Veritas 360 Defenseでサイバーレジリエンスを確実に実現

Cyber Resiliency & Ransomware 2023 年 10 月 23 日
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今こそサイバーレジリエンスについて本格的に考える時です。サイバー犯罪者の技術や破壊力は従来とは比較にならないほど高度になっており、データにもたらすリスクは非常に甚大です。

これまで、ダウンタイムやシステム停止の主な原因は自然災害と人的ミスだったため、復旧はそれほど複雑ではありませんでした。たとえば、洪水でデータセンターが壊滅したとしましょう。データ保護チームには、データ、アプリケーション、さらにはデータセンター全体など、復旧の対象や範囲を柔軟に選択することができ、どのレベルの復旧が必要かをすぐに評価することができたため、5時間という目標復旧時間(RTO)を達成するのは簡単でした。復旧には少数のITチームしか関与する必要がなく、完了後はチケットをクローズし、「上手くやり遂げた」という旨の要約メールを送るだけでした。

今日の現実

現在、サイバー犯罪者は、ランサムウェアやサイバー攻撃によって組織を大規模な混乱に陥れ、世界中に点在する複雑な異種混在のマルチクラウド環境にあるデータを標的として数多くのチーム、ツール、プロセスに被害を与えています。このようなサイバー攻撃はデータエコシステム全体に影響を与え、あらゆるところに侵入し、すべてのものを危険に晒す可能性があります。つまり、サイバー攻撃によってビジネスが完全に停止してしまうのです。業界によっては、病院で患者の予約がキャンセルされて重要な薬を提供できなくなったり、宿泊客がホテルにチェックインできなくなったり、ガソリンスタンドで給油できなくなったりするような公共の障害が発生する可能性があります。

5時間というRTOの達成に多大な努力が必要になったのは、技術的な観点だけによるものではありません。マルウェアの被害が発生した場合、通常、複数のチームが別々のツールを使って対応を管理します。攻撃はIT全体に影響を及ぼすため、データ保護、セキュリティ、コンプライアンスのチームが連携して対応する必要があり、コマンドセンターには経営幹部、取締役会メンバー、法務チーム、広報担当者も関与します。これらのことが復旧に時間を要する原因となり、時には完全な復旧が不可能になることさえあります。

ベリタスがサポート

ベリタスはダウンタイムとデータ盗難がもたらす損害を理解しているため、これらの課題に対する革新的な解決策を生み出すよう懸命に取り組んできました。お客様にレジリエンスを提供できる、それがこの発表において当社が非常に嬉しく思っている点なのです。

本日、当社は、複数の分野を統合し、サイバー脅威に対する比類のないレジリエンスを実現するための設計図として機能するVeritas 360 Defenseアーキテクチャを発表しました。

Veritas 360 Defenseは、データセキュリティ、保護、ガバナンスを統合し、ベリタスのポートフォリオおよび拡大するサイバーセキュリティパートナーエコシステムを通じて優れた機能を提供することで、これらの課題に対処します。

Veritas 360 Defense

異なるソリューションを集めたつぎはぎの防御では、製品間の連携部分が潜在的な脆弱性となる可能性があるため、ハッカーにとって格好の標的です。厳格なテストを経た強力なエコシステムを活用すれば、つぎはぎのアプローチを排除でき、ソリューションを強固な鎖のように統合することができます。それこそがベリタスの提供する製品です。当社はセキュリティ業界の主要企業であるCyberArkやCrowdStrikeだけでなく、Semperisのような異なるアプローチの組織とも比類のない関係を築くことで、他にも多数の製品を提供しています。Veritas Trust Centerですべてのパートナーをご確認ください。

動画「Getting Real About Cyber Resilience(サイバーレジリエンスを確実に実現)」では、Veritas 360 Defenseアーキテクチャの優れた能力を紹介しています。ベリタスの最新機能とサイバーセキュリティパートナーエコシステムの拡張についてご覧ください。また、最新のサイバー脅威に対してソフトウェアをテストする業界初のソリューション、Veritas REDLabについても紹介しています。

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Matt Waxman
データ保護担当 SVP 兼 GM