Veritas NetBackup™ 状態コードリファレンスガイド
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NetBackup の状態コード: 6
説明: エラーが発生したため、ユーザーバックアップが失敗しました。
VMware バックアップでは、このエラーは次の理由により発生する可能性があります。
VMware 項目 1: 仮想マシンとバックアップホストの仮想マシン (hotadd バックアップ用) が含んでいるディスクが多すぎる可能性があります。 合計がバックアップホストの SCSI コントローラに対して多すぎる場合、hotadd トランスポートモードのバックアップは失敗します。 次がジョブ状態ログに表示されます。
ERR - 指定されたトランスポートモードを使用したスナップショットディスクのオープン中にエラーが発生しました: 状態 23
VMware 項目 2: VMware バックアップホストが選択したトランスポートモード上のデータストアにアクセスできない場合、バックアップは失敗します。 バックアップホストの状態の詳細ログには、次のように表示されることがあります。
12/4/2009 1:12:34 PM - Error bpbrm(pid=21376) from client vm4: ERR - 指定されたトランスポートモードを使用したスナップショットディスクのオープン中にエラーが発生しました: 状態 23
VMware 項目 3: NetBackup が ESX Server を通して仮想マシンのバックアップを直接実行したとき、Storage vMotion は仮想マシンのファイルを移行しました。
VMware 項目 4: hotadd バックアップの場合: バックアップホストが ESX サーバーのホスト名を解決できませんでした。 このエラーは、バックアップホストがインストールされている仮想マシンで DNS が正しく構成されていない場合に起きることがあります。
VMware 項目 5: hotadd バックアップの場合: バックアップする仮想マシンと、バックアップホストを含む仮想マシンが同じデータセンターに存在しないと、バックアップは失敗します。
VMware 項目 6: 次のように、仮想マシンの以前のホットアドバックアップが失敗した可能性があります。
ホットアドバックアップの間に、VMware は VM のディスクのリンククローンを作成し、バックアップホストにクローンディスクを接続します。 (接続されたディスクは vSphere Client で確認できます。) VM のホットアドバックアップが失敗すれば、NetBackup はバックアップホストからクローンディスクを削除できないことがあります。 バックアップホストでは、クローンディスクによって、以降のバックアップは完了できません。
VM のバックアップで、VMware はバックアップホストの C:\Windows\Temp フォルダにマウントディレクトリを作成します。 バックアップ後、VMware はこのマウントディレクトリを自動的に削除します。バックアップが hotadd トランスポートモードを使用する場合など、NetBackup がマウントディレクトリを削除できない場合があります。
VMware 項目 7: vSphere 6.0 はインターネットプロトコルバージョン 6 (IPv6) をサポートしますが、IPv4 と IPv6 の両方のデュアルスタック構成はサポートしません。 (デュアルスタックネットワークでは、ネットワークノードは IPv4 と IPv6 の両方で有効です。)
次の点に注意してください。
IPv4 と IPv6 の両方のアドレスが有効な場合、vCenter 6.0 は IPv4 アドレスのみ使用します。
vCenter サーバーの DNS 名が IPv4 アドレスと IPv6 アドレスの両方に解決されていて IPv6 アドレスが到達不能な場合は、VMware の VDDK API による IPv6 を介した通信が失敗することに注意してください。このため、NetBackup バックアップジョブも状態コード 6 で失敗します。
推奨処置: 必要に応じて次の操作を実行します。
ファイルの読み込み権限を所有していることを確認します。クライアントの状態または進捗ログを調べて、バックアップが失敗した理由に関するメッセージを確認します。 問題を修正して、バックアップを再試行します。
次の説明は、Windows クライアントだけに適用されます。
NetBackup Client Service を起動するために使用したアカウントが、ファイルの読み込み権限を所有していることを確認します。
UNIX または Linux の Database Extension クライアント (NetBackup for Oracle など) では、この状態コードは、バックアップを制御するスクリプトに問題がある可能性を示しています。
クライアントの進捗レポートで、次のようなメッセージを調べます。 例:
Script exited with status code = number
number は変化します。通常、進捗ログでスクリプトが特定されます。
スクリプトの問題を調べます。また、Database Extension によって作成されたトラブルシューティングログも確認します。 スクリプトおよびトラブルシューティングログの詳細な情報は、Database Extension に付属する NetBackup のマニュアルを参照してください。
VMware 項目 1: より多くの SCSI コントローラーをバックアップホストの仮想マシンに追加します。
VMware 項目 2: 別のトランスポートモードを選択し、バックアップを再試行します。
VMware 項目 3: vSphere 5.0 以降で Storage vMotion との競合を避けるには、NetBackup で vCenter サーバーを通してバックアップを実行してください。 詳しくは、『NetBackup for VMware 管理者ガイド』を参照してください。
VMware 項目 4: 仮想マシンで、ESX サーバーの IP アドレスを hosts ファイルに入力できます:
\Windows\System32\drivers\etc\hosts
VMware 項目 5: hotadd バックアップが成功するように、2 つの仮想マシンは同じ VMware データセンターにある必要があります。
VMware 項目 6: hotadd が成功するように、特定のマウントディレクトリかクローンディスクを次の通り手動で削除する必要があります。
クローンディスクを VMware バックアップホストから削除し、バックアップを再試行します。
マウントディレクトリを \Temp フォルダから削除し、バックアップを再試行します。 フォルダ名には、VMware-System などの文字列が含まれています。
VMware 項目 7: vCenter の DNS 名が IPv4 アドレスまたは IPv6 アドレス (のいずれか) に解決されていることを確認します。
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