Veritas NetBackup™ 状態コードリファレンスガイド
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NetBackup の状態コード: 11
説明: システムコールが失敗しました。この状態コードは、対応する状態コードが存在しない、一般的なシステムコールが失敗した場合に使用されます。
推奨処置: 必要に応じて次の操作を実行します。
[すべてのログエントリ (All Log Entries)]レポートおよび[問題 (Problems)]レポートを参照して、失敗したシステムコールを特定し、エラーに関する他の情報を確認します。
nbjm および nbproxy で例外処理が実行された場合 (nbproxy がポリシーまたは構成情報を取得しようとした場合など)、状態コード 11 が戻されます。nbjm の統合ログ (オリジネータ ID 117) または nbproxy のレガシーログで、エラーの原因の詳細を調べます。
頻出する原因として、サーバーのファイルシステムに空きがない場合があります。たとえば、[問題 (Problems)]レポートまたは bpdbm のデバッグログに、次のようなメッセージが表示される場合があります。
06/27/95 01:04:00 romb romb db_FLISTsend failed: system call failed (11) 06/27/95 01:04:01 romb romb media manager terminated by parent process 06/27/95 01:05:15 romb romb backup of client romb that exited with status 11 (system call failed)
UNIX システムの場合、/usr/openv/netbackup/db ディレクトリで
df
コマンドを実行します。df コマンドを実行しても問題が判明しない場合、bpdbm のデバッグログを確認するか、次のメッセージに対して grep を実行します。
system call failed
これは、
/usr/openv/netbackup/db/error/
ディレクトリ内の関連ファイルに存在します。Windows システムの場合、NetBackup をインストールしているディスクパーティション内に十分な空き領域が存在することを確認します。
システムの仮想メモリが不足していないことを確認します。仮想メモリに問題がある場合、使用していないアプリケーションを終了するか、仮想メモリの量を増やします。
Windows で仮想メモリを増やすには、示されている順で次の操作を行います。
[コントロール パネル]を表示します。
[システム]をダブルクリックします。
[パフォーマンス]タブで、[仮想メモリ]の設定値を増やします。
次の説明は、UNIX クライアントだけに適用されます。
セマフォの問題を確認します。このエラーは、システムに十分な割り当て済みセマフォがないことが原因で発生する場合があります。Solaris サーバー上で RDBMS も実行している場合に、最も頻繁に発生します。
問題の現象は場合によって異なります。たとえば、NetBackup ログ内のエラーメッセージで、セマフォ操作のエラーによるバックアップの失敗が示される場合があります。また、他の現象として、NetBackup Device Manager デーモン ltid が、必要なセマフォを取得できなくなる場合があります。
システム要件は場合によって異なるため、確実な推奨事項はありません。 Solaris サーバーで NetBackup と Oracle の両方を実行している場合の例を次に示します。
/etc/system
ファイルに次の変更を加え、システムを再起動 (boot -r) すると、問題が解決する場合があります。set semsys:seminfo_semmni=300 set semsys:seminfo_semmns=300 set semsys:seminfo_semmsl=300 set semsys:seminfo_semmnu=600
システムのすべてのアプリケーションにリソースを提供できるように、これらの属性には十分な大きさの値を設定します。
クライアントの他のデバッグログ、進捗ログまたは状態を調べます。nbjm の統合ログ (オリジネータ ID 117) で、エラーの原因の詳細を調べます。
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