Usage Insights for NetBackup - スタートガイド

Last Published:
Product(s): NetBackup & Alta Data Protection (11.0, 10.5, 10.4, 10.3, 10.2, 10.1.1, 10.1, 10.0, 9.1, 9.0, 8.3)

Cohesity Usage Insights の有効化

Cohesity Usage Insights の機能を利用するには、追加の操作を行う必要があります。

図: 4 ステップの Usage Insights 登録プロセス

4 ステップの Usage Insights 登録プロセス

表: Cohesity Usage Insights のプロセスフロー

手順

処理

追加情報

1

インストール前

Cohesity シングルサインオン (SSO) のクレデンシャルを使用して Usage Insights にログオンします。インストールまたはアップグレードの前に、カスタマ登録キーをダウンロードします。このファイルがないと、インストールとアップグレードを続行できません。

必要なカスタマ登録キーをダウンロードするには:

  • Google Chrome や Mozilla Firefox を使用して Cohesity Usage Insights ポータルに接続します。

    https://taas.veritas.com/

  • Cohesity シングルサインオン (SSO) アカウントを使用して、Cohesity Usage Insights ポータルにログインします。

  • Usage Insights に、アカウントに関連付けられているすべてのアカウント ID が表示されます。

  • [登録キー (Registration Keys)]を選択し、アカウントに関連付けられている[アカウント ID (Account ID)]を見つけます。

  • [アカウントファイル (Account file)]列のダウンロードオプションを使用して、カスタマ登録キーを取得します。

    複数のファイルが表示される場合は、指定したプライマリサーバーのアカウントに一致するカスタマ登録キーをダウンロードします。

警告:

登録キーのファイル名は変更しないでください。

Usage Insights にログインできない、またはカスタマ登録キーをダウンロードできない場合は、Cohesity のサポートにお問い合わせください。サポートからログインとカスタマ登録キーのダウンロードのための支援を受けられます。サポートがカスタマ登録キーのダウンロードを支援できない場合、一時的なカスタマ登録キーファイルが提供されます。

2

登録とアップグレード

Usage Insights には NetBackup 8.1.2 以降が必要です。NetBackup プライマリサーバーを NetBackup 8.1.2 以降にインストールするか、アップグレードする必要があります。インストールプロセスまたはアップグレードプロセスの一環として、カスタマ登録キーを入力する必要があります。

『NetBackup アップグレードガイド』に、プライマリサーバーを正常にアップグレードする方法の包括的で詳細な情報が記載されています。『NetBackup アップグレードガイド』とその他の関連する NetBackup マニュアルは次の URL から入手できます。

https://www.veritas.com/support/ja_JP/article.100041103

アップグレード方式について詳しくは、『NetBackup アップグレードガイド』で利用可能な NetBackup のアップグレード方式のセクションを参照してください。

アップグレードまたはインストール後

アップグレードまたはインストールの後は、新しいまたは適切なカスタマ登録キーを NetBackup 8.1.2 以降に関連付け、次の手順を実行します。

  1. プライマリサーバーで次の場所にアクセスします。

    UNIX の場合

    /usr/openv/var/global/customer_registration

    Windows の場合

    <NetBackup_install_directory>\var\global\customer_registration

    既存のカスタマ登録キーは、名前を変更するか削除します。

  2. Usage Insights から新しいまたは適切なカスタマ登録キー、または集計キーを一時的な場所にダウンロードします。

    警告:

    新しい登録キーのファイル名は変更しないでください。

  3. Web ブラウザを開き、次の URL に移動します。

    https://primaryserver/webui/login

    primaryserver は、サインインする NetBackup プライマリサーバーのホスト名または IP アドレスです。

  4. クレデンシャルを入力して、[サインイン (Sign in)]をクリックします。

  5. カスタマ登録キーのアップロードを求められたら、このプライマリサーバーに適したキーを選択してアップロードします。

  6. 集計登録キーがインストールされている場合は、このサーバー用の正しい登録キーをドロップダウンリストから選択します。

    メモ:

    NetBackup Web UI ダッシュボードの[使用状況レポート (Usage reporting)]ウィジェットから手順 5 と 6 を実行することもできます。

3

構成

NetBackup 10.0 以降では、bpsetconfig コマンドを使用したライセンス形式の設定はできなくなりました。NetBackup Web UI を使用して、ライセンス形式を設定する必要があります。Web UI では、プライマリサーバーに設定するライセンスに基づいて、ライセンス形式を選択できます。使用状況レポートは、選択内容に応じて生成されます。詳しくは、『NetBackup Web UI 管理者ガイド』を参照してください。

bpsetconfig コマンドを使用してライセンス形式を構成します。

  • 最新の NetBackup 8.1.2 nbdeployutil EEB をダウンロードしてインストールした場合。

  • NetBackup 8.2 から 9.x をインストールした場合。

ライセンス形式の詳細情報があります。『NetBackup 管理者ガイド Vol. 2』を参照してください。

  • bpsetconfig では、次のライセンス形式とそれに対応する名前が使用されます。

    NetBackup Platform Base Complete Edition

    NETBACKUP_PLATFORM_BASE_COMPLETE_EDITION

    NetBackup Platform Base Limited Edition

    NETBACKUP_PLATFORM_BASE_LIMITED_EDITION

    NetBackup Platform Base Big Data Workload Edition

    NETBACKUP_PLATFORM_BASE_BIG_DATA_WORKLOAD_EDITION

    NetBackup Platform Base NDMP Edition

    NETBACKUP_PLATFORM_BASE_NDMP_EDITION

    NetBackup Platform Base Complete Edition with Flexible Licensing

    NETBACKUP_PLATFORM_BASE_COMPLETE_EDITION_FLEX

    NetBackup Enterprise Virtual Client Edition

    NETBACKUP_ENTERPRISE_VIRTUAL_CLIENT_EDITION

    NetBackup Traditional Licensing Model Edition

    NETBACKUP_TRADITIONAL_LICENSING_MODEL_EDITION

    プライマリサーバーでライセンス形式を設定する例を示します。

    NetBackup Platform Base Complete Edition、NetBackup Platform Base Big Data Workload Edition、および NetBackup Platform Base NDMP Edition を設定する場合

    Unix/Linux の場合

    NetBackup Platform Base Complete Edition with Flexible Licensing を設定する場合

    NetBackup Enterprise Virtual Client Edition を設定する場合

    NetBackup Traditional Licensing Model Edition を設定する場合

    構成されているライセンス形式を削除する場合

bpsetconfig コマンドを使用してライセンス形式を設定しない場合、Usage Insights に送信される使用状況の情報は、デフォルトでは NetBackup Platform Base Complete Edition の情報です。

4

データ伝送

遠隔測定は 2 とおりの方法で Cohesity Usage Insights に伝送されます。

  • 自動

  • 手動アップロード

複数のプライマリサーバーがある環境

このセクションは、容量ライセンスにのみ適用されます。複数のプライマリサーバーがある環境では、特定のプライマリ上で、一部またはすべてのプライマリサーバーから使用状況を収集するように nbdeployutil を構成できます。この場合、8.1.2 以降にアップグレードする必要があるのはその特定のプライマリサーバーのみです。さらに、カスタマ登録キーを配置する必要があるのもそのプライマリサーバーのみです。このサーバーが、すべてのプライマリサーバーのプロキシとして機能し、遠隔測定情報を Cohesity に伝送します。これらのすべてのプライマリサーバーが、同じ顧客識別子を使用する必要があります。

nbdeployutil の詳細情報があります。『NetBackup 管理者ガイド Vol. 2』と『NetBackup コマンドリファレンスガイド』を参照してください。

遠隔測定ファイルを Usage Insights にアップロードするための NetBackup Flex Scale の前提条件

遠隔測定ファイルを生成してアップロードする前に、NetBackup Flex Scale の次の前提条件に注意してください。

  • NetBackup Flex Scale に適切なライセンスキーが追加されていることを確認します。

  • NetBackup Flex Scale アプライアンスの Web UI を介して、カスタマ登録キーが Usage Insights からダウンロードされ、NetBackup プライマリサーバーに追加されていることを確認します。