Cluster Server 7.4.3 付属エージェントリファレンスガイド - Linux
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IP エージェントの属性
表: 必須属性
必須属性 | 説明 |
---|---|
Address | ベース IP アドレスとは異なる、インターフェースに関連付けられた仮想 IP アドレス。 データ形式と値のタイプ: 文字列 - スカラー 例:
メモ: ベース IP アドレスのネットワークとは異なるネットワークの IP アドレスを設定する場合は、/etc/sysctl.conf で次の値を設定する必要があります。 ファイル: /etc/sysctl.conf # avoid deleting secondary IPs on deleting the primary IP net.ipv4.conf.default.promote_secondaries = 1 net.ipv4.conf.all.promote_secondaries = 1 これらの値を変更した後、# sysctl -p /etc/sysctl.conf コマンドを使って、/etc/sysctl.conf ファイルの現在の値をロードします。 これは、プライマリ IP アドレスが unplumb される場合に、ネットワークのセカンダリ IP アドレスが必ずプライマリアドレスに昇格されるようにするためのものです。 |
Device | IP アドレスに関連付けられた NIC デバイスの名前。 エイリアスを付けないデバイス名が必要です。 データ形式と値のタイプ: 文字列 - スカラー 例: eth0 上の例では、IP アドレスを次に利用可能な eth0 のエイリアスに割り当てるために、eth0 を指定しています。 起動されている NIC と各 NIC に割り当てられている IP アドレスのリストを表示するには、ip addr コマンドを使います。 |
次の属性のいずれか:
| |
NetMask | IP アドレスと関連付けされるサブネットマスク。 IPv4 プロトコルの場合、NetMask 属性の値は 10 進数(基数 10)で指定します。 この属性は、IP アドレスが IPv4 アドレスであるときに設定します。 データ形式と値のタイプ: 文字列 - スカラー 例: "255.255.255.0" |
PrefixLen | CIDR 値として表される IPv6 アドレスの接頭辞。 データ形式と値のタイプ: 整数 - スカラー 範囲: 0 から 128 デフォルト: 1000 メモ: この属性のデフォルト値は意図的に無効にされていることに注意してください。 この属性をアクティブにするには、0 から 128 の範囲の値を設定する必要があります。 例: 64 |
表: オプションの属性
オプションの属性 | 説明 |
---|---|
オプション | ifconfig コマンドのオプションを指定する場合に定義します。 ifconfig コマンドは次のようになります。 ifconfig dev inet ipv4addr netmask netmaskOptions up この Options 属性を設定するか、または IPOptions 属性と IPRouteOptions 属性の両方を設定する必要があります。 この属性には、他の属性で指定できるオプションを設定しないでください。 たとえば、ネットマスクを指定する場合は NetMask 属性を使用します。 ifconfig のオプションの完全なリストについては、ifconfig マニュアルページを参照してください。 データ形式と値のタイプ: 文字列 - スカラー 例:"broadcast 172.20.9.255" |
IPOptions | ip addr add コマンドに渡される追加オプションを指定します。 エージェントは IPRouteOptions 属性と組み合わせてこの属性を使います。 ip addr add コマンドは次のコマンドとほぼ同じです。 "ip -4 addr add ipv4addr/prefixlen IPOptions label label dev device " メモ: この属性を設定した場合、エージェントは Options 属性を無視し、ifconfig の代わりに ip コマンドを使用します。 データ形式と値のタイプ: 文字列 - スカラー 例:
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IPRouteOptions | ip route add コマンドに渡される追加オプションを指定します。 エージェントは IPOptions 属性と組み合わせてこの属性を使います。 ip route add コマンドは次のようになります。 "ip route add IPRouteOptions dev device" メモ: この属性を設定した場合、エージェントは Options 属性を無視し、ifconfig の代わりに ip コマンドを使用します。 データ形式と値のタイプ: 文字列 - スカラー 例:
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PingTimeout | IP アドレスがネットワーク内の別の場所で使用されているかどうかを ping テストが確認する期間 (秒単位)。 データ形式と値のタイプ: 整数 - スカラー 範囲: 0 から 30 デフォルト: 10 |