Veritas NetBackup™ for Hadoop 管理者ガイド
- 概要
- NetBackup 用 Hadoop プラグインの前提条件の検証
- NetBackup for Hadoop の構成
- バックアップホストの管理
- Hadoop 構成ファイルを使用した Hadoop プラグインの構成
- Hadoop プラグインの NetBackup ポリシーの構成
- Hadoop のバックアップとリストアの実行
- トラブルシューティング
- Hadoop データのバックアップ問題のトラブルシューティング
- Hadoop データのリストア問題のトラブルシューティング
NetBackup での Hadoop クレデンシャルの追加
正常なバックアップとリストア操作のために Hadoop クラスタと NetBackup との間でシームレスな通信を確立するには、Hadoop クレデンシャルを NetBackup マスターサーバーに追加して更新する必要があります。
tpconfig コマンドを使用して、NetBackup マスターサーバーで Hadoop クレデンシャルを追加します。
tpconfig コマンドを使用してクレデンシャルの削除と更新を行うパラメータについて詳しくは https://www.veritas.com/content/support/ja_JP/DocumentBrowsing.html?product=NetBackup『NetBackup コマンドリファレンスガイド』 を参照してください。
Hadoop クレデンシャルを追加する場合は、次の点を考慮します。
高可用性 Hadoop クラスタの場合、プライマリとフェールオーバーの NameNode のユーザーが同じであることを確認します。
BigData ポリシーを構成するときに使用するアプリケーションサーバーのクレデンシャルを使用します。
Kerberos を使用する Hadoop クラスタの場合、「kerberos」を application_server_user_id 値として指定します。
NameNode のホスト名とポートは、Hadoop クラスタの
core-site.xml
内の http アドレスパラメータで指定したものと同じでなければなりません。パスワードについては、ランダムな値を指定します。たとえば、Hadoop です。
NetBackup で Hadoop クレデンシャルを追加するには
- 次のディレクトリパスから tpconfig コマンドを実行します。
UNIX システムでは、/usr/openv/volmgr/bin/
Windows システムでは、install_path\Volmgr\bin\
- tpconfig --help コマンドを実行します。Hadoop クレデンシャルを追加、更新、および削除するのに必要なオプションのリストが表示されます。
- tpconfig -add -application_server application_server_name -application_server_user_id user_ID -application_type application_type -requiredport IP_port_number [-password password [-key encryption_key]] コマンドを各パラメータに適切な値を入力して実行し、Hadoop クレデンシャルを追加します。
たとえば、application_server_name が hadoop1 である Hadoop サーバーのクレデンシャルを追加する場合、適切な <user_ID> と <password> の詳細を使用して次のコマンドを実行します。
tpconfig -add -application_server hadoop1 -application_type hadoop -application_server_user_id Hadoop -requiredport 50070 -password Hadoop
ここで、
-application_type
パラメータに指定された値hadoop
は Hadoop に対応します。 - tpconfig -dappservers コマンドを実行し、NetBackup マスターサーバーに追加された Hadoop クレデンシャルがあることを確認します。