Veritas NetBackup™ 状態コードリファレンスガイド
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NetBackup の状態コード: 2000
説明: NetBackup のメディアおよびデバイスの選択コンポーネント (MDS) がバックアップに新しいテープボリュームを割り当てませんでした。このバックアップに利用可能なボリュームが、ストレージユニットのボリュームプール内に存在しません。NetBackup では、バックアップ中にストレージユニットが変更されません。
推奨処置: 次のように実行します。
NetBackup の[問題 (Problems)]レポートを確認して、メディアが存在しないストレージユニットを特定します。
ストレージユニットがロボットで、空のスロットが存在する場合は、ボリュームを追加し、適切なボリュームプールを指定します。空のスロットが存在しない場合は、一部のメディアを非ロボットドライブに移動し、新しいボリュームを追加します。利用可能なボリュームのトラッキングが困難な場合は、次のディレクトリにある available_media スクリプトを実行します。
UNIX の場合:
/usr/openv/netbackup/bin/goodies/available_media
Windows の場合:
install_path\NetBackup\bin\goodies\available_media.cmd
このスクリプトでは、ボリューム構成内のすべてのボリュームと、NetBackup に現在割り当てられているボリュームの情報が表示されます。
スクラッチボリュームプールを設定し、割り当てられていないテープを用意します。NetBackup で新しいテープが必要であり、利用可能なテープが現在のボリュームプールに存在しない場合、スクラッチプールからバックアップで使用されているボリュームプールに、テープが移動されます。
ストレージユニットおよびボリュームプールにメディアが存在する場合、次の内容を確認します。
ボリュームが凍結または一時停止されているかどうかを調べるには、NetBackup の[メディアリスト (Media Lists)]レポートを使います。その場合、bpmedia コマンドを実行して、ボリュームの凍結の解除または一時停止の解除を行います (必要な場合)。
ボリュームの期限が切れておらず、最大マウント数を超えていない。
デバイスの EMM データベースホスト名が適切である。EMM データベースホスト名を変更する場合、Media Manager device デーモン (UNIX サーバーの場合 ltid) または NetBackup Device Manager サービス (Windows サーバー) を停止し、再起動します。
NetBackup 構成で、適切なホストをストレージユニットに指定している。ホスト接続は、ドライブが接続されているサーバー (マスターサーバーまたはメディアサーバー) である必要があります。
メディアおよびデバイスの管理のボリューム構成でメディアが適切なボリュームプール内に存在する。また、割り当てられていないメディアまたは有効なメディアが要求された保持レベルで利用可能である。NetBackup の[メディアリスト (Media Lists)]レポートを使用して、すべてのボリュームの保持レベル、ボリュームプールおよび状態を表示します。NetBackup の[メディアの概略 (Media Summary)]レポートを使用して、適切な保持レベルで有効なボリュームを確認します。
bptm のデバッグログディレクトリを作成し、MDS VxUL ログ (OID 143) をデバッグレベル 2 に設定します。その後、操作を再試行します。
新しいストレージユニットを初めて使用する場合、マスターサーバー上の NetBackup を停止し、再起動します。デバッグレベル 2 の MDS の統合ログファイル (OID 143) では、通常、NetBackup のメディア選択プロセスが表示されます。
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