製品マニュアル

NetBackup 自動 DR を使用したクラウド (AWS) への仮想マシンのリストア

Resiliency Platform コンソールを使用して、NetBackup で保護 (自動 DR により AWS S3 オブジェクトストアに格納) され、データ可用性モードがコピーである Service Objective を使用して管理される VMware 仮想マシンをリカバリできます。

最後に成功したバックアップイメージ、または利用可能な別のバックアップイメージから選択できます。

仮想マシンは、選択したクラウドデータセンターで選択されているバックアップイメージを使用してリストアされます。リストアの前に、リストア対象のデータが格納されている仮想マシンを停止して登録解除します。クラウドデータセンターでローカルリストアを実行すると、仮想マシンが削除され、選択したバックアップイメージを使用して再作成されます。

クラウドの仮想マシンをリストアする場合、ローカルまたはリモートのリストア操作でのみ、S3 バケットで使用できるオンプレミスの仮想マシンのバックアップイメージを選択できます。

オンプレミスの仮想マシンをリストアする場合、ローカルまたはリモートのリストア操作で、ローカルのオンプレミスまたはオンプレミスの仮想マシンの S3 バケットで使用できるバックアップイメージを選択できます。

仮想マシンのネットワーク設定は、リモート回復操作の構成時に指定したとおりに、サブネットマッピングに従って構成されます。最後に、選択したクラウドデータセンターで仮想マシンが起動され、動作します。

仮想マシンが削除された場合は、最後のバックアップコピーまたは以前の任意のバックアップを選択し、クラウドデータセンターに仮想マシンをリストアできます。

リストア操作時にはまず、選択したバックアップイメージを使用して AMI がクラウドリカバリデータセンターに作成されます。このバックアップイメージは、NetBackup 自動 DR を使用して S3 バケットに作成されています。また、この AMI を使用してクラウドインスタンスがプロビジョニングされます。

Resiliency Platform は、AMI を使用してクラウドインスタンスがプロビジョニングされると、DR 操作の一環として作成された AMI を削除します。値が Removable に設定されているタグ VRP-AMI-LifeCycle-State がある未削除の AMI を手動で安全に削除できます。

クラウドでリストア操作を実行する前に、次の点を考慮します。

正常にリストアされたイメージにはタグが付けられます。タグの上にマウスのカーソルを置くと、NetBackup マスターサーバー名、イメージの種類 (完全または増分)、最後のテスト日時などの追加情報が表示されます。

［最近のアクティビティ (Recent Activities)］(最下部のペイン)、［詳細 (Details)］の順に選択して、この操作の詳細の図を表示します。

リストア操作が正常に完了したら、選択した仮想マシンがクラウドでオンラインであることを確認します。

リストア操作の実行中に、停止が稼働環境データセンターで宣言された場合、停止を解決する必要があります。停止を解決した後にのみ、クラウドデータセンターからオンプレミスデータセンターにバックアップイメージをリストアできます。

停止の解決を参照してください。