Veritas NetBackup™ 状態コードリファレンスガイド
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NetBackup の状態コード: 5987
説明: マスターサーバーに証明書がないか、マスターサーバー上の NetBackup Service Layer (NBSL) が停止しています。
推奨処置: 以下のことを必ず行います。
マスターサーバーで NBSL を実行する
NBSL をマスターサーバーで実行する場合は、マスターサーバーにホスト ID ベースの証明書が配備されていることを確認する
ホスト ID ベースの証明書を配備しても、引き続きこのエラーが発生する場合は、「マスターサーバーのホスト名変更の問題を解決する」の手順を参照してください。
このエラーは、以下のいずれかの状況で、マスターサーバーのホスト名を完全修飾ドメイン名 (FQDN) から短縮名 (またはその逆) に変更した場合に発生する可能性があります。
災害後の NetBackup のインストール
NetBackup 構成ファイル (UNIX または Windows レジストリの bp.conf ファイル) の手動更新
次の例では、NetBackup を短縮名のマスターサーバーにインストールして、カタログバックアップを実行しています。災害後に、NetBackup をディザスタリカバリモードでマスターサーバーにインストールしますが、このときに FQDN を使用します。ただし、マスターサーバー (またはディザスタリカバリパッケージ) の識別情報は短縮名でリストアされます。そのため、クライアント証明書の再発行や自動更新、およびクライアントへの新しい証明書の配備を行うとエラーになります。
この問題を回避するには、次の手順を実行します。
マスターサーバーにログオンします。
次のコマンドを実行します。
UNIX の場合:
/usr/openv/netbackup/bin/nbcertcmd -ping
Windows の場合:
Install_path\NetBackup\bin\nbcertcmd -ping
コマンドが正常に実行された場合は、次の手順に進みます。
既存の状態コード 8509 (指定したサーバー名が Web サービス証明書内に見つかりませんでした) で失敗した場合は、次のテクニカルノートに記載されている手順を実行します。
https://www.veritas.com/support/ja_JP/article.000126751
次の手順に進みます。
マスターサーバーで、NetBackup Web 管理コンソールサービスを停止して、起動します。次の NetBackup コマンドを使用します。
UNIX の場合:
/usr/openv/netbackup/bin/nbwmc -terminate
/usr/openv/netbackup/bin/nbwmc -start
Windows の場合:
install_path\NetBackup\wmc\bin\nbwmc.exe -stop -srvname "NetBackup Web Management Console"
install_path\NetBackup\wmc\bin\nbwmc.exe -start -srvname "NetBackup Web Management Console"
マスターサーバーでユーザーログインを実行します。次のコマンドを使用します。
install_path/netbackup/bin/bpnbat -login -loginType WEB
次に例を示します。
install_path\netbackup\bin\bpnbat -login -loginType WEB Authentication Broker [abc.example.com is default]: Authentication port [0 is default]: Authentication type (NIS, NISPLUS, WINDOWS, vx, unixpwd, ldap)[WINDOWS is default]: Domain [abc.example.com is default]: Login Name [administrator is default]: Password: Operation completed successfully.
マスターサーバーの Client_Name キーの値に注意してください。 クラスタ化されたマスターサーバーの場合は、Cluster_Name キーの値に注意します。これは次の場所にあります。
UNIX の場合: /usr/openv/netbackup/bp.conf
Windows の場合: HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Veritas\NetBackup\CurrentVersion\Config
この値には FQDN または短縮名のどちらでも指定できます。たとえば、abc.example.com などを使用できます。
マスターサーバーのホスト ID に注意します。この値を取得するには、次のコマンドを使用します。
install_path/netbackup/bin/nbcertcmd -listCertDetails
クラスタ化されたマスターサーバーを設定するには、次のコマンドを使用します。
install_path\netbackup\bin\nbcertcmd -listCertDetails -cluster
このコマンドは複数のレコードを返すことがあります (1 つしかレコードが返されない場合は、そのレコードに指定されたホスト ID を選択)。
手順 5 で取得したホスト名が FQDN である場合は、[発行者 (Issued By)]エントリが短縮名と一致するレコードを選択します。
手順 5 で取得したホスト名が短縮名である場合は、[発行者 (Issued By)]エントリが FQDN と一致するレコードを選択します。
次に例を示します。
install_path\netbackup\bin\nbcertcmd -listCertDetails Master Server : abc Host ID : xxxxxx-4201-4c6a-xxxx-xxxxx Issued By : /CN=broker/OU=root@abc/O=vx Serial Number : 0x62e108c90000000c Expiry Date : Aug 21 08:42:54 2018 GMT SHA1 Fingerprint : 50:89:AE:66:12:9A:29:4A:66:E9:DB:71:37: C7:EA:94:8C:C6:0C:A0 Master Server : xyz Host ID : yyyyyy-4785-4252-yyyy-yyyyy Issued By : /CN=broker/OU=root@xyz.master1.com/O=vx Serial Number : 0x6ede87a70000000a Expiry Date : Aug 21 09:52:13 2018 GMT SHA1 Fingerprint : FE:08:C2:09:AC:5D:82:57:7A:96:5C:C1:4A: E6:EC:CA:CC:99:09:D2 Operation completed successfully.
この例では、2 つのレコードが返されます。1 つ目のレコードでは、[発行者 (Issued By)]フィールドで指定した発行者の名前が、手順 5 で取得した client_name の短縮名と一致しています。1 つ目のレコードに表示されているホスト ID を選択します。
ホスト ID からホスト名へのマッピングを追加します。手順 6 で取得したマスターサーバーのホスト ID を、手順 5 で取得したホスト名にマッピングします。
次のコマンドを使用します。
install_path/netbackup/bin/admincmd/nbhostmgmt -a -i host_ID -hm host_name
次に例を示します。
install_path/netbackup/bin/admincmd/nbhostmgmt -a -i xxxxxx-4201-4c6a-xxxx-xxxxx -hm abc.example.com abc.example.com is successfully mapped to xxxxxx-4201-4c6a-xxxx-xxxxx.
NetBackup 管理コンソールを使用して、このホスト ID からホスト名へのマッピングを追加することもできます。[セキュリティ管理 (Security Management)] > [ホスト管理 (Host Management)] > [ホスト (Hosts)]タブを使用します。
次のコマンドを使用して、マスターサーバーのホスト ID ベースの証明書を更新します。
install_path/netbackup/bin/nbcertcmd -renewCertificate
クラスタ化されたマスターサーバーの場合は、次のコマンドを使用します。
install_path\netbackup\bin\nbcertcmd -renewCertificate -cluster
クライアントで証明書の配備を続行します。これは、再発行証明書の配備、証明書の自動更新、または新しい証明書の配備のいずれかになります。
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