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Cluster Server 7.3.1 管理者ガイド - Linux

Last Published: 2018-06-04

Product(s): InfoScale & Storage Foundation (7.3.1)

Platform: Linux

LLT リンクの追加と削除

LLT が動作しているとき、lltconfig コマンドを使って LLT リンクを追加または削除できます。

詳しくは、lltconfig（1M）のマニュアルページを参照してください。

メモ:

LLT リンクを追加または削除するとき、GAB または高可用性デーモン（had）を終了する必要はありません。変更はすぐに適用されますが、再起動時に元に戻ります。変更を継続させるには、/etc/llttab ファイルを更新する必要もあります。

LLT リンクを追加するには

LLT リンクタイプに応じて、次のコマンドを実行して LLT リンクを追加します。

ether リンクタイプ:

# lltconfig -t devtag -d device 
[-b ether ] [-s SAP] [-m mtu]  [-I] [-Q]

UDP リンクタイプ:

# lltconfig -t devtag -d device 
-b udp [-s port] [-m mtu]
-I IPaddr -B bcast

UDP6 リンクタイプ:

# lltconfig -t devtag -d device 
-b udp6 [-s port] [-m mtu]
-I IPaddr [-B mcast]

RDMA リンクタイプ:

# lltconfig -t devtag -d device
 -b rdma -s port [-m mtu]
 -I IPaddr -B bcast

ここで、

devtag	リンクを識別するタグ。
device	インターフェースのデバイス名。リンクタイプが ether の場合は、インターフェース名としてデバイス名を指定できます。たとえば、eth0 のように指定します。可能であれば、eth-MAC アドレスの形式でデバイス名を指定します。たとえば、eth-xx:xx:xx:xx:xx:xx のような名前です。 udp および udp6 リンクタイプの場合、device は udp および udp6 デバイス名です。 rdma リンクタイプの場合、デバイス名は udp です。
bcast	udp と rdma リンクタイプの場合のブロードキャストアドレス
mcast	udp6 リンクタイプの場合のマルチキャストアドレス。
IPaddr	udp、udp6、rdma リンクタイプの場合の IP アドレス
SAP	ether リンクタイプの場合にネットワークリンク上でバインドする SAP。
port	udp、udp6、rdma リンクタイプの場合のポート
mtu	ネットワークリンク上でパケットを送信する際の最大伝送単位。

次に例を示します。

ether リンクタイプ:

# lltconfig -t eth4 -d eth4 -s 0xcafe -m 1500

UDP リンクタイプ:

# lltconfig -t link1 -d udp -b udp -s 50010
-I 192.168.1.1 -B 192.168.1.255

UDP6 リンクタイプ:

# lltconfig -t link1 -d udp6 -b udp6 -s 50010 -I 2000::1

RDMA リンク:

# lltconfig -t link1 -d udp -b rdma -s 50010
 -I 192.168.1.1 -B 192.168.1.255

メモ:

追加の LLT リンクを再ブート後に永続的にする場合、/etc/lltab の LLT エントリを編集します。

LLT リンクを削除するには

LLT 配下に設定したネットワークリンクを無効にするには、次のコマンドを実行します。
```
# lltconfig -t devtag -L disable
```
16 秒間（LLT の peerinact 時間）待機します。
次のコマンドを実行してリンクを削除します。
```
# lltconfig -u devtag
```