Veritas™ System Recovery 18 ユーザーズガイド

ファイルとフォルダをバックアップする方法

1. ［タスク］メニューで、［バックアップの実行または管理］をクリックします。
2. ［バックアップの実行または管理］ウィンドウで、［新しく定義］をクリックします。

   バックアップをまだ定義していない場合は、［簡単セットアップ］ダイアログボックスが表示されます。

3. ［選択したファイルとフォルダをバックアップ］を選択し、［次へ］をクリックします。
4. ［バックアップするファイルとフォルダを選択］パネルで、バックアップに含めるフォルダとファイルを選択してください。

   ［バックアップするファイルとフォルダを選択］のオプション

   すべてを選択	［種類とフォルダ］列のすべてのチェックボックスを選択します。選択したデータの種類とフォルダはバックアップされます。
   なしを選択	［種類とフォルダ］列のすべてのチェックボックスを選択解除します。選択解除したデータの種類とフォルダはバックアップされません。
   フォルダの追加	バックアップする追加のフォルダを指定できます。
   ファイルの追加	バックアップする追加のファイルを指定できます。
   ファイルの種類を追加	バックアップする追加のデータファイルの種類を指定できます。
   編集	テーブルのリストで選択したデータの種類名またはフォルダ名のオプション、設定、プロパティを編集できます。
   削除	追加済みの選択したデータの種類名またはフォルダ名をテーブルのリストから削除できます。 デフォルトのデータの種類とフォルダはテーブルのリストから削除することはできません。

   ［フォルダの追加］のオプション

   バックアップするフォルダ	バックアップするフォルダへのパスを指定できます。
   参照	バックアップするフォルダを含んでいるパスを参照できます。
   サブフォルダ	親フォルダの下のすべてのサブフォルダをバックアップすることを示します。
   すべてのファイル	すべてのサブフォルダのすべてのファイルをバックアップすることを示します。
   次のファイルの種類のみ	バックアップするデータファイルの種類を指定できます。

   ［ファイルの種類を追加］のオプション

   名前	データファイルの種類とフォルダの名前を指定します。名前は［バックアップするファイルとフォルダを選択］パネルのテーブルのリストに追加されます。
   拡張子の追加	バックアップする特定のデータの種類のファイル拡張子を追加します。
   拡張子を削除	特定のデータの種類のファイル拡張子をリストから削除します。
   拡張子名を変更	リストに追加した特定のデータの種類のファイル拡張子名を変更します。
   デフォルトの拡張子のリストを復元	［バックアップするファイルとフォルダを選択］パネルで、種類とフォルダの事前定義済みのリストに追加されたデフォルトのファイル拡張子を復元します。

   メモ:

   すべてのバージョンの Windows に用意されているマイドキュメントフォルダには、デフォルトでマイピクチャとマイミュージックの 2 つのサブフォルダがあります。これらのフォルダには、別の場所にあるフォルダへのショートカットだけが含まれ、実際のファイルは含まれません。

   画像ファイルおよび音楽ファイルをバックアップするには、ファイルが実際に保存されているフォルダをバックアップ対象にしてください。

5. ［次へ］をクリックします。
6. ［名前とバックアップ先］パネルでバックアップ名と保存先を入力し、［次へ］をクリックします。

   名前	新しいバックアップの名前を示します。
   ［説明］（省略可能）	新しいバックアップの説明を入力できます。
   高度な設定	リカバリポイントにセキュリティオプションを追加します。
   バックアップ先	デフォルトのバックアップ保存場所を示します。または、リカバリポイントファイルへのローカルパスまたはネットワークパスを指定できます。 リカバリポイントに含まれるデータへの不正アクセスを防ぐため、バックアップ先に権限を設定することをお勧めします。詳しくは、次のリンクを参照してください。 https://technet.microsoft.com/en-us/library/cc732880(v=ws.11).aspx
   参照	バックアップデータを保存するためのフォルダを参照して検索できます。 バックアップ先として、暗号化されたフォルダは使用できません。他のユーザーのアクセスを防止するためにバックアップデータを暗号化する場合、［詳細オプション］を使用できます。
   ユーザー名	ネットワークパスに存在するフォルダにバックアップする場合のユーザー名を指定します。
   パスワード	ネットワークパスにパスワードを指定します。

   ファイルとフォルダのバックアップのための［詳細オプション］

   除外

   次に示す任意のフォルダをバックアップに含めないよう選択解除できます。 Windows フォルダ Program Files フォルダ 一時ファイルのフォルダ インターネット一時ファイルのフォルダ バックアップファイルを一意なサブフォルダに保存する 通常、一覧表示されているフォルダは、個人のファイルまたはフォルダを保存するためには使用されません。したがって、これらのフォルダはすべてバックアップ対象外としてデフォルトで選択されています。システムドライブ（通常は C ドライブ）のドライブベースのバックアップを定義して実行すると、これらのフォルダがバックアップされます。 ドライブベースのバックアップの定義を参照してください。

7. ［次へ］をクリックします。
8. ［バックアップ時刻］パネルで、必要なスケジュールオプションを選択します。

   メモ:

   ベースバックアップを実行する時刻と増分バックアップを実行する時刻が同じでないことを確認します。

   ［バックアップ時刻］のオプション

   スケジュール	バックアップに対してスケジュールを有効にするかどうかを示します。
   デフォルト	デフォルトのバックアップスケジュールを使用できます。
   開始時刻	バックアップの開始時刻を指定します。
   日曜日、月曜日、火曜日、水曜日、木曜日、金曜日、土曜日	バックアップを実行する曜日を選択できます。
   高度な設定	設定した回数だけ 1 日に複数回バックアップを実行します。また、バックアップに必要な間隔も指定できます。
   イベントトリガの選択	自動的にバックアップを開始するイベントの種類を選択できます。

   ［スケジュールを変更 - ファイルバックアップ］のスケジュールオプション

   スケジュール	ファイルとフォルダをバックアップする日付と開始時刻を選択できます。
   1 日に複数回実行	頻繁に編集または変更するデータを保護するために、1 日に複数回バックアップを実行します。
   バックアップの間隔	ファイルとフォルダのバックアップの最大間隔を指定します。
   回数	1 日にファイルとフォルダのバックアップを実行する回数を指定します。

   ［スケジュールを変更 - ファイルバックアップ］のトリガオプション

   一般	コンピュータからログオフするときなど自動的にバックアップを開始するイベントの種類を選択できます。

9. ［セキュリティオプション］パネルで、パスワードを設定し、ファイルとフォルダのバックアップの暗号化を選択して［次へ］をクリックします。

   パスワードを使用する	作成時にリカバリポイントのパスワードを設定し、AES 暗号化を有効にします。 このチェックボックスは、デフォルトでチェックマークが付いています。
   パスワード	バックアップのためのパスワードを指定できます。パスワードには標準文字を含むことができます。パスワードには、拡張文字または記号を含むことはできません。（128 以下の ASCII 値の文字を使用してください。） バックアップを復元したり、リカバリポイントの内容を表示する前にこのパスワードを入力する必要があります。
   パスワードの確認入力	パスワードを再入力して確認できます。
   AES 暗号化	リカバリポイントデータを暗号化して、リカバリポイントをさらに強力に保護します。 旧バージョンから Veritas System Recovery 18 にアップグレードする場合、パスワード保護しか定義されていない古いバックアップジョブについては、ジョブを編集して AES 暗号化レベルを選択する必要があります。古いバックアップジョブを編集しない場合は、継続的に AES 暗号化なしで実行されます。ジョブを編集し、AES 暗号化レベルを選択することをお勧めします。 メモ: ［パスワードを使用する］チェックボックスにチェックマークを付けた場合は、AES 暗号化を定義する必要があります。 次の暗号化レベルから選択します。 標準 128 ビット (8 文字以上のパスワード) 中 192 ビット (16 文字以上のパスワード) 高 256 ビット (32 文字以上のパスワード) リカバリポイントの暗号化を参照してください。

10. ［バックアップ定義ウィザードの完了］パネルで、選択したバックアップオプションを確認します。
11. バックアップに含めるファイルの総数とサイズを確認するには、［プレビュー］をクリックします。

    メモ:

    ファイルおよびフォルダのバックアップに含まれるデータ量によっては、プレビュー処理に数分かかる場合があります。

12. バックアップをすぐに実行する場合は、［今すぐバックアップを実行］をクリックし、［終了］をクリックします。