NetBackup™ 状態コードリファレンスガイド
- NetBackup の状態コード
- NetBackup の状態コード
- NetBackup KMS の状態コード
- NetBackup の状態コード
- Media Manager の状態コード
- Media Manager の状態コード
- Media Manager の状態コード
- デバイス構成の状態コード
- デバイス構成の状態コード
- デバイス構成の状態コード
- デバイス管理の状態コード
- デバイス管理の状態コード
- デバイス管理の状態コード
- ロボットの状態コード
- ロボットの状態コード
- ロボットの状態コード
- ロボットのエラーコード
- セキュリティサービスの状態コード
- セキュリティサービスの状態コード
- セキュリティサービスの状態コード
- NetBackup アラート通知の状態コード
NetBackup の状態コード:1
説明: 要求された操作の実行中に、処置が必要な問題が検出されました。
推奨処置: [すべてのログエントリ (All Log Entries)]レポートおよび進捗ログ (存在する場合) を確認します。
状態コード 1 で示される問題の例を次に示します。
ファイルパスまたはディレクトリパスが、1023 文字を超える。
NetBackup Snapshot Client の場合、スナップショットバックアップに対するパス名の最大長は、1023 文字ではなく、1000 文字です。スナップショットが作成されると、新しいマウントポイントがファイルパスの最初に追加されます。新しいマウントポイントと元のファイルパスの合計が 1023 文字を超える場合、バックアップが失敗して、状態コード 1 が表示されます。進捗ログには、次のエントリが表示されます。
ERR-Skipping long dir path.
ファイルを開くことができない。
なんらかの理由でファイルがロックされた可能性があります。
次の説明は、UNIX システムだけに適用されます。
NetBackup でファイルのリンク名を取得できません。
次の説明は、UNIX システムだけに適用されます。
NetBackup でスパースファイルを処理できません。
ファイル内で読み込みエラーが発生した。
ファイル形式が不明であるか、または隠しファイルである。
次の説明は、UNIX システムだけに適用されます。
バックアップを実行可能なファイルで lstat システムコールが失敗した場合。このエラーは、権限に問題がある可能性があります。
次の説明は、UNIX システムだけに適用されます。
強制ロックが有効になっているファイルをロックできません。
次の場合、合成バックアップジョブは状態コード 1 を表示して終了する場合があります。
合成するイメージが見つからなかった (状態コード = 607)。
TIR 情報がコンポーネントイメージから削除された (状態コード = 136)。
イメージ形式がサポートされていない (状態コード = 79)。
合成バックアップジョブによって、実際の状態コードが NetBackup エラーログに記録されます。修正処置については、対応する NetBackup エラーコードの説明を参照してください。
BMR ジョブは次の状況で状態コード 1 を表示して終了する場合があります。
BMR 構成の保存でエラーが戻された (子ジョブが正常に完了した場合でも)。詳細を調べるには、[ジョブの詳細 (Job Details)]ダイアログボックスの[状態の詳細 (Detailed Status)]タブ、または nbjm の統合ログ (オリジネータ ID 117) を確認します。
UNIX のデータベース拡張クライアントのスケジュールバックアップが、複数のバックアップスクリプトを含むポリシーによって開始されている。このバックアップが状態コード 1 で失敗した場合、いくつかのバックアップスクリプトによって失敗の状態が戻されます。
開いた状態のファイルまたは使用中のファイルをバックアップする Windows Open File Backup (WOFB) を使用しているクライアント上で、次のような状況になる場合があります。
バックアップに対してボリュームスナップショットが正常に機能しません。
次のログメッセージが bpbkar32 ログに表示されます。
複数ストリームが許可されているバックアップジョブの場合、複数ストリームが許可されているバックアップジョブに対してボリュームスナップショットが無効になっていることを示す、次のようなログメッセージが表示されます。
11:05:44.601 AM: [1536.724] <4> tar_backup::V_AddToFI_XBSAObj: INF - Volume snapshots not enabled for: D:\Directory1
複数ストリームが許可されていないバックアップジョブの場合、ストリームが許可されていないバックアップジョブに対してボリュームスナップショットが無効になっていることを示す、次のようなログメッセージが表示されます。
1:59:41.229 PM: [2076.2088] <4> V_Snapshot::V_Snapshot_CreateSnapshot: INF - =============================== 1:59:41.229 PM: [2076.2088] <4> V_Snapshot::V_Snapshot_CreateSnapshot: INF - Attempting to create snapshots for D:\Directory1 1:59:41.229 PM: [2076.2088] <4> V_Snapshot::V_Snapshot_CreateSnapshot: INF - CREATE request: C:\Program Files\VERITAS\NetBackup\bin\bpfis create -fim VSP "D:\ Directory1" 1:59:41.799 PM: [2076.2088] <4> V_Snapshot::V_Snapshot_ParseBpfisOutput: INF - Snapshot creation, FIS_ID: 1058813981 1:59:41.799 PM: [2076.2088] <4> V_Snapshot::V_Snapshot_ParseBpfisOutput: INF - Snapshot creation EXIT STATUS 11: system call failed 1:59:41.799 PM: [2076.2088] <4> V_Snapshot::V_Snapshot_CreateSnapshot: INF - Snapshot creation was not successful 1:59:41.799 PM: [2076.2088] <4> V_Snapshot::V_Snapshot_CreateSnapshot: INF - ===============================
この場合、スナップショット作成の失敗に関するエラーメッセージについて、bpfis のログを調べてください。bpfis ログの詳細が利用可能です。
『NetBackup Snapshot Client 管理者ガイド』を参照してください。
bpfis ログには、Windows Open File Backup のスナップショット作成が失敗した場合、次のメッセージが表示されます。
最初のメッセージ:
04:01:14.168 [376.2364] <32> onlfi_fi_split: VfMS error 11; see following messages: 04:01:14.168 [376.2364] <32> onlfi_fi_split: Fatal method error was reported 04:01:14.168 [376.2364] <32> onlfi_fi_split: vfm_freeze_commit: method: VSP, type: FIM, function: VSP_make 04:01:14.168 [376.2364] <32> onlfi_fi_split: VfMS method error 3; see following message: 04:01:14.168 [376.2364] <32> onlfi_fi_split: snapshot services: snapshot creation failed: invalid argument(s).
原因: バックアップの VSP スナップショットが、VSP の[ビジー状態のファイルを待機 (Busy file wait)]設定で指定された最短時間を満たさなかったため、VSP を有効にできませんでした。
VSP の[ビジー状態のファイルのタイムアウト (Busy file timeout)]の設定値を増やすか (推奨値は 300 秒以上)、またはボリューム上での動作が少ないときにバックアップジョブを開始します。
2 番目のメッセージ:
04:17:55.571 [1636.3224] <2> onlfi_vfms_logf: snapshot services: (null): There was an unexpected error while preparing the VSP snapshot transaction. Dumping the parameter array to provide more information: Error 112 from VSP_Prepare
原因: VSP スナップショットキャッシュファイル用のクライアントに十分な空きディスク領域が存在しないため、バックアップに対して VSP を有効にできませんでした。
バックアップ対象のボリュームでディスク領域を解放します。
3 番目のメッセージ:
Windows Open File Backup スナップショットプロバイダとして Microsoft ボリュームシャドウコピーサービス (VSS) が使用されている場合にスナップショットの作成が失敗したときは、イベントビューアのアプリケーションログおよびシステムログのエラー情報を参照してください。
スナップショットエラーが発生した可能性があります。また、一部のクライアントで、開いた状態のファイルまたは使用中のファイルをバックアップする Windows Open File Backup オプションが使用されている可能性があります。この場合、スナップショットエラーが発生したことを示すログメッセージが bpbkar32 デバッグログに表示されます。
次に示すのはスナップショットエラーの例です。
8:51:14.569 AM: [1924.2304] <2> tar_base::V_vTarMsgW: ERR - Snapshot Error while reading test.file
状態コード 156 の「推奨処置」を参照してください。
Microsoft Exchange Server のバックアップに複数のデータベースが含まれていますが、すべてのデータベースのバックアップが正常に完了しているわけではありません。ジョブの詳細を調べ、バックアップされなかったデータベースに関するステートメントを確認してください。完全または差分バックアップでは、バックアップに成功したデータベースのトランザクションログは省略されます。その他のデータベースのバックアップに失敗した場合でも、トランザクションログはバックアップイメージから復元できます。警告: バックアップに失敗したデータベースはこのバックアップによっては保護されません。
個別バックアップが有効な Microsoft Exchange Server はデータベースのバックアップに成功していますが、メールボックスレベルの情報をキャプチャする第 2 GRT フェーズは失敗しました。ジョブ詳細を調べて失敗の原因を確認してください。完全または差分バックアップでは、GRT フェーズが成功したかどうかにかかわりなく、バックアップに成功したデータベースのトランザクションログは省略されます。バックアップに成功したデータベースは、GRT フェーズが失敗していてもバックアップイメージから復元できます。
VMware バックアップの間、ストレージマイグレーションを許可するために仮想マシンをロック解除できません。
仮想マシンはこのバックアップからリストアできます。ただし、この問題を次回のバックアップの前に修正することもできます。
VMware バックアップの間、仮想マシンのスナップショットは削除できません。
仮想マシンはこのバックアップからリストアできます。ただし、この問題を次回のバックアップの前に修正することもできます。
VMware リストアの間、仮想マシンは vCloud にインポートできません。アクティビティモニターのジョブの詳細を示す[状態の詳細 (Detailed Status)]タブには、vCloud Director が生成したエラーの理由を示すメッセージが表示されます。
リストアされた仮想マシンはリストア先の vCenter に存在します。ただし、手動で vCloud にインポートする必要があります。
NetApp NDMP アクセラレータバックアップは、ステータスコード 1 で次のようなボリュームのクロック不一致警告を表示して終了する場合があります。
Clock discrepancy detected between NDMP filer and NetBackup Media Server.
If this is not expected, please perform a backup with Accelerator forced rescan enabled.
In order to stop seeing these messages, please address clock discrepancy.
次のいずれかの状況が原因で、クロックの不一致の問題が発生する可能性があります。
NetApp ファイラと NetBackup NDMP バックアップホストとの間に 1 時間を超える時差がある場合、クロックの不一致警告が表示されます。この警告は、すべてのボリュームに対して表示されます。
影響を受けるボリュームの時差を確認し、必要に応じて更新します。または、ファイラと同じタイムゾーンのメディアサーバーを使用します。
メモ:
正しい時間を保証するために、NTP サーバーを使用することをお勧めします。
SnapMirror (データ保護) ボリュームに 1 時間以上の遅延時間がある場合、そのボリュームに警告が表示されます。
次のコマンドを使用して、ボリュームがデータ保護ボリュームか、遅延時間が 1 時間を超えているかを調べます。
NetApp Clustered Data ONTAP (cDOT) の場合:
snapmirror show -fields lag-time
NetApp 7 モードの場合:
snapmirror status
ファイラにデータ保護ボリュームがある場合、次のいずれかの操作を実行します。
NetBackup ポリシーのバックアップの選択でバックアップ用のボリュームを参照し、選択します。
ミラーボリュームを除外するには、VOLUME_EXCLUDE_LIST を ALL_FILESYSTEMS 指示句と併用します。
VMware エージェントレスリストアの実行時に次の問題が発生することがあります。
クリーンアップで、vmdk %s または SCSI コントローラ (%s の VMDK を接続済み) を宛先 VM %s から接続解除できませんでした。(Failed to detach the vmdk %s or the SCSI controller to which %s vmdk is attached from the destination VM %s during cleanup.)
vmdk またはコントローラを手動で接続解除してください。(Manually detach the vmdk or the controller.)
一時 VM %s の削除がエラー %d で失敗しました。(Deletion of temporary VM %s failed with error %d.)
(Manually delete the specified VM.)
ステージング場所 %s (宛先 VM %s) のクリーニングに失敗しました。(Failed to clean the staging location %s on destination VM %s.)
ステージング場所を手動で削除してください。(Manually delete the staging location.)
エラー %d によって、一時 vmdk %s を宛先 VM %s に接続できませんでした。(Failed to attach the temporary vmdk %s to the destination VM %s with error %d.)
利用可能な LUN がある準仮想コントローラがターゲット VM に少なくとも 1 つあることを確認してください。(Make sure that the target VM has at least one Paravirtual controller with available LUNs.)
エラー %d によって、プロセスの rename ファイルを宛先 VM %s にアップロードできませんでした。(Failed to upload the process rename file to the destination VM %s with error %d.)
ターゲット VM に十分な容量があることを確認してください。(Make sure there is sufficient space available in target VM.) この問題ついて詳しくは、ターゲット VM の
bpVMutil
のログファイルを確認してください。(Review the bpVMutil log file on the target VM for additional information on this issue.)選択したファイルとフォルダのリストアに失敗しました。(Failed to restore the selected files and folders.)
この問題のトラブルシューティング情報については、
tar
のログを確認してください。宛先 VM %s で新しく接続されたデバイスを特定できません。(Failed to identify the newly attached device on destination VM.) 宛先 VM のユーザークレデンシャルに十分な権限が設定されていないことが原因である場合があります。(One possible cause is that the destination VM user credentials have insufficient permissions.) 宛先 VM のユーザークレデンシャルに root 権限または管理権限を付与することを推奨します。(It is recommended destination VM user credentials have root or administrative privileges.)
この状態コードに関するVeritas Technical Support Web サイトのテクニカルノートとその他の情報を表示するには、ここをクリックしてください。