Veritas™ Appliance AutoSupport リファレンスガイド
AutoSupport クライアントエージェントについて
AutoSupport クライアントエージェントは、アプライアンスのハードウェアコンポーネントとソフトウェアコンポーネントを絶えず監視します。問題の診断データ、システムの健全性データ、インベントリデータを収集して、Veritasにコールホームインフラを使用して安全に伝送し、重大なイベントに対処します。Veritasサポートでは、このデータを使用して診断やトラブルシューティングに役立てます。
コールホームは、特定のアプライアンスモデルに適用される次のハードウェアコンポーネントを監視します。
CPU
ディスク
DIMM
ファン
ネットワークカード
PCI スロット
SSD
電源
環境の遠隔測定データ
システムの温度
システムの電圧
ファンの速度
BBU の充電状態
RAID コントローラ
RAID ボリュームグループ
システムの温度
IPMI (Integrated Platform Management Interface) および BMC (Baseboard Management Controller) チップを搭載している場合のシステムボードコンポーネント
ストレージサブシステム (シェルフおよびインターコネクト)
ソフトウェア監視は、監視エージェントのアプライアンスモデルに基づきます。
AutoSupport クライアントエージェントは、アプリケーションの構成およびパフォーマンスに特有の以下のタイプのデータを監視します。
容量の利用率
ファームウェア
IPSec 証明書
MSDP のパフォーマンス
アプリケーションのバージョン
オペレーティングシステムパッケージ
パッチ、更新と EEB (Emergency Engineering Binary)
バージョン 3.0 以降を実行している Flex アプライアンスでは、クライアントエージェントは次の種類のデータも監視します。
アプライアンスの設定を管理し、パフォーマンスデータを収集する各ノードのアプライアンスサービス。これらのサービスには、containers-filevol-plugin、設定、etcd、Prometheus (metrics-server、metrics-storage、metrics-container、metrics-node)、remotemgmt サービス、hostapi、hostagent が含まれます。
マルチノードアプライアンスのノード間のアプライアンスサービス。これらのサービスには、管理サーバー、authservice、レジストリ、APIgateway (Flex アプライアンスコンソール) が含まれます。
アプリケーションインスタンスのオフライン化または他のノードへのフェールオーバーを招くエラー。アプリケーション対応監視が有効になっている場合、エージェントは NetBackup からの特定のエラーを確認し、その情報を含む詳細なアラートを送信します。