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NetBackup™ 管理者ガイド Vol. 1

Last Published: 2022-04-27

Product(s): NetBackup (10.0)

NetBackup 管理コンソールへのログイン

NetBackup 管理コンソールを使用して、NetBackup 操作を管理および監視します。

NetBackup 管理コンソールへログインするには

NetBackup 管理コンソールがインストールされている Windows ホストで、［スタート (Start)］、［プログラム (Programs)］、［ Veritas NetBackup］、［ NetBackup バージョン管理コンソール (NetBackup version Administration Console)］の順に選択します。
UNIX コンピュータで、jnbSA コマンドを使用します。
/usr/openv/java/jnbSA &
ログイン画面が表示されます。
メモ:
NetBackup 管理コンソールの起動時に FIPS モードが有効になっている場合は、ログイン画面のタイトルバーにそれが示されます。
NetBackup 管理コンソールのログイン画面の［ホスト名 (Host name)］フィールドに名前が表示されます。
デフォルトのホスト名は、前回正常にログインできたホストです。ドロップダウンリストには、これまでにログインした他のホストの名前が表示されます。
別のホストにログインするには、そのホストの名前を入力します。
入力するサーバーがメディアサーバーまたはクライアントの場合、メディアサーバーまたはクライアントにセキュリティ証明書がインストールされている必要があります。
NetBackup ホスト用のセキュリティ証明書についてを参照してください。
次のログインオプションのいずれかを選択します。
- ユーザー名とパスワード (User name and password)
  ログイン画面で、ユーザー名とパスワードを入力します。Windows サーバーにログインする場合、サーバーのドメインとユーザー名の両方を、次のように入力します。
```
domain_name\user_name
```
  domain_name には、NetBackup ホストのドメインを指定します。ホストがドメインのメンバーでなければ、domain_name は必要ありません。
- Windows Active Directory のログインクレデンシャル (Windows Active Directory login credentials)
  このオプションを使用すると、ユーザー名を使う必要がある認証をバイパスしてシングルサインオン (SSO) を有効にできます。
  管理者権限があるユーザーも管理者権限がないユーザーも SSO を使うことができます。管理者権限があるユーザーは、［NetBackup 管理コンソール ( Administration Console)］の起動時に右クリックして［管理者として実行 (Run as administrator)］オプションを選択する必要があります。このオプションを選択すると、管理者権限でコンソールを表示できます。
  SSO について次の注意点があります。
  - SSO オプションは、NetBackup マスターサーバーと NetBackup クライアントが両方とも Windows ホストである場合のみに利用可能です。
  - SSO を使用したログインが初めて成功した後も、［Active Directory のログインクレデンシャルを使用する (Use Active Directory login credentials)］オプションは、同じクライアントの同じサーバーでの次回のログイン試行で有効の状態のままになります。
  - UNIX マスターサーバー上の NetBackup 管理コンソールでは、Active Directory のクレデンシャルを使用するためのオプションが表示されません。
  - ユーザー名を使う認証で UNIX ホストからアプリケーションサーバーにログインできる
- Web UI からシングルサインオン、証明書、スマートカードを使用 (Single sign-on, Certificates, or Smart Cards through the Web UI)
  このオプションを使用すると、シングルサインオン (SSO)、証明書、またはスマートカードを使用した認証用の NetBackup Web UI にアクセスできます。
  次の情報を確認します。
  - このオプションは、シングルサインオン、証明書、またはスマートカードの構成がマスターサーバーで有効になっていない場合は無効になります。これらの構成がマスターサーバーで利用できない場合は、メッセージが表示されます。
  - このオプションを使用して認証するには、スマートカード、ユーザー証明書、または SAML 2 FA シングルサインオン用にマスターサーバーが構成されていることを確認します。
    『NetBackup Web UI 管理者ガイド』の「 NetBackup のシングルサインオン (SSO) の構成」に関するトピックを参照してください。
  - このオプションは、NetBackup クライアントとメディアサーバーではサポートされません。
  - このオプションは、NetBackup アクセス制御 (NBAC) モードではサポートされません。
  - このオプションは、スタンドアロンのリモート Java コンソールとマスターサーバーで使用できます。
  次のいずれかの権限を持つユーザーは、このログインオプションを使用して NetBackup 管理コンソールにアクセスできます。
  - RBAC 管理者
  - auth.conf 構成ファイルのエントリ
  - 拡張監査 (EA) 管理者
  ［Web UI からシングルサインオン、証明書、スマートカードを使用 (Single sign-on, Certificates, or Smart Cards through the Web UI)］オプションによるユーザー認証プロセス:
  - Web ブラウザが自動で起動して、NetBackup Web UI のログインページが表示されます。
    ブラウザが自動的に起動しない場合、ブラウザを起動するには、nbj.conf 構成ファイルで BROWSER_BINARY_PATH オプションを構成します。
    『管理者ガイド Vol. 1』を参照してください。printhttp://www.veritas.com/docs/DOC5332NetBackup
  - これらのオプションが構成されている場合は、証明書、スマートカード、またはシングルサインオンオプションを使用して Web UI で認証します。
  - Web UI を使用して認証に成功したら、Web ブラウザを閉じて NetBackup 管理コンソールに戻り、続行できます。
［ログイン (Login)］をクリックして、指定したサーバーの、NetBackup アプリケーションサーバープログラムにログインします。これ以降、現行のセッションでは、インターフェースプログラムはログイン画面で指定したサーバーを介して通信を行います。
メモ:
NetBackup 管理コンソールへのログオン時に FIPS モードが有効になっている場合は、NetBackup 管理コンソールのタイトルバーにそれが示されます。

NetBackup 管理コンソールの使用に関する注意事項

NetBackup 管理コンソールは 1280 x 1024 以上の画面解像度で最適に表示できます。コンソールを使う場合の最小画面解像度は 1024 X 768 です。
NetBackup 管理コンソールは、Java のエンコードコンバータを実装しているため、ユーザー定義文字 (UDC) とベンダー定義文字 (VDC) をサポートしません。
英語版以外の Windows システムと UNIX システムでは、NetBackup 管理コンソールで非 US ASCII 文字が正しく表示されないことがあります。この問題により正常に動作しなくなることがあります。
この問題は、NetBackup サーバーと NetBackup リモート管理コンソール間の文字エンコーディングの不一致に起因します。構成方法について詳しくは、次の記事を参照してください。
https://www.veritas.com/support/ja_JP/article.100005338
Windows コンピュータで NetBackup 管理コンソールを使うには、Microsoft Windows UAC (ユーザーアクセス制御) 機能を無効にする必要があります。指示については次のリンクを参照してください。
http://windows.microsoft.com/en-us/windows/turn-user-account-control-on-off#1TC=windows-7
複数の NetBackup サーバーがある場合、NetBackup 管理コンソールは複数のサーバーで一度に実行できます。ただし、複数の管理者が構成に変更を加えた場合の結果は予測不能です。

詳細情報

［ユーザーアカウント設定 (User Account Settings)］のプロパティ

リモートサーバーへのアクセス