Veritas NetBackup™ 状態コードリファレンスガイド
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NetBackup の状態コード: 156
説明: 次に示すのはこの状態コードの考えられる原因です。
VMware 関連のエラー
Enterprise Vault Agent 関連のエラー。 次のエラーは状態コード 156 を表示する場合があります。
VSS_E_BAD_STATE のスナップショットのエラー
VSS_E_INSUFFICIENT_STORAGE のスナップショットのエラー
Windows Open File Backup または Snapshot Client に関するスナップショットバックアップに関連するエラー。
複数のボリュームが同じマウントポイントにマウントされている
推奨処置: 必要に応じて次の操作を実行します。
NetBackup for VMware の場合:
NetBackup がドライブのボリューム ID を取得できない
NetBackup がドライブのボリューム ID を取得できないことがあります。その場合は、仮想マシンドライブがどれもバックアップされません。バックアップは NetBackup の状態コード 156 で失敗します。
ドライブがダウンしている可能性があります。
仮想マシンのバックアップはすでにアクティブである
1 台の仮想マシンで、一度に 2 つ以上のバックアップを実行することはできません。最初のバックアップを実行中に、仮想マシンで 2 つ目のバックアップを開始すると、2 つ目のジョブは状態 156 で失敗します。
推奨処置: 最初のジョブが完了するまで待って、それから 2 つ目のジョブを実行します。
仮想マシンの名前を見つけることができない
NetBackup で、バックアップポリシーに表示されている仮想マシンのホスト名または VM 表示名が検出されません。状態の詳細ログに表示される可能性のあるエラーメッセージは、次のとおりです。
Critical bpbrm (pid=<pid number>) from client <client name>: FTL - snapshot creation failed, status 156.)
仮想マシンに固定 IP アドレスがない場合は、VM 表示名または UUID によって仮想マシンを識別するように NetBackup を構成できます。静的 IP アドレスを使用しない環境の例には、クラスタ、および動的に IP アドレスを割り当てるネットワークがあります。
NetBackup が VM 表示名によって仮想マシンを識別するように構成されている場合があることに注意してください。その場合は、表示名が一意であり、特殊文字を含まないことを確認します。
仮想マシンがオフになっている
vCenter サーバーによって、NetBackup はオフになっている仮想マシンをバックアップできます。vCenter サーバーにアクセスするには、NetBackup にクレデンシャルを提供する必要があります。
NetBackup が vCenter の代わりに ESX サーバーのクレデンシャルを使う場合には、オフになっている仮想マシンを認識できないことがあります。次の点に注意してください。
ポリシーがプライマリ VM 識別子として VM ホスト名または VM DNS 名を使う場合には、NetBackup が仮想マシンを見つけられない可能性があります。バックアップが失敗する
ポリシーがプライマリ VM 識別名として VM 表示名か VM UUID を使えば、NetBackup は仮想マシンを認識できます。バックアップは成功します。
仮想マシンが 1 つ以上の独立したディスクを備え、一時停止状態にある
仮想マシンに一時停止状態の独立したディスクがある場合、スナップショットジョブは失敗します。 次のようなメッセージがジョブの詳細ログに表示されます。
01/12/2015 17:11:37 - Critical bpbrm (pid=10144) from client <client name>: FTL - VMware error received: Cannot take a memory snapshot, since the virtual machine is configured with independent disks.
詳細情報は次の VMware の記事に記載しています。
http://kb.vmware.com/kb/1007532
回避策として、仮想マシンの状態をオンまたはオフに変更し、バックアップを再実行します。
メモ:
独立したディスク上のデータをスナップショットで取り込むことができない。 残りの仮想マシンデータはバックアップされています。
仮想マシンのディスクが raw モード (RDM) である
RDM は無視され (バックアップされません)、独立したディスクが再作成されますが中は空です。
スナップショットを作成する試行が VMware タイムアウトを超えた
仮想マシンのスナップショットを作成する試行が 10 秒の VMware タイムアウトを超えた場合、スナップショットは NetBackup の状態コード 156 で失敗します。このタイムアウトは、仮想マシンが多数のボリュームで構成されている場合に発生する可能性があります。[仮想マシンの静止 (Virtual machine quiesce)]オプションが無効になっている場合でも、タイムアウトが発生する可能性があること注意してください。
次のいずれかを実行します。
仮想マシン内のボリューム数を減らします。
NetBackup クライアントを仮想マシンにインストールし、(VMware スナップショット方式ではなく) 別のバックアップ方式をポリシーに選択します。
仮想マシンに vmdk ファイルが割り当てられていない
vCenter Site Recovery Manager (SRM) 環境では、仮想マシンに vmdk ファイルが割り当てられていない場合があります。レプリケートされた仮想マシンが一度もアクティブにならない場合はパッシブモードになり、vmdk ファイルを持たない場合があります。
ポリシーの[VMware 詳細属性 (VMware Advanced Attributes)]タブの[ディスクレス VM を無視する (Ignore diskless VMs)]オプションを有効にできます。このオプションが有効な場合: レプリケートされた (パッシブ) 仮想マシンに vmdk ファイルがない場合は、NetBackup は SRM 環境でその仮想マシンをバックアップしません。
vmdk ファイルに差分ファイルが多すぎる
VMware スナップショットが発生するたびに、各 vmdk に delta.vmdk ファイルが作成されます。 1 つの vmdk ファイルにこのような差分ファイルが 32 以上存在する場合、VM の NetBackup バックアップは失敗します(状態 156)。 NetBackup アクティビティモニターのジョブの詳細に、次のようなメッセージが含まれることがあります。
02/06/2015 10:33:17 - Critical bpbrm (pid=15799) from client fl5vm1_2012: FTL - vSphere_freeze: Unable to proceed with snapshot creation, too many existing delta files(44). 02/06/2015 10:33:17 - Critical bpbrm (pid=15799) from client fl5vm1_2012: FTL - VMware_freeze: VIXAPI freeze (VMware snapshot) failed with 25: SYM_VMC_FAILED_TO_CREATE_SNAPSHOT 02/06/2015 10:33:17 - Critical bpbrm (pid=15799) from client fl5vm1_2012: FTL - vfm_freeze: method: VMware_v2, type: FIM, function: VMware_v2_freeze
VM のバックアップを作成するには、次の操作を実行してください。
VM のスナップショットを統合します。
VMware インターフェースで、VM を右クリックして、[スナップショット (Snapshot)] > [統合 (Consolidate)]を選択します。 詳しくは、VMware のマニュアルを参照してください。
VM の vmdk ファイルのそれぞれの差分ファイルの数が 32 未満であることを確認します。
スナップショットの統合が失敗する場合は、次の VMware の記事を参照してください。
NetBackup バックアップを再実行します。
VMware スナップショットの静止操作に失敗しました (VMware snapshot quiesce operation failed)
NetBackup ポリシーで仮想マシンの静止(デフォルト)が有効な場合、vSphere での VMware スナップショット操作により仮想マシンの静止が開始されます。 スナップショットの静止が失敗すると、NetBackup ジョブは状態 156 により失敗します。
Enterprise Vault Agent の場合:
『NetBackup for Enterprise Vault Agent 管理者ガイド』のトラブルシューティングに関する項を参照してください。
VSS を使う Windows Open File Backup スナップショットプロバイダの場合:
次のいずれかのマニュアルでトラブルシューティングに関する項を参照してください。
VSS キャッシュファイルは VSS を使ってバックアップされるファイルの数に対して小さすぎる可能性があります。
bpbkar のデバッグログを有効にしている場合、バックアップに対する bpbkar のデバッグログに次のようなメッセージが表示されます。
8:51:14.569 AM: [1924.2304] <2> tar_base::V_vTarMsgW: ERR - failure reading file: D:\ test.file (WIN32 5: Access is denied. ) 8:51:14.569 AM: [1924.2304] <4> tar_base::V_vTarMsgW: INF - tar message received from dos_backup::tfs_readdata 8:51:14.569 AM: [1924.2304] <2> tar_base::V_vTarMsgW: ERR - Snapshot Error while reading test.file 8:51:14.569 AM: [1924.2304] <4> tar_base::V_vTarMsgW: INF - tar message received from tar_backup::nextfile_state_switch 8:51:14.569 AM: [1924.2304] <2> tar_base::V_vTarMsgW: FTL - Backup operation aborted! 8:51:14.569 AM: [1924.2304] <2> tar_base::V_vTarMsgW: INF - Client completed sending data for backup 8:51:14.569 AM: [1924.2304] <2> tar_base::V_vTarMsgW: INF - EXIT STATUS 156: snapshot error encountered
Windows のシャドウコピーの設定を使って VSS キャッシュサイズを増やすには、リストされている順序で次の操作を実行します。
Windows で、[マイ コンピュータ]を右クリックし、[管理]を選択します。
コンソールツリーで[共有フォルダ]を右クリックし、[すべてのタスク]を選択し、[シャドウコピーの構成]を選択します。
変更を加えるボリュームを選択し、[設定]を選択します。
[設定 (Settings)]ダイアログボックスで[最大サイズ (Maximum Size)]設定を[制限なし (No Limit)]または VSS のインストールおよび使用要件に適したサイズに変更します。
(SnapVault を使用しているかどうかに関係なく) Snapshot Client および NAS_Snapshot 方式を使用したバックアップの場合:
バックアップが状態コード 156 で失敗した場合は、/usr/openv/netbackup/logs (UNIX) または
install_path
\NetBackup\logs (Windows) の bpfis
レガシーログを参照してください。bpfis
ディレクトリが存在しない場合、bpfis ディレクトリを作成し、ジョブを再度実行する必要があります。必要に応じて、ログレベルを上げてジョブを再試行します。
『NetBackup ログリファレンスガイド』の「ログについて」を参照してください。
Windows クライアントでは、NAS_Snapshot 方式で作成されたバックアップからファイルをリストアする場合、ローカルシステムアカウントではなく管理者アカウントで、NetBackup Client Service にログインします。 そうでない場合、バックアップは失敗し、状態コード 156 が表示されます。
Windows の[サービス]で、[NetBackup Client Service]をダブルクリックします。
次に、[ログオン (Log On)]タブを確認し、管理者としてサービスにログオンしていない場合は、サービスを停止します。
ログオンを管理者アカウントに変更して、サービスを再起動します。
リストアを再試行します。
NetBackup Snapshot Client の他の問題の場合:
スナップショットソースとして指定したファイルシステムが、マウントされていません。 この場合、
/usr/openv/netbackup/logs/bpfis
ログ内に次のようなメッセージが表示される場合があります。17:12:51 bpfis: FTL - snapshot creation failed, status 156 17:12:51 bpfis: INF - EXIT STATUS 156: snapshot error encountered
/usr/openv/netbackup/logs/bpfis
ログに次のようなメッセージが表示される場合もあります。17:12:51 onlfi_vfms_logf: INF - cannot snap_on, err: 5 17:12:51 delete_mount_point: INF - Deleted mount point /tmp/__jody_test:20958 17:12:51 onlfi_freeze: FTL - VfMS error 11; see following messages: 17:12:51 onlfi_freeze: FTL - Fatal method error 17:12:51 onlfi_freeze: FTL - vfm_freeze: method: nbu_snap, type: FIM, function: nbu_snap_freeze 17:12:51 onlfi_freeze: FTL - VfMS method error 5; see following message: 17:12:51 onlfi_freeze: FTL - nbu_snap_freeze: Cannot turn on snapshot; snapshot source=/opt, cache=/dev/rdsk/c1t3d1s0, snap error=5 17:12:51 onlfi_thaw: WRN - / is not frozen
スナップショットソースに指定したファイルシステムが、マウントされていることを確認します。
スナップショットソースとして指定したファイルシステムが、実際の (このファイルへのシンボリックリンクではない) ファイルを含むファイルシステムと対応していません。 マウントしたスナップショットソースのファイルシステムには、シンボリックリンクではなく、実際のファイルを含める必要があります。 ファイルリスト内の
/oracle
などの項目が/export/home/oracle
へのシンボリックリンクである場合、スナップショットソースには、/oracle
ではなく、/export
または/export/home
を指定する必要があります。スナップショット方式として VxVM を選択しましたが、スナップショットソースは Veritas Volume Manager (VxVM) ボリュームで構成されていません。 この場合、
/usr/openv/netbackup/logs/bpfis
ログ内に次のようなメッセージが表示される場合があります。17:12:51 bpfis: FTL - snapshot creation failed, status 156 17:12:51 bpfis: INF - EXIT STATUS 156: snapshot error encountered
/usr/openv/netbackup/logs/bpfis
ログに次のようなメッセージが表示される場合もあります。17:12:51 onlfi_vfms_logf: INF - vxvm_freeze: Snapshot source /cockpit1 on device /dev/dsk/c1t0d0s6 is not on a VxVM volume 17:12:51 delete_mount_point: INF - Deleted mount point /tmp/_cockpit1_coc_group1:3518 17:12:51 onlfi_freeze: FTL - VfMS error 11; see following messages: 17:12:51 onlfi_freeze: FTL - Fatal method error 17:12:51 onlfi_freeze: FTL - vfm_freeze: method: vxvm, type: FIM, function: vxvm_freeze 17:12:51 onlfi_freeze: FTL - VfMS method error 9; see following message: 17:12:51 onlfi_freeze: FTL - vxvm_freeze: Snapshot source /cockpit1 on device /dev/dsk/c1t0d0s6 is not on a VxVM volume 17:12:51 onlfi_thaw: INF - fim=vxvm 17:12:51 onlfi_thaw: WRN - /cockpit1 is not frozen
スナップショットソースを、Veritas Volume Manager (VxVM) ボリュームで構成していることを確認します。
スナップショット方式として VxVM を選択しましたが、バックアップの作成前にスナップショットの作成元ボリュームの Veritas Volume Manager スナップショットミラーを作成していないか、または現在作成中の他のバックアップがこのスナップショットミラーを使っています。 いずれの場合も、
/usr/openv/netbackup/logs/bpfis
ログ内に次のようなメッセージが表示される場合があります。17:12:51 onlfi_freeze: FTL - VfMS error 11; see following messages: 17:12:51 onlfi_freeze: FTL - Fatal method error 17:12:51 onlfi_freeze: FTL - vfm_freeze: method: vxvm, type: FIM, function: vxvm_freeze 17:12:51 onlfi_freeze: FTL - VfMS method error 3; see following message: 17:12:51 onlfi_freeze: FTL - find_ready_snapshot: Cannot find available snapshot mirror
バックアップを実行する前にクライアントでスナップショットミラーを作成する方法については、『NetBackup Snapshot Client 管理者ガイド』を参照してください。
スナップショット方式として VxVM を選択し、スナップショットソースボリュームの Veritas Volume Manager スナップショットミラーを作成しました。ただし、2 つの異なるバックアップジョブ (A と B) で、同じボリューム (たとえば、vol01) のバックアップが試行され、ジョブ B の開始前にジョブ A が開始されました。 利用可能なスナップショットミラーが検出された後、スナップショットが作成されるまでには少し時間がかかります。 ジョブ A でスナップショットが作成され、そのスナップショットのロックが取得される直前に、ジョブ A よりわずかに遅れて実行されたジョブ B でスナップショットミラーのスナップショットの作成が試行される場合があります。
この場合、
/usr/openv/netbackup/logs/bpfis
ログ内に次のようなメッセージが表示される場合があります。17:12:51 onlfi_freeze: FTL - VfMS error 11; see following messages: 17:12:51 onlfi_freeze: FTL - Fatal method error 17:12:51 onlfi_freeze: FTL - vfm_freeze: method: vxvm, type: FIM, function: vxvm_freeze 17:12:51 onlfi_freeze: FTL - VfMS method error 3; see following message: 17:12:51 onlfi_freeze: FTL - vxvm_freeze: Command failed with status=11: /usr/sbin/vxassist -g rootdg snapshot vol01 VfMSCAAu7a4Uw </dev/null>/var/tmp/VfMSAAAs7a4Uw 2>/var/tmp/VfMSBAAt7a4Uw
ロックを取得できなかったジョブ (前述の例ではジョブ B) は失敗するため、再度実行する必要があります。
スナップショット方式として nbu_snap を使用しているときに状態コード 156 が発生し、
/usr/openv/netbackup/logs/bpfis
ログ内に次のメッセージが表示された場合、無効スナップショットが存在する可能性があります。(期限切れスナップショットは、nbu_snap によって自動的に削除されません。)17:12:51 onlfi_freeze: FTL - VfMS error 11; see following messages: 17:12:51 onlfi_freeze: FTL - Fatal method error 17:12:51 onlfi_freeze: FTL - vfm_freeze: method: nbu_snap, type: FIM, function: nbu_snap_freeze 17:12:51 onlfi_freeze: FTL - VfMS method error 5; see following message: 17:12:51 onlfi_freeze: FTL - nbu_snap_freeze: Cannot turn on snapshot; snapshot source=/oracle/ufs_r, cache=/dev/rdsk/c4t1d11s4,snap error=11
実行中の有効なバックアップが存在しないときに、
/usr/openv/netbackup/bin/driver/snaplist
コマンドを実行して、無効スナップショットを検索します。 snaplist コマンドでキャッシュエントリが表示される場合、無効スナップショットが存在します。 無効スナップショットが存在しない場合、何も表示されません。snaplist の出力例は、次のとおりです。
id ident size cached minblk err time 43 6515 8390970 0 0 0 11/16/00 13:31:36 device = /dev/rdsk/c1t6d0s0 cache = /dev/rdsk/c1t6d0s7
snapoff コマンドを次のように実行して、無効スナップショットを削除します。
/usr/openv/netbackup/bin/driver/snapoff id
id は、snaplist で出力された ID です (前述の例では 43)。
スナップショット方式 VxFS_Checkpoint を使用したバックアップが失敗した場合、NetBackup の bpbkar プロセスによって自動的にクローンが削除されます。 ただし、bpbkar によってクローンが削除されない場合もあります。 この場合、
/usr/openv/netbackup/logs/bpfis
ログ内に次のようなメッセージが表示される場合があります。15:21:45.716 [4236] <4> create_mount_point: INF - Created mount point /tmp/_vtrax_test:4236 15:21:45.869 [4236] <2> onlfi_vfms_logf: INF - vxfs clone handle : 9600344 15:21:45.870 [4236] <2> onlfi_vfms_logf: INF - VxFS_Checkpoint_freeze: Cannot create checkpoint; status=17 15:21:45.872 [4236] <4> delete_mount_point: INF - Deleted mount point /tmp/_vtrax_test:4236 15:21:45.873 [4236] <32> onlfi_freeze: FTL - VfMS error 11; see following messages: 15:21:45.873 [4236] <32> onlfi_freeze: FTL - Fatal method error was reported 15:21:45.873 [4236] <32> onlfi_freeze: FTL - vfm_freeze: method: VxFS_Checkpoint, type: FIM, function: VxFS_Checkpoint_freeze 15:21:45.873 [4236] <32> onlfi_freeze: FTL - VfMS method error 17; see following message: 15:21:45.874 [4236] <32> onlfi_freeze: FTL - VxFS_Checkpoint_freeze: Cannot create checkpoint; status=17
次の手順を実行して、クローンを削除します。
メモ:
チェックポイントが削除されていない場合、チェックポイントがマウントされたファイルシステム内のデータのバックアップには VxFS_Checkpoint を使用できません。
次の VxFS コマンドを入力して、チェックポイントの名前を表示します。
/usr/lib/fs/vxfs/fsckptadm list /file_system
file_system は、チェックポイントをマウントしているファイルシステムの名前です。 次に出力例を示します。 この例では、
/vtrax_test
はファイルシステムで、fi_ckpt はチェックポイントの名前です。/vtrax_test fi_ckpt: ctime = Mon Nov 12 10:08:13 2001 mtime = Mon Nov 12 10:08:13 2001 flags = largefiles
次のコマンドを入力してチェックポイントを削除します。
/usr/lib/fs/vxfs/fsckptadm remove checkpoint /file_system
チェックポイントを削除できない場合は、チェックポイントをマウント解除し、この手順の最初のステップを再試行します。
TimeFinder、ShadowImage、BusinessCopy を使ったスナップショットバックアップが失敗する場合には、以前のバックアップの VxVM クローンが残っている可能性があります。
/usr/openv/netbackup/logs/bpfis
ログ内に次のようなメッセージが表示される場合があります。19:13:07.686 [14981] <2> onlfi_vfms_logf: INF - do_cmd: Command failed with status=20: /usr/openv/netbackup/bin/bpdgclone -g wil_test -n vol01 -f /var/tmp/HDSTFCAAs7aOqD </dev/null >/var/tmp/VfMSAAAq7aOqD 2>/var/tmp/VfMSBAAr7aOqD 19:13:07.687 [14981] <2> onlfi_vfms_logf: INF - --- Dumping file /var/tmp/VfMSAAAq7aOqD (stdout): 19:13:07.687 [14981] <2> onlfi_vfms_logf: INF - --- End of file /var/tmp/VfMSAAAq7aOqD 19:13:07.687 [14981] <2> onlfi_vfms_logf: INF - --- Dumping file /var/tmp/VfMSBAAr7aOqD (stderr): 19:13:07.687 [14981] <2> onlfi_vfms_logf: INF - clone group and volume already exists 19:13:07.688 [14981] <2> onlfi_vfms_logf: INF - --- End of file /var/tmp/VfMSBAAr7aOqD
NetBackup は、ボリューム全体に設定したデータの TimeFinder、ShadowImage、BusinessCopy のバックアップに VxVM クローンを自動的に作成します。 バックアップが完了した後、VxVM クローンは NetBackup によって削除されます。 この場合、システムのクラッシュまたは再起動によって、削除が行われないことがあります。 次の手順を実行して、クローンを削除します。
(バックアップ形式に応じて、クライアントまたは代替クライアント上で次の手順を実行します。)
実行中のバックアップが存在しないときに、次の VxVM コマンドを実行してクローンを表示します。 vxdg list
クローン名は、clone_disk_group_clone の形式です。
次のコマンドを入力して、クローンを削除します。
/usr/openv/netbackup/bin/bpdgclone -g disk_group -n volume -c
たとえば、
/usr/openv/netbackup/bin/bpdgclone -g wil_test -n vol01 -c
wil_test はディスクグループの名前で、vol01 は VxVM ボリュームの名前です。
VxVM クローンの削除方法について詳しくは、『NetBackup Snapshot Client 管理者ガイド』を参照してください。vxdg について詳しくは、『Veritas Volume Manager 管理者ガイド』を参照してください。
バックアップを再度実行する前に、プライマリディスクとセカンダリディスクを再同期化します。 の補足情報については、『NetBackup Snapshot Client 管理者ガイド』を参照してください。
FlashSnap または VVR を使用したスナップショットバックアップが失敗する場合、以前のバックアップにおける VxVM のスナップショットが残っている可能性があります。
/usr/openv/netbackup/logs/bpfis
ログ内に次のようなメッセージが表示される場合があります。14:41:15.345 [22493] <32> onlfi_freeze: FTL - VfMS error 11; see following messages: 14:41:15.345 [22493] <32> onlfi_freeze: FTL - Fatal method error was reported 14:41:15.345 [22493] <32> onlfi_freeze: FTL - vfm_freeze_commit: method: FlashSnap, type: FIM, function: FlashSnap_freeze_commit 14:41:15.345 [22493] <32> onlfi_freeze: FTL - VfMS method error 8; see following message: 14:41:15.345 [22493] <32> onlfi_freeze: FTL - vxvm__find_ready_snapshot: Cannot find available snapshot mirror
NetBackup では、ボリュームをまたいで構成されたデータのバックアップに対して VxVM のスナップショットが自動的に作成されます。 バックアップが完了した後、VxVM のスナップショットは NetBackup によって削除されます。 この場合、システムのクラッシュまたは再起動によって、削除が行われないことがあります。 次の手順を実行して、スナップショットを削除します。
FlashSnap の場合:
(バックアップ形式に応じて、クライアントまたは代替クライアント上で次の手順を実行します。)
VxVM ディスクグループを検索します。
vxdg list
ディスクグループ名の形式は、次のとおりです。
primaryhost_diskgroup_split
vxdg list によってディスクグループが表示されない場合は、グループがデポートされた可能性があります。 次のコマンドを入力すると、デポートしたグループも含めてすべてのディスクグループを検出できます。
vxdisk -o alldgs list
カッコ内に表示されるディスクグループは、ローカルシステムにインポートされません。
VxVM ディスクグループをデポートします。
vxdg deport primaryhost_diskgroup_split
プライマリ (元の) クライアント上で、次のコマンドを入力します。
VxVM ディスクグループをインポートおよび結合します。
vxdg import primaryhost_diskgroup_split vxrecover -g primaryhost_diskgroup_split -m vxdg join primaryhost_diskgroup_split diskgroup
ボリュームを起動し、スナップショットボリュームに対してスナップバック操作を行います。
vxvol -g primaryhost_diskgroup_split start SNAP_diskgroup_volume vxassist snapback SNAP_diskgroup_volume
VVR の場合 (代替クライアント上):
vxprint -g diskgroup
vxassist -g diskgroup -v volume snapback
VxFS_Checkpoint などのスナップショット方式を使って Veritas File System (VxFS) をバックアップする場合は、VxFS ライセンスが期限切れになっているとバックアップは失敗します。 /usr/openv/netbackup/logs/bpfis ログ内に次のようなメッセージが表示されます。
11:37:42.279 [24194] <2> onlfi_vfms_logf: INF - VxFS_Checkpoint_freeze: Cannot open checkpoint; status=100 11:37:42.283 [24194] <4> delete_mount_point: INF - Deleted mount point /tmp/_vrts_frzn_img__test1_24194 11:37:42.283 [24194] <32> onlfi_freeze_fim_fs: FTL - VfMS error 11; see following messages: 11:37:42.283 [24194] <32> onlfi_freeze_fim_fs: FTL - Fatal method error was reported 11:37:42.284 [24194] <32> onlfi_freeze_fim_fs: FTL - vfm_freeze: method: VxFS_Checkpoint, type: FIM, function: VxFS_Checkpoint_freeze 11:37:42.284 [24194] <32> onlfi_freeze_fim_fs: FTL - VfMS method error 100; see following message: 11:37:42.284 [24194] <32> onlfi_freeze_fim_fs: FTL - VxFS_Checkpoint_freeze: Cannot open checkpoint; status=100
新しい VxFS ライセンスを入手して、バックアップを再試行します。
バックアップが、VxVM または VVR のいずれかのスナップショット方式とともに、インスタントリカバリに対して有効になっている場合、VxVM ミラーは適切に構成されないことがあります。 この場合、クライアント上の
/usr/openv/netbackup/logs/bppfi
ログ内に次のメッセージが表示されることがあります (詳細モードの値が高く設定されている場合)。13:43:39.095 [16375] <2> onlfi_vfms_logf: INF - Executing command: 13:43:39.095 [16375] <2> onlfi_vfms_logf: INF - /usr/sbin/vxprint -g rootdg -q -t -e 'assoc="pfi_concat"' </dev/null >/var/tmp/VfMSAA Arja4.F 2>/var/tmp/VfMSBAAsja4.F 13:43:39.215 [16375] <2> onlfi_vfms_logf: INF - pfi_find_snapdone: 0 SNAPDONE plexes found 13:43:39.215 [16375] <2> onlfi_vfms_logf: INF - Executing command: 13:43:39.215 [16375] <2> onlfi_vfms_logf: INF - /usr/sbin/vxassist -g rootdg snapprint pfi_concat </dev/null >/var/tmp/VfMSAAArja4.F 2>/var/tmp/VfMSBAAsja4.F 13:43:39.512 [16375] <2> onlfi_vfms_logf: INF - 0 active plexes for /rootdg/pfi_concat: 0 are PFI 0 non-PFI 13:43:39.512 [16375] <2> onlfi_vfms_logf: INF - pfi_find_active.3309: exiting with VXVM_E_SYS = 3 13:43:39.512 [16375] <2> onlfi_vfms_logf: INF - pfi_snapshot.3866: No PFI snapshot. err= 3
『NetBackup Snapshot Client 管理者ガイド』のインスタントリカバリに関する章の説明に従って、VxVM ミラーを構成します。
VxFS_Checkpoint スナップショット方式を使用する際、クライアントのファイルシステムで Storage Checkpoint 機能を使用したマウント可能なチェックポイントがサポートされていない場合、バックアップは失敗します。
/usr/openv/netbackup/logs/bpfis
ログ内に次のようなメッセージが表示されます。14:54:27.530 [23563] <32> onlfi_freeze_fim_fs: FTL - VfMS error 11; see following messages: 14:54:27.530 [23563] <32> onlfi_freeze_fim_fs: FTL - Fatal method error was reported 14:54:27.530 [23563] <32> onlfi_freeze_fim_fs: FTL - vfm_freeze: method: VxFS_Checkpoint, type: FIM, function: VxFS_Checkpoint_freeze 14:54:27.531 [23563] <32> onlfi_freeze_fim_fs: FTL - VfMS method error 2; see following message: 14:54:27.531 [23563] <32> onlfi_freeze_fim_fs: FTL - open_ckpt: Cannot open checkpoint on /mnt_vxvm/2G_concat : fsckpt_get_api_version returns 1; mountable checkpoints not supported with this version
次のいずれかを実行します。
マウント可能な VxFS Storage Checkpoint をサポートするバージョンにクライアントのファイルシステムをアップグレードします。
クライアントの現在のファイルシステムをサポートするスナップショット方式を使用してポリシーを構成します。
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