製品マニュアル

InfoScale アプリケーションのリカバリ

Veritas InfoScale Operations Manager では、Veritas InfoScale 製品に関する一元化された管理コンソールが提供されます。ストレージとクラスタリソースの監視、視覚化、管理に使用でき、管理サーバードメイン内のこれらのコンポーネントに関するレポートを生成することができます。

Veritas Resiliency Platform では、Veritas InfoScale Operations Manager にすでに構成されている InfoScale アプリケーションを管理できます。InfoScale アプリケーションを Resiliency Platform を介して追加または変更することはできません。これらは、Veritas InfoScale Operations Manager を介して管理者のみが追加または変更できます。

InfoScale アプリケーションは、Veritas InfoScale Operations Manager Server が Resiliency Domain に追加されるときに、Resiliency Platform で自動的に検出されます。InfoScale アプリケーションを自動的に検出するには、Veritas InfoScale Operations Manager ユーザーは Veritas Resiliency Platform Enablement アドオンをダウンロードしてインストールする必要があります。このアドオンは、Veritas Services and Operations Readiness Tools (SORT) からダウンロードできます。

InfoScale アプリケーションに対する Veritas Resiliency Platform の標準的なワークフローは、Resiliency Manager にレポートする Veritas InfoScale Operation Manager サーバーで構成されます。InfoScale アプリケーションは、Veritas InfoScale Operations Management サーバーに構成されている必要があります。InfoScale アプリケーションを Resiliency Group や VBS にグループ化して、Resiliency Platform でこれらのアプリケーションのリカバリ、監視、視覚化、レポートの生成を行うことができます。

次の図に、Resiliency Platform を使用した InfoScale アプリケーションの構成の一般的なワークフローを示します。

図: 管理対象 InfoScale アプリケーションのリカバリの一般的なワークフロー

表: InfoScale アプリケーションのリカバリ

タスク	詳細情報
環境を計画する	概要と計画のガイドを参照して、製品、そのコンポーネント、機能を把握します。主な機能、既知の問題、制限事項などのリリース情報については、リリースノートを参照してください。使用環境の構成の詳細がチェックリストに記載されている要件と互換性があることを確認します。 概要と計画のガイド リリースノート 配備とディザスタリカバリ構成のチェックリスト
仮想アプライアンスを配備して構成する	Veritas Resiliency Platform は、仮想アプライアンスとして配備されます。Resiliency Manager と IMS 用の仮想アプライアンスをダウンロードして、両方のデータセンターに配備します。 配備に必要なファイルのダウンロード 仮想アプライアンスの配備について Resiliency Manager と IMS (Infrastructure Management Server) 用の仮想アプライアンスの配備 VMware vSphere クライアントの使用 Hyper-V マネージャの使用 仮想アプライアンスの構成について Resiliency Manager または IMS の構成
Resiliency Domain を設定する	Veritas Resiliency Platform Resiliency Domain のインフラと基本設定を設定します。これらのタスクは、Resiliency Manager を構成し、Web コンソールにログインしてから実行します。 開始ウィザードを使用した Resiliency Domain の作成 Resiliency Domain で次の設定を行います。 InfoScale Operations Manager Server の追加 ユーザー認証と権限の管理 警告、通知、その他の製品設定の管理
Resiliency Group を作成する	Resiliency Platform に資産を追加した後、単一のエンティティとして保護および管理できる Resiliency Group に関連資産を編成します。基本的な監視 (仮想マシンの開始または停止) またはローカルまたはリモートのデータセンターでのリカバリ用に Resiliency Group を作成できます。 Resiliency groups での基本的な監視の構成 リモート回復用アプリケーションの管理
拡張機能	Virtual Business Service、Resiliency Plan、および退避プランは、Veritas Resiliency Platform 機能の一部であり、さらに資産のリカバリプロセスをカスタマイズする場合にも使用できます。 Virtual Business Services Resiliency Plan 退避プラン
リモート回復操作を実行する	リモート回復用に Resiliency Group を構成した後、Resiliency Group に対してリハーサル操作とリハーサルのクリーンアップ操作を実行できます。Resiliency Group に対して移行、テイクオーバー、または再同期の操作を実行することもできます。 リハーサル リハーサルのクリーンアップ 移行 テイクオーバー 再同期
資産を監視する	保護対象の資産の回復性または継続性に対するリスクを監視できます。データセンター内の資産の状態を表示するためにさまざまなレポートを実行します。また、［アクティビティ (Activities)］ページで状態 (進行中、完了、または失敗)、開始と終了時刻、操作対象のオブジェクトなど、操作に関する詳細を表示します。 リスク レポート アクティビティ
その他の参照	仮想アプライアンスの配備および構成後に、オペレーティングシステムおよび製品へのメニューベースのアクセスが制限されます。製品に対する構成関連の変更を管理し、トラブルシューティングするには、klish メニューを使用する必要があります。 klish の使用 トラブルシューティング 更新 参照