Cluster Server 7.4.3 付属エージェントリファレンスガイド - Linux
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NFS エージェントの属性
表: Linux のオプション属性
オプション属性 | 説明 |
---|---|
GracePeriod | NFSRestart の属性値が 1 の場合は必須です。GracePeriod は再起動後に NFS サーバーが許可するロックリカバリの所要時間を指定します。 データ形式と値のタイプ: 整数 - スカラー デフォルト: 90 |
LockFileTimeout | NFS エージェントと NFSRestart エージェントは自分が属しているグループが移行中(たとえばオンラインまたはオフラインに移行中)の場合、同期化機構を要求します。 ファイルはこの同期化機構として働きます。 LockFileTimeout 属性は同期化ファイルのファイルが有効になっている最長時間を指定します。 データ形式と値のタイプ: 整数 - スカラー デフォルト: 180 |
Nproc | サーバーが同時に処理できる NFS 要求の数を指定します。 データ形式と値のタイプ: 整数 - スカラー デフォルト: 8 例: 16 |
NFSSecurity | NFS セキュリティデーモンの rpc.svcgssd を開始するかどうかを指定します。 NFS がサポートするセキュリティのタイプを設定する必要があります。例: Kerberos データ形式と値のタイプ: ブール - スカラー デフォルト: 0 |
NFSv4Support | NFSv4 デーモンの rpc.idmapd を開始するかどうか、nfsd バージョン 4 を監視するかを指定します。 データ形式と値のタイプ: ブール - スカラー デフォルト: 0 |
Protocol | nfsd デーモンを実行するプロトコルを指定します。以下が有効な値です。
エージェントはこの属性を使い、指定されたプロトコルを使用して NFS デーモンが動作していることを確認します。 メモ: VCS は VCS 制御外の NFS プロトコルへの変更をすべて無効にするため、VCS 制御外の NFS プロトコルは変更しないでください。 データ形式と値のタイプ: 文字列 - スカラー デフォルト: all 例: tcp |
MountdOptions | mountd デーモンのオプション。詳しくは、mountd マニュアルページを参照してください。 例: -d all 上の例では、エージェントは冗長モードで mountd デーモンを実行します。 |
Port | NFS デーモンのポートのリストを指定します。有効な値は次のとおりです。
NFS エージェントと NFSRestart エージェントはこの属性で、指定したポートを使って NFS デーモンが動作していることを確認します。lockd デーモンでは、TCP プロトコルと UDP プロトコルに異なるポートを指定できます。 メモ: VCS は、VCS 制御外の NFS ポートの変更をすべて無効にするので VCS 制御外の NFS ポートは変更しないでください。 データ形式と値のタイプ: 文字列 - 関連 デフォルト: ヌル 例 1: Port{} = { NFSD = 10000 } 例 2: Port{} = { NFSD = 10000, STATD = 100001, MOUNTD = 100002, LOCKD = 100003,100004 } 例 2 の lockd デーモンでは、TCP にポート番号 100003、UDP にポート番号 100004 を使います。 |