Veritas NetBackup™ 状態コードリファレンスガイド
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NetBackup の状態コード: 96
説明: NetBackup Resource Broker (nbrb) は、バックアップに新しいボリュームを割り当てませんでした。このエラーは、バックアップに指定したストレージユニットのボリュームプール内に利用可能なボリュームが存在しないことを示します。NetBackup では、バックアップ中にストレージユニットが変更されないことに注意してください。
推奨処置: NetBackup の[問題 (Problems)]レポートを確認して、メディアが存在しないストレージユニットを特定します。
ストレージユニットがロボットで、空のスロットが存在する場合、ボリュームを追加します (適切なボリュームプールを指定します)。
空のスロットが存在しない場合、一部のメディアを非ロボットドライブに移動させてから、新しいボリュームを追加します。
利用可能なボリュームのトラッキングが困難な場合、
available_media
スクリプトを実行します。UNIX の場合、スクリプトは次の位置に存在します。
/usr/openv/netbackup/bin/goodies/available_media
Windows の場合、スクリプトは次の位置に存在します。
install_path\NetBackup\bin\goodies\available_media.cm d
このスクリプトでは、ボリューム構成内のすべてのボリューム、および NetBackup に現在割り当てられているボリュームの情報が表示されます。
スクラッチボリュームプールを設定し、割り当てられていないテープを用意します。NetBackup で新しいテープが必要な場合に利用可能なテープが現在のボリュームプールに存在しないときは、スクラッチプールからバックアップで使っているボリュームプールにテープを移動します。
ストレージユニットおよびボリュームプールにメディアが存在する場合、次の内容を確認します。
ボリュームが凍結または一時停止されていない。
NetBackup の[メディアリスト (Media Lists)]レポートを使用して、ボリュームの状態を確認します。ボリュームが凍結または一時停止されている場合は、bpmedia コマンドを実行して、ボリュームの凍結の解除または一時停止の解除を行います (必要な場合)。
『NetBackup トラブルシューティングガイド』の「凍結されたメディアのトラブルシューティングについての注意事項」を参照してください。
ボリュームの期限が切れておらず、最大マウント数を超えていない。
デバイスの EMM データベースホスト名が適切である。
EMM データベースホスト名を変更する場合には、Media Manager Device デーモン ltid (サーバーが UNIX または Linux の場合) または NetBackup Device Manager サービス (サーバーが Windows の場合) を停止し、再起動します。
NetBackup 構成で、適切なホストをストレージユニットに指定している。
ホスト接続は、ドライブが接続されているサーバー (マスターサーバーまたはメディアサーバー) である必要があります。
メディアおよびデバイスの管理のボリューム構成でメディアが適切なボリュームプール内に存在する。また、割り当てられていないメディアまたは有効なメディアが要求された保持レベルで利用可能である。
NetBackup の[メディアリスト (Media Lists)]レポートを使用して、すべてのボリュームの保持レベル、ボリュームプールおよび状態 (有効など) を表示します。NetBackup の[メディアの概略 (Media Summary)]レポートを使用して、適切な保持レベルで有効なボリュームを確認します。
vmd プロセス (UNIX の場合) または NetBackup Volume Manager サービス (Windows の場合) からのメディアの要求時に、NetBackup の bptm プロセスが拒否される場合があります。この問題の原因は、vmd プロセスまたは NetBackup Volume Manager サービスが要求を行ったホスト名を判断できないことです。
このエラーは、次のような不適切なネットワーク構成が原因として考えられます。
複数のネットワークインターフェースに問題がある。
UNIX または Linux システムで使用する
/etc/resolv.conf
に問題がある。DNS を実行しているが、逆引きができるように構成していない。
bptm および vmd のデバッグログディレクトリを作成して、操作を再試行します。
bptm のデバッグログを調べて、bptm が適切なシステムに接続されていることを確認します。エラーが記録されている場合、vmd のログを調べます。
UNIX の場合、vmd のログは次の位置に存在します。
/usr/openv/volmgr/debug/daemon/log.xxxxxx
Windows の場合、vmd のログは次の位置に存在します。
install_path\Volmgr\debug\daemon\xxxxxx.log
新しいストレージユニットを初めて使用する場合、マスターサーバー上の NetBackup を停止し、再起動します。
メモ:
mds の統合ログファイル (OID 143) では、通常、NetBackup のメディア選択プロセスが表示されます。
この状態コードについては、ウィザード形式のより多くのトラブルシューティング情報が利用可能です。
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