<book_title> を検索 ...

NetBackup™ 状態コードリファレンスガイド

Last Published: 2022-01-21

Product(s): NetBackup (9.1)

NetBackup の状態コード: 8963

メッセージ: NetBackup Web サーバーに接続するために指定されたホスト名が、NetBackup Web サーバー証明書に存在しません。(The host name that you have specified to connect to the NetBackup web server is not present in the NetBackup web server certificate.)

説明: クライアントがNetBackup Web 管理コンソールサービス用に構成されている証明書に存在しないマスターサーバーのホスト名を使用すると、NetBackup Web 管理コンソール (nbwmc) サービスでこのエラーが表示されます。クライアントの例としては、NetBackup 管理コンソール、Web UI、NetBackup Web API にアクセスするサードパーティ製アプリケーションなどが挙げられます。

このエラーは、NetBackup Web UI または NetBackup 管理コンソールに接続するときに表示されます。このエラーは、接続がマスターサーバーの IP アドレスを使用しており、その IP アドレスが、NetBackup Web 管理コンソールサービス用に構成されている証明書に存在しない場合に発生します。

推奨処置: 追加のホスト名または IP アドレス (サーバー証明書に存在するアドレス以外) を使用して NetBackup Web 管理コンソール機能にアクセスする場合は、次の手順を参照してください。

メモ:

この設定は、マスターサーバーでのみ利用可能です。allowedlist.properties には、クライアントから接続するために使用されるマスターサーバーのすべての追加の名前 (ホスト名、IP アドレス) が必要です。クライアントの例としては、NetBackup 管理コンソール、Web UI、任意の Rest クライアント、またはその他の NetBackup クライアントなどが挙げられます。

追加のホスト名または IP アドレスを使用した NetBackup Web 管理コンソール機能へのアクセス

ファイル VAR_GLOBAL/wsl/config/allowedlist.properties を作成します。
例:
Windows の場合: <install_path>\NetBackup\var\global\wsl\config\allowedlist.properties
UNIX の場合: /usr/openv/var/global/wsl/config/allowedlist.properties
Web サービスアカウントのユーザーにこのファイルに対する読み取り権限があることを確認します。
例: UNIX システムでは、このファイルに対する必要な権限を確認する方法の 1 つとして、chmod a+r /usr/openv/var/global/wsl/config/allowedlist.properties があります。
有効な host.headers と x.forwarded.host.headers ヘッダー値を必要に応じて追加します。
ファイルを保存します。
NetBackup Web 管理コンソールサービスを再起動します。
Windows システムでは、NetBackup Web 管理コンソールサービスは Windows Service Control Manager から再起動できます。
UNIX システムの場合は /usr/openv/netbackup/bin/nbwmc stop && /usr/openv/netbackup/bin/nbwmc start です。

次に allowedlist.properties ファイルの例を示します。

#Sample Properties File#
#Properties file to allow additional valid HOST and X-FORWARDED-HOST header values
#Fri Apr 23 16:14:42 CDT 2021
host.headers=master_server_additional_name_1,master_server_additional_name_2,
master_server_additional_ip_1,master_server_additional_ip_2
x.forwarded.host.headers=master_server_additional_name_1,
master_server_additional_name_2 ,master_server_additional_ip_1,
master_server_additional_ip_2

host.headers キーには、ホスト名と IP アドレスのカンマ区切りの文字列値があります。これは HOST 要求ヘッダーに対して有効であると見なされる必要があります。

x.forwarded.host.headers キーには、ホスト名と IP アドレスのカンマ区切りの文字列値があります。これは X-FORWARDED-HOST ヘッダーに対して有効であると見なされる必要があります。

この状態コードに関する Veritas Technical Support Web サイトのテクニカルノートとその他の情報を表示するには、ここをクリックしてください。