リリースノート

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Product(s): Resiliency Platform & CloudMobility (3.4)
  1. リリースの概要
    1. Veritas Resiliency Platform 3.4 の新機能と変更点
      1.  
        NetBackup Instant Access による Resiliency Group のリカバリのサポート
      2.  
        NetBackup CloudCatalyst による AWS への仮想マシンのリカバリのサポート
      3.  
        Orange Recovery Engine のサポート
      4.  
        物理環境から仮想環境またはクラウド環境へのリカバリのサポート
      5.  
        レプリケーション用にホストを準備する機能の強化
    2.  
      製品マニュアルの使用
    3.  
      詳細情報
  2. システムの必要条件
    1.  
      Resiliency Platform のシステムリソースの要件
    2.  
      ネットワークおよびファイアウォールの要件
  3. 既知の問題
    1. 一般的な既知の問題
      1.  
        ネットワークグループのいずれかのネットワークメンバーが停止すると、グループ全体がエラー状態になる (VRP-25636)
      2.  
        サイズの大きいレポートで HTML 形式がサポートされない (VRP-25649)
      3.  
        NetApp SnapMirror でレプリケートした仮想マシンの RG の作成がエラーで失敗する (23189)
      4.  
        リハーサル仮想マシンの識別子がアップグレードしたセットアップの作業負荷仮想マシンの識別子と同じでない (22369)
      5.  
        ゲートウェイにワークロードのスナップショットディスクが接続されている場合、ゲートウェイの置換操作の実行後にレプリケーションが非アクティブになる (25722)
      6.  
        ヘルプ内の一部のリンクが過去バージョンのヘルプにつながっている
    2. 既知の問題: 物理環境から仮想マシンへのリカバリ
      1.  
        物理環境から仮想マシンへのリカバリ時に、NIC の順序が維持されない (VRP-25439)
    3.  
      既知の問題: AWS (Amazon Web services) へのリカバリ
    4. 既知の問題: Azure へのリカバリ
      1.  
        再同期操作がエラーにより失敗する (25625)
    5. 既知の問題: vCloud へのリカバリ
      1.  
        移行またはテイクオーバー操作は vCloud Director の独立ディスクが使用できないために失敗する (14639)
      2.  
        移行の完了後、既存の仮想マシンのストレージプロファイルの選択が正しくない場合がある (16901)
      3.  
        移行先から戻すと、[ネットワークのカスタマイズ (Customize Network)]インテントで NIC に割り当てた IP アドレスと MAC アドレスが正しく表示されない (16458)
    6. 既知の問題: Resiliency Platform Data Mover
      1.  
        ディスクの追加タスク時に Resiliency Group のリモート回復の構成が失敗する (16245)
      2.  
        保護対象の資産から DRL ディスクが削除された場合、IOTap でのレプリケーションの停止で RG の編集と削除が停滞する(23266)
      3.  
        Replication Gateway の状態が Veritas Resiliency Platform に正しく反映されない (22888)
    7. 既知の問題: オンプレミスデータセンターへのリカバリに使用する Resiliency Platform Data Mover
      1.  
        vtstap ストレージポリシーが互換性がないと表示される場合がある (18287)
      2.  
        ディスクの追加タスク時に Resiliency Group のリモート回復の構成が失敗する (16245)
      3.  
        ESX で Veritas Replication VIB のインストール、アップグレード、解決と検証、RG の作成、DR 操作が失敗することがある (22585)
    8. 既知の問題: 物理環境から仮想マシンへのリカバリ
      1.  
        物理環境から仮想マシンへのリカバリ時に、NIC の順序が維持されない (VRP-25439)
    9. 既知の問題: サードパーティのレプリケーションを使用したリカバリ
      1.  
        ソースデータセンターに古いオブジェクトがあると、移行と再同期の操作が失敗する (13775)
      2.  
        Hyper-V Replica が新しい資産をレプリケートしない (19084)
    10. 既知の問題: NetBackup の統合
      1.  
        複数の NBU マスターサーバーによってバックアップされる仮想マシンが、コンソール内で 1 つのマスターサーバーにのみマッピングされる (7608)
      2.  
        退避中に Resiliency Group のタスク名が TAKEOVER と表示される (16466)
      3.  
        UEFI が有効化されている仮想マシンの NetBackup からのリストアのサポートに関する問題
      4.  
        Veritas Resiliency Platform を使用した仮想マシンのリストアが一定の条件下で失敗する
    11. 既知の問題: アップグレード
      1.  
        Veritas Resiliency Platform のバージョン 3.3.2 から 3.4 へのアップグレード後に、仮想マシンの構成でゲートウェイの置換構成が更新されない場合がある (VRP-25508)
      2.  
        バージョンを 3.3.2.0 にアップグレードすると、RBT ディスクに対して「新しいディスクが仮想マシンに接続されました」の説明による「資産ディスク構成の変更」リスクが生じることがある (23118)
      3.  
        アップグレード時に VSA に部分的にインストールした RPM カーネルパッケージをリカバリできない (22625)
      4.  
        VC 6.5 で ESX が保守モードのため VIB のアップグレードが失敗する (22493)
      5.  
        同じタブまたはセッションでのアップグレード後に新しい UI の配置が更新されない (22240)
      6.  
        アップグレード後の DR 操作の実行時に GW がアップグレードされないという誤ったリスクがポップアップに表示される (22768)
  4. 制限事項
    1.  
      一般的な制限事項
    2.  
      制限事項: vCloud Director へのリカバリ
    3.  
      制限事項: VMware 仮想マシンへの物理マシンのリカバリ
    4.  
      制限事項: Resiliency Platform Data Mover を使用したオンプレミスデータセンターへの VMware 仮想マシンのリカバリ
    5.  
      制限事項: サードパーティのレプリケーションを使用したオンプレミスデータセンターへの VMware 仮想マシンのリカバリ
    6.  
      制限事項: Resiliency Platform Data Mover レプリケーション時の Windows ホスト
    7.  
      制限事項: ローカライズ
    8.  
      制限事項: OpenStack 構成のサポート

Resiliency Platform のシステムリソースの要件

このセクションでは、Veritas Resiliency Platform に必要な仮想 CPU、メモリ、およびディスク容量の量を一覧表示します。

Resiliency Manager、IMS (Infrastructure Management Server)、Replication Gateway、および YUM リポジトリサーバーの仮想アプライアンスに推奨される最小構成は次のとおりです。

表: 最小構成

コンポーネント

最小構成

Resiliency Manager

150 GB のディスク容量

32 GB の RAM

8 つの仮想 CPU

IMS (Infrastructure Management Server)

60 GB のディスク容量

16 GB の RAM

8 つの仮想 CPU

Replication Gateway

40 GB のディスク容量

16 GB の RAM

8 つの仮想 CPU

50 GB の追加外部シックプロビジョニング済みディスク

このステージングストレージは、Replication Gateway アプライアンスに必要な最小容量です。このデフォルト構成で最大 4 台の仮想マシンを構成できます。このステージングストレージを 1 台の仮想マシンあたり 12 GB 拡張すると、追加の仮想マシンを構成できます。

YUM リポジトリサーバー

60 GB のディスク容量

4 GB の RAM

2 つの仮想 CPU

Veritas Resiliency Platform に追加するホスト:

  • アプリケーションホスト (保護対象のアプリケーション)

  • Resiliency Platform Data Mover ホスト (保護対象の仮想マシン)

  • ストレージ検出ホスト

  • Hyper-V ホスト

15 GB のディスク容量

4 GB の RAM

デュアルプロセッサ CPU

1 つのホストを複数の用途に使用している場合は、それぞれの目的に必要なディスク容量と RAM を追加します。たとえば、1 つのホストをストレージ検出ホストとアプリケーションホストとして使用している場合は、少なくとも 30 GB のディスク容量と 8 GB の RAM が必要です。

メモ:

Resiliency Manager、IMS、および Replication Gateway のリソースを確保する必要があります。Hypervisor が過負荷になった場合に、これらのリソースがスワップされないようにします。

仮想アプライアンスが最小構成を満たしていない場合は、仮想アプライアンスのブートストラップ中に警告が表示され、現在の構成を続行する場合には確認が必要になります。

YUM 仮想アプライアンスを使用しない計画の場合は、リポジトリサーバーとして構成するために、ディスク容量が 50 GB の Linux サーバーが必要になります。リポジトリサーバーのプロビジョニングは省略可能です。これは、将来的に Veritas Resiliency Platform のパッチや更新をインストールする場合に必要になります。

???を参照してください。

Hyper-V の動的メモリを有効にする場合は、次の前提条件を満たしていることを確認します。

  • スタートアップメモリと最小メモリを、配布ベンダーの推奨するメモリ容量以上にする必要があります。

  • Windows Server 2012 オペレーティングシステムで動的なメモリを使用している場合は、起動メモリ、最小メモリ、および最大メモリのパラメータを 128 メガバイト (MB) の倍数で指定します。このように指定しないと動的メモリで障害が発生する可能性があり、ゲストオペレーティングシステムでメモリが増えたことが認識されない場合があります。

    動的メモリを使用している場合でも、前述の最小構成を満たす必要があります。