Cluster Server 7.4.3 付属エージェントリファレンスガイド - Linux
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hadockersetup ユーティリティの使用
hadockersetup
ユーティリティを使って、コンテナのリソースを設定または設定解除します。ユーティリティはエージェントに付属して提供されます。
ユーティリティのデフォルトのパスは次のようになります。/opt/VRTSvcs/bin/hadockersetup
hadockersetup --help コマンドを使って、ユーティリティのヘルプを表示します。
出力を次に示します。
--configure|-C : Configure the Docker instance service group --genapp|-g : Configure the application resource along with Docker instance service group --unconfigure|-U : Unconfigure the Docker instance service group --help|-h : Print help message
コンテナはホストで作成される必要があります。
コンテナ内でアプリケーションを監視するために、ユーティリティはコンテナとホストの間の通信チャネルを確立する必要があります。この目的のために、ユーティリティは、コンテナと同じ OS の VRTSperl、VRTSvcs、 VRTSvlic、VRTSvcsag パッケージが必要です。また、ホストと同じ InfoScale Availability バージョンも必要になります。
ファイアウォールを無効にします。
--configure オプションを使うときに hadockersetup ユーティリティが次のタスクを実行します。
システムで作成されたコンテナのリストを設定します。コンテナを選択します。
Docker Daemon リソースを、まだ存在しない場合は VCS 設定に追加します。
前提条件セクションにリストされているパッケージをインストールして、ホストとコンテナの間に通信チャネルを設定します。メッセージが表示されたら、前提条件セクションにリストされているパッケージのパスを入力します。
VCS ユーザーを追加します。
コンテナのリソースを追加して Docker Daemon グループとの依存関係 (online local firm) を設定します。
メモ:
オプション: ユーティリティでアプリケーションのリソースについても設定できます。genapp をオプションとして指定している場合、このユーティリティはアプリケーションのリソースの設定を確認するように求めるメッセージを表示しません。
hadockersetup ユーティリティのサンプル出力を参照してください。
--unconfigure オプションを使って、アプリケーションのリソースとともにコンテナのリソースを設定解除します (設定済みの場合)。
メモ:
設定時に作成した VCS ユーザーは削除されません。ユーザーを削除するには hauser - delete username コマンドを使う必要があります。
アプリケーションリソースは MonitorProgram を介してのみ設定できます。PID またはプロセス名を提供できません。
コンテナを再設定することはできません。リソースを設定解除してから、ユーティリティを使って再度リソースを設定します。
ユーザーが同じ場合、ユーティリティは Docker とホスト内の同じアプリケーションを監視できません。ユーザーは別である必要があります。
間違った OS または間違った InfoScale Availability バージョンのパッケージが提供されると、ユーティリティはパッケージを部分的にインストールします。ユーティリティを使ってコンテナを設定する前に、部分インストールされたパッケージを手動でアンインストールする必要があります。
アプリケーションのリソースは、ユーザーが存在しない場合にリソースについて障害が発生していると報告しません。
コンテナのリソースの設定解除では、設定時に作成した VCS ユーザーを削除しません。ユーザーを削除するには次のコマンドを使う必要があります。
hauser - delete username
ファイアウォールが有効の場合、ホストとコンテナの間に通信チャネルを確立することが失敗する場合があります。
ユーティリティは OS の RPM と RPM バージョンを検証しません。
ユーティリティは アプリケーションのリソースの設定時に提供された StartProgram/StopProgram の正しさを確認しません。