Cluster Server 7.4.3 付属エージェントリファレンスガイド - Linux
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MonitorProgram を使ったレベル 2 の監視
PidFiles/MonitorProcesses で第 1 レベルの監視を行いますが、MonitorProgram を第 2 レベルの監視として実行できます。アプリケーションエージェントにレベル 2 の監視を有効にするには、アプリケーションタイプの LevelTwoMonitorFreq 属性をゼロより大きい値に設定する必要があります。 このように設定すると、MonitorProgram が LevelTwoMonitorFreq 属性で指定した間隔の監視サイクルで実行されます。
たとえば、IMF 属性の MonitorFreq キーの値が j で、LevelTwoMonitorFreq 属性の値が k の場合にリソースがオンライン状態であると、PidFiles/MonitorProcesses の通常の監視を j 回の監視サイクルごとに実行し、MonitorProgram を k 回の監視サイクルごとに実行します。
LevelTwoMonitorFreq 値を設定して MonitorProgram を第 2 レベルの監視として実行する場合は、リソースがオンライン状態のときに PidFiles/MonitorProcesses で監視するために IMF を利用するアプリケーションエージェントの制限事項が解消されます。 PidFiles/MonitorProcesses で設定した処理は IMF 監視に登録されます。
LevelTwoMonitorFreq 属性をゼロに設定して MonitorProgram を設定すると、リソースがオンラインの場合に監視するために PidFiles/MonitorProcesses で指定した処理は IMF に登録されません。 この場合には、PidFiles と MonitorProcesses の確認、MonitorProgram を監視サイクルごとに実行します。
LevelTwoMonitorFreq はタイプに対して指定する属性です。LevelTwoMonitorFreq 属性のデフォルト値は 1 回で、デフォルトの MonitorProgram を監視サイクルごとに第 2 レベルの監視で実行します。 アプリケーションタイプにこの属性を変更すると、すべてのアプリケーションリソースの動作が変わります。
タイプごとの LevelTwoMonitorFreq 値をデフォルト以外の値(3 など)に修正するには、次のコマンドを実行します。
# hatype - modify Application LevelTwoMonitorFreq 3
選択されたリソースのためのLevelTwoMonitorFreq値を変更したいと思ったら次のシーケンスの各リソースのための次のコマンドを実行してください。 コマンドで使う LevelTwoMonitorFreq 値は単なる例です。
# hares - override app_res_name LevelTwoMonitorFreq
# hares - modify app_res_name LevelTwoMonitorFreq 3
前のコマンドは、リソースの LevelTwoMonitorFreq 属性を上書きし、特定のリソースの属性値を修正します。