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NetBackup™ 管理者ガイド Vol. 1

Last Published: 2022-04-27

Product(s): NetBackup (10.0)

ポリシー内のクライアントの追加、変更、または削除

クライアントは少なくとも 1 つの有効なバックアップポリシーのバックアップ対象リストに含まれる必要があります。既存の NetBackup ポリシーのクライアントを追加、変更、削除するには次の手順を使います。

ポリシーのクライアントを追加、変更または削除する方法

NetBackup 管理コンソールで、［NetBackup の管理 (NetBackup Management)］、［ポリシー (Policies)］の順に展開します。
変更するポリシーを開きます。

［クライアント (Clients)］タブを選択して次のいずれかの処理を実行します。

新しいクライアントを追加する方法

4 に進みます。

既存のクライアントを変更する方法

変更するクライアントをダブルクリックするか［変更 (Change)］をクリックします。［クライアントの変更 (Change Client)］ダイアログボックスが表示されます。

［OK］をクリックして変更を受け入れ、［クライアントの変更 (Change Client)］ダイアログボックスを閉じます。または、変更を保存しないでダイアログボックスを閉じるには［キャンセル (Cancel)］をクリックします。

クライアントを削除する方法

クライアントを選択して［削除 (Delete)］をクリックします。複数のクライアントを選択するには Shift を押し続けます。削除するクライアントがリストされた確認ダイアログボックスが表示されます。［はい (Yes)］をクリックするとクライアントを削除します。［いいえ (No)］をクリックするとダイアログボックスからエスケープします。

新しいクライアントを追加するには、［新規 (New)］をクリックします。［クライアントの追加 (Add Client)］ダイアログボックスが表示されます。
［クライアントの追加 (Add Client)］ダイアログボックスで、追加するホスト名を入力します。または［コンピュータの参照 (Browse for Computer)］ボタンをクリックし、ネットワークツリーからホストを選択して、［OK］をクリックします。
メモ:
［クライアントを参照 (Browse for clients)］と［クライアントのオペレーティングシステムの検出 (Detect client operating system)］オプションは、BigData ポリシー形式では利用できません。BigData ポリシーを使用してクライアントを追加するには、手動でクライアントの名前を入力します。
クライアント名を割り当てるときは、次の規則に従ってください。
- サーバーがクライアントを認識する名前 (クライアントへの ping または telnet を実行するためにサーバー上で利用可能な名前) を使用します。
  メモ:
  ユニバーサル共有データをバックアップするクライアントを追加するには、ユニバーサル共有がマウントされているクライアントのホスト名を入力します。この名前はカタログ作成に使用されます。任意の名前を入力できますが、ベストプラクティスとしては、ユニバーサル共有をマウントする権限を持つホストの短縮名、完全修飾ドメイン名 (FQDN)、または IP アドレスを入力します。データベースシステムの場合、ホストのネットワーク ID を入力できます。
  メモ:
  Nutanix Acropolis クラスタのクライアントを追加するには、仮想マシンの表示名を入力します。仮想マシンの表示名では大文字と小文字が区別されます。
  Hadoop クラスタのクライアントを追加するには、Hadoop クラスタまたは名前ノードの完全修飾ドメイン名 (FQDN) を入力します。
- 同一の名前のクライアントは 1 つのポリシーに 2 回追加できません。
  ただし、クライアント名として client_1 と Client_1 を指定してポリシーを作成すると、NetBackup はポリシーの保存を許可します。
  bpsetconfig コマンドを使用して bp.conf ファイルを更新します。CASE_INSENSITIVE_HOSTNAME_VALIDATION = YES を設定すると、NetBackup は大文字と小文字が異なるクライアント名もチェックします。チェックは NetBackup がポリシーを保存する前に実行されます。ポリシーはクライアント名の問題が修正されるまで保存されません。
- クライアントを複数のポリシーに追加する場合、各ポリシーで同じ名前を使用します。
- ネットワーク構成に複数のドメインが含まれている場合、より明確な名前を使用します。たとえば、client1 のみではなく、client1.null.com や client1. null を使用します。
- そのポリシーがサポートするハードウェアおよびオペレーティングシステムを搭載したクライアントだけを追加します。たとえば、UNIX クライアントは MS-Windows ポリシーに追加しないでください。1 つのクライアントを複数のポリシーに追加する場合、それらの各ポリシーで同じハードウェアおよびオペレーティングシステムを指定します。
  該当するハードウェアおよびオペレーティングシステムがリストに含まれていない場合、関連するクライアントソフトウェアがサーバー上にインストールされていません。インストールしようとしているクライアントに対応するディレクトリおよびソフトウェアが、/usr/openv/netbackup/client ディレクトリ内に存在するかどうかを確認してください。対応するディレクトリまたはソフトウェアが存在しない場合、サーバー上でインストールスクリプトを再実行し、クライアントソフトウェアをインストールするオプションを選択します。
- ユニバーサル共有データをバックアップするクライアントを追加するには、ユニバーサル共有がマウントされているクライアントのホスト名を入力します。
- ポリシーのクライアント名として IP アドレスを使わなければ、バックアップが失敗する可能性があります。代わりにホスト名を指定してください。
［クライアントのオペレーティングシステムを検出する (Detect client operating system)］チェックボックスにチェックマークを付けるか、ドロップダウンメニューでクライアントに適切なハードウェアとオペレーティングシステムを選択できます。
次のいずれかを実行します。
- ［追加 (Add)］をクリックしてクライアントをリストに追加し、ダイアログボックスを開いたままにして他のクライアントを追加します。
- ［OK］をクリックして、クライアントをリストに追加し、ダイアログボックスを閉じます。
- クライアントの追加なしでダイアログボックスを閉じるには［キャンセル (Cancel)］をクリックします。
［クライアント (Clients)］タブで完了した場合には次を実行します。
- ［OK］をクリックしてポリシーを閉じて保存します。
- 追加または変更を保存しないでポリシーを閉じるには［キャンセル (Cancel)］をクリックします。