Cluster Server 7.4.3 付属エージェントリファレンスガイド - Linux
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GoogleDisk エージェント
GoogleDisk エージェントを使用すると、インスタンス間でのアプリケーションのフェールオーバー中にディスクのフェールオーバーも実行できるように、GCP で HA 用のデータディスクを設定できます。
HA 用に設定したアプリケーションのデータを保存するため、InfoScale では GCP VM インスタンスについて次のストレージタイプをサポートしています。
ゾーンの永続ディスク: 標準および SSD
リージョンの永続ディスク: 標準および SSD
GoogleDisk エージェントは、GCP データディスクをオンラインにし、状態を監視し、オフラインに切り替えます。GoogleDisk エージェントは、GCP Python SDK を使用して、データディスクが仮想マシンに接続されているかどうかを判断します。
Google サービスアカウントには、少なくとも次の権限が必要です。
compute.projects.get (プロジェクトレベルで、プロジェクトのメタデータをフェッチするため)
compute.instances.get (インスタンスレベルで、インスタンスのメタデータをフェッチするため)
compute.instances.attachDisk (インスタンスレベルで、インスタンスにディスクを接続するため)
compute.instances.detachDisk (インスタンスレベルで、インスタンスからディスクを切断するため)
compute.zoneOperations.get (ゾーン内で操作の状態を確認するため)
compute.disks.get (ディスクの現在のユーザーのリストを取得するため)
Google API にアクセスするには、InfoScale クラスタノード上に
google-api-python-client
Python モジュールが存在する必要があります。まずディスクを作成してから、そのリソースを設定する必要があります。そうしないと、オンライン操作は失敗します。
図: サービスグループ依存関係の例で示されているように、サービスグループに依存関係を追加します。
次のコマンドを実行することで、各クラスタノードに Python SDK for GCP をインストールすることができます。
# /opt/VRTSpython/bin/pip install google-api-python-client
オープン |
現在の GCP VM インスタンス名とゾーン、およびインスタンスが属するプロジェクトを、そのメタデータを使用してフェッチします。 |
オンライン |
GCP ディスクを VM インスタンスに接続します。 |
オフライン |
VM インスタンスから GCP ディスクを切断します。 |
監視 |
GCP データディスクが現在の VM インスタンス、またはクラスタ内外の他の VM インスタンスに接続されているかどうかを確認します。また、ディスクが接続されるモードを識別し、それに応じて状態の値を返します。 |
クリーン |
VM インスタンスから GCP ディスクを切断します。 |
ONLINE |
GCP ディスクが現在の VM インスタンスに接続されていることを示します。 |
OFFLINE |
次のいずれかを示します。
|
FAULTED |
GCP ディスクが、VCS 制御外の VM インスタンスから予期せず切断されたことを示します。 |
UNKNOWN |
次の場合に UNKNOWN を返します。
|
表: 必須属性
属性 |
説明 |
---|---|
DiskName |
ディスクの名前。 データ形式と値のタイプ: 文字列 - スカラー |
ReadOnly |
ディスクを接続するモード。
デフォルト値: 0 (READ_WRITE) データ形式と値のタイプ: ブール - スカラー |
RegionalDisk |
ディスクのタイプ:
メモ: リージョンディスクは、ゾーンをまたいでフェールオーバーでき、READ_WRITE モードでのみ接続できます。 デフォルト値: 0 (ゾーンディスク) データ形式と値のタイプ: ブール - スカラー |
表: オプションの属性
属性 |
説明 |
---|---|
ProjectID |
VM インスタンスが属するプロジェクト。 データ形式と値のタイプ: 文字列 - スカラー |
ゾーン |
インスタンスが属するゾーン。 データ形式と値のタイプ: 文字列 - スカラー |
VMName |
エージェントが実行される GCP VM インスタンスの名前。 データ形式と値のタイプ: 文字列 - スカラー |
type GoogleDisk ( static int FaultOnMonitorTimeouts = 0 static str ArgList[] = { DiskName, ReadOnly, RegionalDisk, ProjectID, Zone, VMName, tempProjectName, tempVMName, tempZone } boolean ReadOnly = 0 boolean RegionalDisk = 0 str DiskName str ProjectID str Zone str VMName temp str tempProjectName temp str tempZone temp str tempVMName )
GoogleDisk VVRSG-GoogleDisk ( DiskName = sql-disk )
GoogleDisk エージェントは、DBG_1 と DBG_2 のデバッグログレベルを使用します。