Veritas NetBackup™ 状態コードリファレンスガイド
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NetBackup の状態コード: 89
説明: NetBackup プロセスは、いくつかの操作で共有メモリを使用します。 この状態は、オペレーティングシステムの API を介して共有メモリを初期化する際にエラーが発生した場合に戻されます。
推奨処置: 共有メモリの問題を確認します。 このエラーは、システムが十分な共有メモリを割り当てることができない場合に発生します。 これは、通常、多重化を行う場合に発生します。多重化を行うと、操作に必要な共有メモリの量が増加します。 NetBackup ログまたは NetBackup レポート内に次のようなエントリが表示される場合があります。
system cannot allocate enough shared memory
このようなメッセージが表示された場合、ご使用のプラットフォームの各ベンダーが提供するマニュアルで、システムの共有メモリ量を増やす手順を参照してください。
以前のバージョンの Solaris の場合: メモリ割り当てメッセージが表示されてジョブが失敗することを回避するために、次の手順に従って、System V 共有メモリの 1 つ以上のデフォルト設定を変更することが必要な場合があります。
Solaris 9 の場合、デフォルトの shminfo_shmmax 値は 8 MB です。
/etc/system
ファイルに次の行を指定すると、この設定を増やすことができます。 この例では、値として 32 MB を使用しています。 NetBackup の多重化パラメータの値が高い場合など、状況によっては、ご使用のシステムでより大きい値が必要な場合があります。 Sun Microsystems のマニュアルには、このパラメータを指定可能な最大値に設定しても問題はないと記載されています。 (このパラメータは Solaris 10 には適用されません)。set shmsys:shminfo_shmmax=33554432
Solaris 9 では、デフォルトの shminfo_shmmni 値は 100 です。
/etc/system
ファイルに次の行を指定すると、この設定を増やすことができます。 NetBackup では、通常はこのデフォルト値で十分です。 ただし、NetBackup メディアサーバーを大規模なデータベースサーバーにインストールする場合など、状況によっては、この設定を増やすことが必要となる場合があります。 この例では、値として 220 を使用しています。 (このパラメータは Solaris 10 には適用されません)。set shmsys:shminfo_shmmni=220
メモ:
/etc/system
ファイルでこれらいずれかの値を変更する場合、新しい設定を有効にするために、boot -r を実行してシステムを再ブートする必要があります。
これらの値を変更する方法について詳しくは、各ベンダーが提供するマニュアルを参照してください。 これらの shminfo パラメータは Solaris 10 には適用されないことに注意してください。
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