

状態 (Status)

ディスクの状態が表示されます。

例: 使用中 (In Use)

表: ディスクの状態 で、各状態について説明します。

割り当て (Allocations)

各ディスクに存在するパーティションを示します。各パーティションのサイズも示します。

例: AdvancedDisk: 18 TB

未割り当て (Unallocated)

ディスク内の利用可能な領域が表示されます。

例: 1.9172 GB

合計 (Total)

ディスク内の合計ストレージ領域が表示されます。

例: 4.5429 TB

表: ディスクの種類 には、使用するアプライアンスのモデルに応じて表示されるディスクの種類が示されます。

表: ディスクの種類

形式

説明

サポートされるプラットフォーム

システム (System)

このカテゴリは、アプライアンスのオペレーティングシステム、ログなどによって占有されているストレージを示します。

52xx

53xx

ベース (Base)

このカテゴリは、アプライアンスの基本単位で使うことができるストレージを示します。

52xx

拡張 (Expansion)

52xx アプライアンスに接続されているストレージシェルフ。

52xx

データ (Data)

MSDP カタログ以外のすべてのパーティションは、データディスクにあります。データディスクにあるパーティションには、MSDP、AdvancedDisk、構成などがあります。プライマリストレージシェルフ用のデータディスクが 6 つ、拡張ストレージシェルフ用のデータディスクが 6 つある場合もあります。

53xx

メタ (Meta)

MSDP カタログのパーティションは、メタディスクだけにあります。 プライマリストレージシェルフ用のメタディスクが 1 つ、拡張ストレージシェルフ用のデータディスクが 1 つある場合もあります。

53xx

不明 (Unknown)

このカテゴリは、ディスクにアクセスできないときなど、アプライアンスがディスクの種類を判断できないときに表示されます。

適用なし

表: ディスクの状態 で、[状態 (Status)]フィールドに表示されるさまざまな状態を説明します。

表: ディスクの状態

状態

説明

外部 (Foreign)

ディスクにストレージ構成情報があり、データが含まれている可能性があることを示します。

[削除 (Remove)]リンクが、すべての[外部 (Foreign)]ディスクの隣に表示されます。[外部 (Foreign)]ディスクから既存のデータを削除できます。[外部 (Foreign)]ディスクを削除すると、ディスクの状態は[新しく利用可能 (New Available)]になります。

ディスクの状態は、次の場合に[外部 (Foreign)]として表示されます。

  • [使用中 (In Use)]だったディスクが物理的に切断され、後で再接続された場合。この場合、アプライアンスを再起動すると、ディスクの状態は以前の状態に戻ります。

  • [使用中 (In Use)]だったディスクが物理的に切断された場合。アプライアンスが再イメージングおよび再構成され、ディスクが再接続される場合。

    または

  • 別のシステムに接続されていたディスクに、古いシステムの構成情報が含まれている場合。

使用中 (In Use)

ディスクが現在使用中であることを示します。

[削除 (Remove)]リンクは、ディスクにパーティションがない場合に表示されます。

適用なし (n/a)

この状態のディスクではコマンドまたは操作を実行できないことを示します。

[適用なし (n/a)]状態のディスクの例としては、システムがあります。

[適用なし (n/a)]状態のディスクの例としては、オペレーティングシステムがあります。

新しく利用可能 (New Available)

ディスクをストレージ領域に追加できることを示します。ストレージ領域にストレージディスクを追加するための[追加 (Add)]リンクが表示されます。

アクセス不可 (Not Accessible)

[使用中 (In Use)]だったストレージディスクにはアクセスできません。

メモ:

Main > Support シェルメニューから Datacollect コマンドを使ってストレージディスクのログを収集できます。これらのディスクログをサポートチームと共有することで、ディスク関連の問題を解決できます。 Main > Support > Datacollect メニューの詳細を参照できます。

???を参照してください。