Veritas NetBackup™ 状態コードリファレンスガイド
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NetBackup の状態コード: 20
説明: 1 つ以上のコマンドパラメータが無効です。マスターサーバーとそのメディアサーバーまたはクライアントに、互換性のないバージョンの NetBackup がインストールされている場合、このエラーが発生することがあります。たとえば、NetBackup マスターサーバーに NetBackup 8.0、メディアサーバーまたはクライアントに NetBackup 7.7 がインストールされている場合です。
このエラーは、コマンドラインから、不正なパラメータを使用してコマンドを実行した場合にも発生することがあります。
推奨処置: 必要に応じて次の操作を実行します。
NetBackup の[問題 (Problems)]レポートで情報を確認します。
コマンドラインでコマンドを実行したときにエラーが発生した場合、パラメータが有効であることを確認します。
この状態コードは、nbjm からパラメータが渡された際に必要なパラメータが不足している場合に発生する可能性があります。 渡されたパラメータのリストについては、nbjm の統合ログ (オリジネータ ID 117) を確認します。
次の情報は NetBackup Snapshot Client に関係します。
/usr/openv/netbackup/logs/bptm
のログに次のようなメッセージが表示される場合、サードパーティコピーのバックアップで、多重化が有効になっています。bptm: cannot perform Third-Party-Copy for multiplexed backups send_brm_msg: ERROR 20
bptm: EXITING with status 20
サードパーティコピーデバイスオフホストバックアップ方式では、多重化 (同じストレージデバイスへの複数の並列実行バックアップジョブの書き込み) を行うことはできません。すべてのサードパーティコピーのバックアップで、多重化を無効にする必要があります。 多重化を有効にすると、バックアップが失敗する場合があります。
バックアップに必要なクライアントディスクの正しい
3pc.conf
ファイルエントリが、メディアサーバーに存在しない可能性があります。/usr/openv/netbackup/logs/bpbkar
ログ内に次のように表示される場合があります。14:45:00.983 [15773] <4> bpmap_mm_get_devid: GET_DEVICE_INDEX 1 EMC:SYMMETRIX:601092014000 14:45:00.986 [15773] <4> bpbkar child_send_keepalives: keepalive child started, pid = 15822 14:47:02.029 [15773] <4> bpmap_mm_get_devid: keepalive child: 15822 killed 14:47:02.030 [15773] <4> bpmap_mm_get_devid: DEVICE_INDEX -1 14:47:02.031 [15773] <16> bpmap_send_extend: ERR - can't obtain device id string EMC:SYMMETRIX:601092014000 14:47:33.167 [15773] <16> bpbkar Exit: ERR - bpbkar FATAL exit status = 227: no entity was found 14:47:33.167 [15773] <4> bpbkar Exit: INF - EXIT STATUS 227: no entity was found 14:47:33.168 [15773] <2> bpbkar Exit: INF - Close of stdout complete
ここでは、特定のデバイスがメディアサーバー上の
3pc.conf
ファイルで検出できないことが示されています ([14:47:02.031 [15773] <16> bpmap_send_extend: ERR - デバイス ID 文字列 EMC:SYMMETRIX:601092014000 を取得できません (14:47:02.031 [15773] <16> bpmap_send_extend: ERR - can't obtain device id string EMC:SYMMETRIX:601092014000)])。次のいずれかの問題があります。
メディアサーバー上の
3pc.conf
ファイルが最新のものではない。3pc.conf
ファイルを再作成してください。メディアサーバーが、サードパーティコピーデバイスおよびクライアントディスクと異なるファイバーチャネルネットワークに存在している。 その結果、
3pc.conf
ファイルにクライアントディスクの正しいエントリが含まれていません。 -x client_name オプションを指定して bptpcinfo コマンドを実行します。このオプションによって、クライアントディスクが3pc.conf
ファイルに追加されます。bptpcinfo -x client_name を実行して各ディスクをファイルに追加する場合、デバイスのワールドワイド名 (WWN) の追加が必要になる場合があります。
オンラインマニュアル『NetBackup Snapshot Client Configuration』を参照してください。
Snapshot Client の補足情報については、『NetBackup Snapshot Client 管理者ガイド』を参照してください。
HP VxFS スナップショット機能では、スナップショットごとに専用のキャッシュパーティションが必要となります。 キャッシュパーティションが使用中でないことを確認するために、マウントテーブルのチェックが行われます。 キャッシュパーティションがすでに使用中の場合は、状態コード 20 が発生します。
/usr/openv/netbackup/logs/bpbkar
のログで、次のメッセージを確認します。bpfsmap: FTL - bpfsmap: snapshot cache already in use, /dev/arrayvg/vol4c bpbkar Exit: ERR - bpbkar FATAL exit status = 20: invalid command parameter bpbkar Exit: INF - EXIT STATUS 20: invalid command parameter
スナップショットキャッシュパーティションが使用中の場合、異なる時間に実行されるようにポリシーのスケジュールを設定するか、またはバックアップごとに異なるキャッシュパーティションを使用します。
[複数のデータストリームの許可 (Allow multiple data streams)]オプションが有効な場合、各ストリームにはそれぞれ専用のキャッシュパーティションが必要です。
次のようにして、サーバーとクライアントの NetBackup バージョンを比較します。
UNIX または Linux 版 NetBackup サーバーおよびクライアントの場合、
/usr/openv/netbackup/bin/version
ファイルを確認します。Windows 版 NetBackup サーバーの場合、
install_path\NetBackup\version.txt
ファイルまたは[ヘルプ (Help)]メニューの[NetBackup 管理コンソールのバージョン情報 (About NetBackup Administration Console)]項目を確認します。Microsoft Windows クライアントの場合、[ヘルプ (Help)]メニューの[NetBackup クライアントのバージョン情報 (About NetBackup Client)]項目を確認します。
Java インターフェースによってエラーが表示される場合、Java 起動ファイルのデバッグ出力マネージャを有効にします。 再試行し、Java ログに記録されているパラメータをコマンドの使用方法に表示されているパラメータと比較します。
VMware バックアップ用の[バックアップメディアサーバー (Backup Media Server)]オプションでは、ポリシーに指定されているストレージユニットがメディアサーバーに一意である必要があります。 ストレージユニットが別のメディアサーバーでも使用可能な場合、スナップショットジョブは成功しません。
これらの操作で問題が判明しない場合、この状態コードを戻したプロセスのデバッグログディレクトリを作成します (プロセスでレガシーログが使用されている場合)。 その後、操作を再試行して、ログの結果を確認します。
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