Cluster Server 7.3.1 管理者ガイド - Linux
- 第 I 部 クラスタ化の概念と用語
- Cluster Server の概要
- Cluster Server について
- クラスタ制御のガイドラインについて
- VCS の物理コンポーネントについて
- VCS の論理コンポーネント
- クラスタトポロジーについて
- VCS 設定の概念
- Cluster Server の概要
- 第 II 部 管理 - VCS の利用方法
- VCS ユーザー権限モデルについて
- コマンドラインによるクラスタの管理
- コマンドラインでの VCS の管理について
- VCS ライセンスのインストールについて
- LLT の管理
- VCS の起動
- VCS エンジンと関連プロセスの停止
- VCS へのログイン
- VCS 設定ファイルの管理について
- コマンドラインによる VCS ユーザーの管理について
- VCS のクエリーについて
- サービスグループの管理について
- リソースの管理について
- リソースタイプの管理について
- クラスタの管理について
- VCS でのアプリケーションとリソースの設定
- UNIX の VCS 付属エージェント
- NFS サービスグループの設定
- RemoteGroup エージェントの設定について
- Samba サービスグループの設定について
- HA ファイアドリルを使ったリソースフェールオーバーのテストについて
- InfoScale Enterprise を AWS で使用した HA および DR の設定
- Azure 環境での HA および DR の設定
- VCS Simulator を使った VCS の動作の予測
- 第 III 部 VCS 通信と操作
- クラスタの通信、メンバーシップ、データ保護について
- クラスタ通信について
- クラスタメンバーシップについて
- メンバーシップアービトレーションについて
- データ保護について
- I/O フェンシングを使う VCS 操作の例
- I/O フェンシングを使わない、クラスタメンバーシップとデータ保護について
- I/O フェンシングを使わない VCS 動作の例
- I/O フェンシングの管理
- vxfentsthdw ユーティリティについて
- vxfentsthdw の -c オプションを使ったコーディネータディスクグループのテスト
- vxfenadm ユーティリティについて
- vxfenclearpre ユーティリティについて
- vxfenswap ユーティリティについて
- コーディネーションポイントサーバーの管理について
- ディスクベースとサーバーベースのフェンシング設定間の移行について
- VCS の動作の制御
- リソース障害時の VCS の動作
- サービスグループレベルでの VCS 動作の制御について
- リソースレベルでの VCS 動作の制御について
- ストレージ接続消失時の VCS 動作
- サービスグループワークロード管理
- ワークロード管理を示した設定例
- サービスグループの依存関係のロール
- クラスタの通信、メンバーシップ、データ保護について
- 第 IV 部 管理 - 高度な操作
- VCS イベント通知
- VCS イベントトリガ
- イベントトリガの使用
- イベントトリガの一覧
- Virtual Business Services
- 第 V 部 Veritas High Availability 設定ウィザード
- 第 VI 部 ディザスタリカバリ用のクラスタ設定
- クラスタの相互接続 - グローバルクラスタの作成
- コマンドラインによるグローバルクラスタの管理
- RDC(Replicated Data Cluster)の設定
- キャンパスクラスタの設定
- 第 VII 部 トラブルシューティングおよび処理速度
- 処理速度に関する注意事項
- クラスタコンポーネントの処理速度に対する影響
- クラスタ操作の処理速度に対する影響
- システムパニックのときの VCS の処理速度に関する注意事項
- スケジュールクラスと優先度の設定について
- VCS エージェントの統計機能
- VCS のチューニングパラメータについて
- VCS のトラブルシューティングおよびリカバリ
- VCS メッセージログ
- VCS エンジンのトラブルシューティング
- LLT(Low Latency Transport)のトラブルシューティング
- GAB(Group Membership Services/Atomic Broadcast)のトラブルシューティング
- VCS の起動に関するトラブルシューティング
- systemd ユニットサービスファイルの問題のトラブルシューティング
- サービスグループに関するトラブルシューティング
- リソースに関するトラブルシューティング
- トラブルシューティングのサイト
- I/O フェンシングのトラブルシューティング
- フェンシングの起動時にすでに発生しているスプリットブレイン状態が報告される
- CP サーバーのトラブルシューティング
- VCS クラスタノードでのサーバーベースのフェンシングのトラブルシューティング
- コーディネーションポイントのオンライン移行中の問題
- 通知に関するトラブルシューティング
- グローバルクラスタのトラブルシューティングとリカバリ
- ライセンスに関するトラブルシューティング
- ライセンスのエラーメッセージ
- セキュア設定のトラブルシューティング
- ウィザードベースの設定に関する問題のトラブルシューティング
- [Veritas High Availability]ビューの問題のトラブルシューティング
- 処理速度に関する注意事項
- 第 VIII 部 付録
アプリケーション監視の設定または設定解除
VCS (Cluster Server) 制御下のクラスタでアプリケーションの監視を設定または設定解除するには、[Veritas High Availability]ビューを使用します。
このビューで、次の設定タスクを実行するための特定のリンクが提供されます。
VCS クラスタを設定します。
ローカルシステムが VCS クラスタの一部でない場合、[Veritas High Availability]ビューには[VCS クラスタの設定 (Configure a VCS cluster)]リンクしか表示されません。
アプリケーション監視を設定する前に[VCS クラスタの設定(Configure a VCS cluster)]リンクをクリックして、VCS クラスタ設定ウィザードを起動する必要があります。 このウィザードでローカルシステムがデフォルトでクラスタシステムになっている VCS クラスタを設定できます。
VCS クラスタの最初のアプリケーションの監視を設定します。
クラスタでアプリケーションの監視を設定しなかった場合、[Veritas High Availability]ビューには[アプリケーションの高可用性設定 (Configure an application for high availability)]リンクしか表示されません。
Veritas High Availability 設定ウィザードを起動するリンクをクリックします。ウィザードを使ってアプリケーション監視を設定します。
Veritas High Availability 設定ウィザードを使用できるアプリケーションでのウィザードベースの設定手順について詳しくは、アプリケーション固有の VCS エージェント設定ガイドを参照してください。カスタムアプリケーションの場合、『Cluster Server 汎用アプリケーションエージェント設定ガイド』を参照してください。
VCS クラスタにシステムを追加します。
ローカルシステムがクラスタメンバーである VCS クラスタにシステムを追加するには、[アクション(Actions)]、[VCS クラスタにシステムを追加(Add a System to VCS Cluster)]をクリックします。 システムをクラスタに追加しても、システムが自動的に設定されたアプリケーションのフェールオーバーシステムとして追加されることはありません。 システムをフェールオーバーシステムとして追加するには、以下を参照してください(「フェールオーバーのシステムを追加または削除するには」への相互参照を追加)。
アプリケーションを設定するか、または既存のアプリケーションの監視設定にアプリケーションを追加します。
Veritas High Availability Application Monitoring 設定ウィザードを起動するには、[アクション (Actions)]、[アプリケーションの高可用性設定 (Configure an application for high availability)]の順に選択します。ウィザードを使ってアプリケーション監視を設定します。
アプリケーションの監視設定を解除する:
VCS からアプリケーション監視設定を削除するには、アプリケーションテーブルの該当する行で [詳細(More)]、[アプリケーション監視設定の解除(Unconfigure Application Monitoring)]をクリックします。
この手順では、システムまたはクラスタから VCS は削除されません。アプリケーションの監視設定が削除されるだけです。
また、アプリケーションの監視を設定解除するために、すべてのアプリケーションの監視を設定解除する、または VCS クラスタを設定解除するのいずれかの手順を実行することもできます。
すべてのアプリケーションの監視を設定解除する:
[アクション(Actions)]、[すべてのアプリケーションの設定解除(Unconfigure all applications)]をクリックします。 この手順により、クラスタで設定されているすべてのアプリケーション監視設定が削除されます。
VCS クラスタを設定解除する:
[アクション(Actions)]、[VCS クラスタの設定解除(Unconfigure VCS cluster)]をクリックします。 この手順により VCS クラスタが停止され、VCS クラスタの設定が削除され、アプリケーション監視が設定解除されます。