NetBackup™ 管理者ガイド Vol. 1

行ごとのパス

1 行に 1 つのパスを入力します。

コロンと円記号

すべてのパスの先頭をドライブ文字にし、その後ろにコロン (:) および円記号 (\) を付けます。

ボリューム全体を指定する場合、そのボリューム上のすべてのデータが保護されるように、エントリの後に円記号 (\) を付けます。

正しいエントリ: c:\

不適切なエントリ: c:

大文字と小文字の区別

ドライブ文字とパスでは大文字と小文字は区別されません。

次のエントリ例では、同じディレクトリが正常に指定されます。

c:\Worklists\Admin\
C:\worklists\admin\
c:\WORKLISTS\Admin\
C:\Worklists\ADMIN\

ワイルドカード

アスタリスク (*) と疑問符 (?) は、Windows クライアント用のバックアップ対象リストで許可される唯一のワイルドカード文字です。

角カッコと波カッコは Windows クライアントでは無効です。使用すると、状態 71 でバックアップが失敗します。

Windows クライアントでは、ワイルドカードは、パス末尾にファイル名またはディレクトリ名で指定されている場合のみ正しく機能します。例:

C:\abc\xyz\r*.doc

ワイルドカード文字は、パスの他の場所では機能しません。たとえば、アスタリスクは次の例では通常の文字として (ワイルドカードとしてではなく) 機能します。

C:\*\xyz\myfile

C:\abc\*\myfile

NetBackup でのワイルドカードの使用を参照してください。

すべてのローカルドライブ

リムーバブルメディアを使用するドライブを除くすべてのローカルドライブのバックアップを行うには、次のパス名を指定します。

:\

または

*:\

または

ALL_LOCAL_DRIVES

フロッピーディスク、CD-ROM、リモートシステム上に存在し、システムにネットワーク経由でマウントされているドライブなどはバックアップされません。

マッピング済みドライブの利用

Windows の［ネットワークドライブの割り当て］オプションを使用して CIFS 共有にマッピングされているローカルドライブパスは指定しないでください。

これは、複数のクライアントを含むポリシーにも適用されます。異なる CIFS 共有を指すパスは設定しないでください。

例:

P:
Q:
R:

UNC パスの利用

バックアップ対象として UNC パスを指定する複数のクライアントがバックアップポリシーに含まれている場合、異なるクライアントからの同じデータを基に冗長なバックアップコピーが作成されます。

バックアップ対象クライアントとしてホストをポリシーに含めることを検討してください。

例:

\\host_name\dir1

省略またはエクスクルードされるファイル

デフォルトでは、一部のファイルは NetBackup によってバックアップされません。

デフォルトでバックアップからエクスクルードされているファイルを参照してください。

クライアントにエクスクルードリストを作成することによって、特定のファイルをバックアップからエクスクルードします。

自動バックアップからのファイルのエクスクルードについてを参照してください。

次のバックアップ対象リストでは、Windows 規則が使用されています。

c:\
d:\workfiles\
e:\Special\status
c:\tests\*.exe