Veritas NetBackup™ for Hadoop 管理者ガイド
- 概要
- NetBackup 用 Hadoop プラグインの前提条件の検証
- NetBackup for Hadoop の構成
- バックアップホストの管理
- Hadoop 構成ファイルを使用した Hadoop プラグインの構成
- Hadoop プラグインの NetBackup ポリシーの構成
- Hadoop のバックアップとリストアの実行
- トラブルシューティング
- Hadoop データのバックアップ問題のトラブルシューティング
- Hadoop データのリストア問題のトラブルシューティング
NetBackup および Hadoop クラスタ間での SSL 対応 (HTTPS) 通信の設定
NetBackup と Hadoop クラスタ間で SSL 対応 (HTTPS) 通信を有効にするには、次の手順を実行します。
use_ssl パラメータを次の形式で使用して、バックアップホストの
/usr/openv/var/global/
ディレクトリにある hadoop.conf ファイルを更新します。{ "application_servers": { "hostname_of_namenode1": { "use_ssl":true } } }
SSL と HA の構成ファイルの形式:
{ "application_servers": { "primary.host.com": { "use_ssl":true, "failover_namenodes": [ { "hostname":"secondary.host.com", "use_ssl":true, "port":11111 } ] } } }
デフォルトでは、この値は false に設定されています。
複数のバックアップホストを使用する場合、hadoop.conf ファイルで use_ssl パラメータを定義したバックアップホストが通信に使用されます。
すべての Hadoop クラスタについて、hadoop.conf ファイルで use_ssl パラメータを定義する必要があります。
nbsetconfig コマンドを使用して、アクセスホストで次の NetBackup 構成オプションを構成します。
構成オプションについて詳しくは、『NetBackup 管理者ガイド』を参照してください。
ECA_TRUST_STORE_PATH
信頼できるすべてのルート CA 証明書を含む証明書バンドルファイルのファイルパスを指定します。
この外部 CA のオプションをすでに構成してある場合は、Hadoop の CA 証明書を既存の外部証明書トラストストアに追加します。
このオプションを構成していない場合は、必要な Hadoop サーバーの CA 証明書をすべてトラストストアに追加して、このオプションを設定します。
ECA_CRL_PATH
外部 CA の証明書失効リスト (CRL) が保存されているディレクトリのパスを指定します。
この外部 CA のオプションをすでに構成してある場合は、Hadoop サーバーの CRL を CRL キャッシュに追加します。
このオプションを構成していない場合は、必要なすべての CRL を CRL キャッシュに追加してオプションを設定します。
NetBackup サーバーとクライアントの ECA_CRL_PATHを参照してください。
HADOOP_SECURE_CONNECT_ENABLED
このオプションは、Hadoop の安全な通信に影響します。
hadoop.conf ファイルで use_ssl を true に設定した場合は、この値を YES に設定します。use_ssl を true に設定すると、すべての Hadoop クラスタに単一の値を適用できます。
Hadoop では、デフォルトで安全な通信が有効です。
このオプションを使用すると、セキュリティ証明書検証をスキップできます。
HADOOP_CRL_CHECK
CRL で Hadoop サーバー証明書の失効状態を検証できます。
use_ssl を true に設定すると、すべての Hadoop クラスタに単一の値を適用できます。
デフォルトでは、このオプションは無効になっています。
NetBackup サーバーとクライアントの HADOOP_CRL_CHECKを参照してください。