Veritas NetBackup™ 状態コードリファレンスガイド
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NetBackup の状態コード: 12
説明: ファイルを開くことができませんでした。
ディスクストレージユニットが、NetBackup サーバーまたはメディアサーバーのルートデバイスのディレクトリに書き込みを実行しようとしたか、またはルートデバイスにディレクトリを作成しようとしました。 この場合、アクティビティモニターのジョブの詳細ログには、[ルートデバイスにはバックアップが許可されていません (backups not permitted to root device)]というメッセージが記録されます。 デフォルトでは、ディスクストレージユニットの絶対パスまたは指定するディレクトリは、ルートファイルシステム (またはシステムディスク) 上に存在できません。ストレージユニットの作成時に、ディスクストレージユニットがルートファイルシステム上に存在することを明示的に許可しておく必要があります。
推奨処置: 必要に応じて次の操作を実行します。
ディスクストレージユニットのパスがルートファイルシステム上に存在することを許可する場合は、NetBackup 管理コンソールで[ストレージユニットの変更 (Change Storage Unit)]ダイアログボックスを開き、[このディレクトリは、ルートファイルシステムまたはシステムディスク上に存在できます。(This directory can exist on the root file system or system disk.)]チェックボックスをチェックします。
ディスクストレージユニットに指定したパスが、ルートファイルシステムまたはシステムデバイス上に存在しない場合は、そのパスが、マウントされているファイルシステム上に存在することを確認します。
ディスクストレージユニットに指定したパスが、ルートファイルシステムまたはシステムデバイス上に存在する場合、その位置に存在する必要がなければ、[ストレージユニットの変更 (Change Storage Unit)]ダイアログボックスを使用して、マウントされているファイルシステム上の (ルート以外の) 別のパスを指定します。
NetBackup の[問題 (Problems)]レポートを確認します。 ファイルおよびエラーの発生原因を特定します。 原因として、ファイルに対する権限の問題が考えられます。 詳細なトラブルシューティングの情報を入手するには、この状態コードを戻したプロセスのデバッグログディレクトリを作成します。 その後、操作を再試行して、デバッグログの結果を確認します。
NetBackup Lotus Notes では、特定の時点へのリストアジョブが失敗し、状態コード 12 が表示される場合があります。 これらのジョブは、NetBackup 管理コンソールまたはバックアップ、アーカイブおよびリストアインターフェースを使用して、マスターサーバーから開始されたものです。 この失敗は、NetBackup の tar ログファイルで通知されます。 (Windows の場合、このファイルは、
install_path\NetBackup\logs\tar
フォルダに存在します。 UNIX の場合、このファイルは、/usr/openv/netbackup/logs/tar
フォルダに存在します。) NetBackup マスターサーバーのインストールパスが NetBackup クライアントのインストールパスと異なる場合、Lotus データベースのリカバリ中の Lotus トランザクションログエクステントの自動リストアは失敗します。 アクティビティモニターでは、状態コード 0 (正常終了) が表示されることに注意してください。 ただし、クライアントの tar ログでは、リストアは正常終了していても、Lotus データベースのリカバリには失敗したこと (状態コード 12) が示されます。NetBackup クライアントでバックアップ、アーカイブおよびリストアインターフェースを使用して、リストアジョブを実行します。
NetBackup Snapshot Client では、状態コード 12 は、次のようなメッセージとともに
/usr/openv/netbackup/logs/bptm
または bpdm のログに表示される場合があります。tpc_read_config failed: cannot open file /usr/openv/volmgr/database/3pc.conf
この状態コードは、ポリシーがオフホストバックアップ方式として[NetBackup メディアサーバー (NetBackup Media Server)]または[サードパーティコピーデバイス (Third-Party Copy Device)]のいずれかを使用して構成されていて、
3pc.conf
ファイルが存在しないか不適切な場所にあることを示します。3pc.conf
ファイルの作成手順を参照できます。『NetBackup Snapshot Client 管理者ガイド』を参照してください。
FlashBackup ポリシーでは、ソースデータエントリの後に CACHE= エントリがあると、バックアップが失敗して状態コード 12 が表示されます。 クライアント上の
/usr/openv/netbackup/logs/bpbkar
ログ内に次のようなメッセージが表示されます。09:55:33.941 [6092] <16> bpfsmap: ERR - open_snapdisk: NetBackup snapshot enable failed error 3 09:55:33.942 [6092] <32> bpfsmap: FTL - bpfsmap: can't open snapshot disk /dev/rdsk/c4t1d0s3 errno 0 09:55:33.950 [6092] <16> bpbkar Exit: ERR - bpbkar FATAL exit status = 12: file open failed 09:55:33.956 [6092] <4> bpbkar Exit: INF - EXIT STATUS 12: file open failed 09:55:33.957 [6092] <2> bpbkar Exit: INF - Close of stdout complete
CACHE エントリがソースデータエントリの前になるように、バックアップ対象リストの順序を変更します。 (ソースデータエントリでは、バックアップ対象のファイルシステムを含む raw パーティションを指定します。)
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