Veritas NetBackup™ 状態コードリファレンスガイド
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NetBackup の状態コード: 13
説明: ファイルまたはソケットの読み込みに失敗しました。
考えられる原因は、次のとおりです。
マスターサーバー、メディアサーバー、またはいずれかのクライアントで発生したネットワーク通信問題。
ファイルシステムからの読み込み時の I/O エラー。
不完全なファイルまたは壊れたファイルの読み込み。
ネットワークの問題またはソケットに書き込みを行っているプロセスの問題が原因で発生したソケットの読み込みの失敗。
NetBackup Snapshot Client に固有の問題 (「推奨処置」を参照)。
NetBackup インストール後の最初の EV-SQL バックアップの失敗。
『NetBackup for Enterprise Vault Agent 管理者ガイド』のトラブルシューティングに関する項を参照してください。
Windows の場合、NetBackup でスナップショットのコピー操作用に生成されたファイルリストに十分な情報がないため
tar32
コピーからリストアできない。 たとえば、tar32
コピーがまだ作成されておらずブロック番号の情報が正しくない場合があります。NetBackup はデュアルブート VM のためのポリシーの[VM バックアップからのファイルリカバリを有効にする (Enable file recovery from VM backup)]オプションをサポートしません。
VMware VDDK でタイムアウトをロックすると、同じ VMware バックアップホストからの同時 hotadd バックアップが失敗する場合があります。
NetBackup アクティビティモニターの詳しいステータスログに、次のようなメッセージが含まれることがあります。
12/05/2014 06:43:53 - begin writing 12/05/2014 06:48:53 - Error bpbrm (pid=2605) socket read failed: errno = 62 - Timer expired 12/05/2014 06:48:55 - Error bptm (pid=2654) media manager terminated by parent process
/NetBackup/logs/vxms
ログに、次のような VDDK メッセージが繰り返し含まれる可能性があります。12/08/2014 05:11:35 : g_vixInterfaceLogger:libvix.cpp:1844 <DEBUG> : [VFM_ESINFO] 2014-12-08T05:11:35.146-06:00 [7F1B1163F700 info Libs'] FILE: FileLockWaitForPossession timeout on '/var/log/vmware/hotAddLock. dat.lck/M34709.lck' due to a local process '15882-26732358(bpbkarv)'
推奨処置: 必要に応じて次の操作を実行します。
問題が発生した位置と原因についての情報を、NetBackup の[問題 (Problems)]レポートで確認します。
ネットワーク通信が正しく動作していることを確認します。
『NetBackup トラブルシューティングガイド』の「ネットワーク通信の問題の解決」を参照してください。
FlashBackup クライアントの場合、
/var/adm/messages
ログで、次のようなエラーを確認します。Mar 24 01:35:58 bison unix: WARNING: sn_alloccache: cache /dev/rdsk/c0t2d0s3 full - all snaps using this cache are now unusable
このエラーは、キャッシュパーティションの大きさが不十分であることを示しています。 可能な場合、キャッシュパーティションのサイズを大きくします。 または、複数のバックアップで同じキャッシュを使用している場合、並列実行バックアップの数を減らします。 並列実行バックアップの数を減らすには、並列実行バックアップの一部を再スケジュールするか、ファイルシステムの動作が少ない時間帯にすべてのバックアップを再スケジュールします。
詳細なトラブルシューティングの情報を入手するには、この状態コードを戻したプロセスのデバッグログディレクトリを作成します。 その後、操作を再試行して、デバッグログの結果を確認します。
すべての製品とコンポーネント (SQL Server、Exchange、Notes など) の最新の Service Pack が インストールされていることを確認します。
環境全体のすべてのネットワークハードウェア (NIC、ハブ、スイッチ、ルーターなど) が半二重モードではなく全二重モードに設定されていることを確認します。
システムの NIC に関する次の項目を確認します。
システム全体で 最新の NIC ドライバにアップグレードします。
すべての NIC が半二重モードではなく全二重モードに設定されていることを確認します。
『NetBackup トラブルシューティングガイド』の「ネットワークインターフェースカードのパフォーマンスのトラブルシューティング」を参照してください。
NIC のタイムアウト設定を大きくします。
NIC チーミングが実装されている場合は、テストのために無効にします。
対象となるクライアントまたはサーバーの NIC 自体を置き換えます。
NetBackup Snapshot Client では、状態コード 13 は、
/usr/openv/netbackup/logs/bpbkar
ログに表示される場合があります。このログは、次の内容を示している可能性があります。
バックアップを行うファイルが、SCSI ドライブではなく IDE ドライブに存在します。 オフホストバックアップ方式が、[NetBackup メディアサーバー (NetBackup Media Server)]または[サードパーティコピーデバイス (Third-Party Copy Device)]のいずれかに設定されています。 オフホストバックアップを使用する場合、クライアントファイルを格納するディスクは、SCSI デバイスまたはファイバーチャネルデバイスである必要があります。
IDE ドライブのディスクでは、
/usr/openv/netbackup/logs/bpfis
ログ内に次のように表示される場合があります。get_disk_info: FTL - /var/tmp/caa026fEU disk_inquiry failed. Errno = 25: Inappropriate ioctl for device
/usr/openv/netbackup/logs/bpbkar
ログ内には次のように表示される場合があります。bpbkar: INF - Processing /var bpbkar: ERR - get_disk_info() failed, status 13 bpbkar: ERR - tpc_get_disk_info() failed: err 13 bpbkar: ERR - bpbkar FATAL exit status = 13: file read failed bpbkar: INF - EXIT STATUS 13: file read failed
バックアップを行うファイルが、マウントされていないファイルシステム上に存在します。 スナップショットソースとして指定するファイルシステムは、マウントされている必要があります。 スナップショットソースがマウントされていない状態で、マウントポイントが存在する場合、NetBackup では、スナップショットソースとして指定したディレクトリより 1 階層上のディレクトリのスナップショットの取得が試行されます。
NetBackup メディアサーバー方式では、クライアントの読み込みタイムアウト値を大きくする必要がある場合があります。 ある環境では、デフォルト値より長い読み込み時間が必要になることがあります。 クライアントの読み込みタイムアウトが不十分な場合、バックアップが失敗してこのエラーが発生する可能性があります。
すべてのクライアントに対してクライアントの読み込みタイムアウトを大きくするには、NetBackup 管理コンソールで、[ホストプロパティ (Host Properties)]>[マスターサーバー (Master Servers)]>に移動し、マスターサーバーをダブルクリックして[プロパティ (Properties)]>[タイムアウト (Timeouts)]に移動します。 その後、クライアントの読み込みタイムアウトを大きくします。
Windows の場合、[バックアップ、アーカイブおよびリストア (Backup, Archive, and Restore)]のクライアントコンソールを更新し、リストアを再試行します。 この処理はクライアントコンソールに表示されるファイルリストを更新し、選択したファイルについての正しい情報を渡します。
同じ VMware バックアップホストからの同時実行の hotadd バックアップが失敗する原因となる VMware VDDK でのタイムアウトを回避するには、次のいずれかを実行します。
同時に動作する hotadd バックアップの数を減らします。
メディアサーバーのクライアント読み込みのタイムアウトを適宜 (15 分以上まで) 増やします。
NetBackup 管理コンソールで、[NetBackup の管理 (NetBackup Management)]>[ホストプロパティ (Host Properties)]の順に選択し、メディアサーバーをダブルクリックし、[タイムアウト (Timeouts)]> [クライアントの読み込みタイムアウト (Client read timeout)]を選択します。
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